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公開学習会準備・宣伝、など

 本日(27日)午後、一週間後の8月3日(土)に開催する公開学習会「新たな労働分野の規制緩和を問う~『ブラック企業』の横行を許さないために~」の実現のために、資料づくりや、チラシを置かせてもらうお願い、などの、準備作業を行ないました。参院選での自民党勝利に勢いを得てか、24日には経団連が「今後の労働者派遣制度のあり方について」と題した提言を発表し、26日には『日経』が東京・大阪・愛知の三大都市圏などを国家戦略特区に指定して事前型の金銭解決制度や「ホワイトカラー・エグゼンプション」制度を導入することなどを政府が検討していることを報道するというように、まさに今規制緩和の動きが進みつつあること、またブラック企業と言うべきワールド(稲沢市)を相手に提訴したこと(19日)、などを盛り込んでの資料づくりが、皆の協力で、ほぼ完成しましたし、チラシを置かせてもらう依頼も、一定承諾してもらえました。

 その準備作業に参加した組合員と、新たに加わった組合員とを合わせて10人近くで、夕方、金山駅出口での宣伝行動を行ないました。土曜の夕方ということで、あまり仕事への行き帰りの労働者は往来しませんでしたが、それでものぼりを立て、マイクで宣伝しながらのチラシ配布をする私たちに、声をかけてくる方もいたりしました。チラシ配布やマイク宣伝も、上記のような内容や、ユニオンの紹介も盛り込んで行なったこともあって、関心も呼んだのではないかと思います。このような取り組みも今後も進めていければと思います。

  ユニオンも最近相談が増加し、多忙の日々を送っています。通常第四土曜日というと、争議交渉報告会と学習会とを行なうことが通例となっていましたが、今回は23日(火)に一宮地域交流会を行なったこともあって報告会は中止し、学習会は公開学習会の実現のための上記の取り組みに変えました。しかし、一宮地域交流会は盛会で、31日のこれもブラック企業と言うべきベストマンの人証尋問(一宮裁判所)への多数の傍聴支援を実現するステップにもなったそうで、三河も尾張に負けずにがんばらねばなりません。また、上記の取り組みも、同じように、ユニオンの団結も強化する意味ももったと思います。安倍政権の労働分野の規制緩和をめざす動きと、ユニオンが取り組む多くの事案に示される労働者へのしわ寄せとが、どうつながり、それにどう対していくのか、3日の公開学習会を多くの労働者や市民の方とともに成功させたりしながら、考え、取り組んでいきたいと思います。ぜひご参加ください。

<追記(8月1日)>『週刊金曜日』の最新号(7月26日号・953号)の「市民運動案内板」にも掲載していただきました。ご参加を!


三河支部日本人部会・学習会を開催

 本日(20日)夜、豊橋・大清水駅前さろんにて、三河支部日本人部会・学習会を開催しました。

 まず最初に、部会らしく、昨日名古屋地裁に未払い残業代の支払いを求めて提訴したワールド分会の取り組みについて確認しました。記者会見には多数の報道機関からの出席があり、中日新聞や中京テレビなどで報道していただきましたが、異常な長時間労働や、組合に入って労働条件の改善を訴えたら解雇しようとしてきたとか、解雇撤回後の対応のおかしさなど、会社のブラックぶり全体を問題にしていく必要さについても話になりました。また、ブラジル人労働者の問題に関する取り組みについても確認しました。

 次に学習会を始めました。規制改革会議で打ち出された労働分野の規制緩和にかかわる問題を採りあげましたが、限定正社員など、一見良いようで、しかし大きな問題がありそうで、けれど、いろいろわからないところもあるという話になりました。たとえば限定正社員とジョブ型正社員の違いとか、非正規労働者の減少につながるのかとか、「歯止め」・労働組合の対応はどうなのか、とか、いろいろな疑問も出たのですが、ちょうど明日投票の参院選でも争点になっている中で、今後とも、取り組んでいく必要があります。まずは、8月3日の公開学習会にも、学びつつ、取り組んでいくことも確認しました。

 次回は8月31日(土)です。参院選後、動きは本格化しそうですが、地道に取り組んでいきましょう。

 

 


トゥエンティーファースト男女差別賃金裁判、開かれる

 昨日(16日)午後、トゥエンティ―ファースト男女差別賃金裁判が、名古屋地裁岡崎支部で開かれ、原告や支援の組合員が集まりました。ここでは、この間の和解協議の中で示されてきた和解案では納得できないとの意向のために和解は最終的に成立せず、裁判を継続していくことになりました。

 次回は9月2日(月)15時から行なわれます。ちょうど、アンデン・トゥエンティーファーストを相手にした直接雇用を求める裁判での最後の人証尋問が13時30分から開かれ、その後になります。直接雇用を求める裁判は、8月19日(月)とこの9月2日、今度は会社側証人の尋問が行われ、これで人証尋問も終わります。いずれの裁判も、大詰めを迎えています。勝利をめざして、今後もがんばっていきましょう。ご支援、よろしくお願いします。


三河支部会議を開催

 本日(14日)午前、岡崎げんき館にて、三河支部会議を開催しました。今回は新たに案件を抱えた方も参加し、その対処も兼ねて事務局長も参加するというように、三河での「争議交渉報告会」の趣もありました。当該の方も、家族を抱えながら職場での問題に苦慮している悩みを率直に話されていましたが、皆との交流をつうじて、組合として支えていくようにしていければと思いました。また、ブラジル人組合員も参加していましたが、ブラジルで労働組合がゼネストを行なっているとの話も出て、日本での労働組合の運動もいろいろな問題はあるけれど、連帯しつつがんばっていこうという気にもさせられました。

 次回は9月1日(日)午前10時から、同じ岡崎げんき館にて行ないます。三河地方の方、その他の地方の方、いずれも歓迎いたします。厳しさもある状況の中、支えあいつつユニオン活動を進めていきましょう。

 

 


労働分野の規制緩和を問う8/3公開学習会を成功させよう

 私たちは来たる8月3日(土)午後1時30分より午後4時頃まで、名古屋市女性会館にて、「新たな労働分野の規制緩和を問う~『ブラック企業』の横行を許さないために~」と題して、労働法の研究者である和田肇名古屋大学大学院法学研究科教授をお招きして、公開学習会を行ないます。多くの皆さんのご参加により、成功させましょう。

 参院選でも焦点になっている労働分野の規制緩和の動き。しかし、本日(14日)の『朝日』の「政治断簡」というコーナーでの、松下秀雄論説委員による「非正社員と政治、どうつなぐ?」との文の中で書かれているように、「労働規制の問題は難解で、どんな効果を生むか見通しにくい。貧困はわかりやすいが、本当に困っている人は戦う余裕がない」のも事実としてあります。しかし、昨日の『朝日』の「公約を問う 9 雇用・中小企業」によれば、6月14日に開かれた都内での雇用をめぐる討論会で、政府の規制改革会議で雇用ワーキンググループの座長をつとめる鶴光太郎・慶応大院教授が、労働組合幹部らに、「関係ない仕事までさせられる正社員は良い働き方か。奴隷的ではないのか」と「顔を紅潮させ反論した」そうですが、労働規制の緩和は、「奴隷的」にブラック企業化した企業で働かされている正社員(労組)にとっても切実な問題であるけれど、その背後に隠されている真実は、議論が飛び交う中で、なかなか見えなくされているようでもあります。「難解」な中の真実を、参院選の結果が出た後ではありますが、私たちは労働者としてつかみ、今後の取り組みに生かしていきましょう。

 前置きが長くなりましたが、以下、作成したチラシから引用します。(ちなみに、一週間前の27日(土)午後2時から、資料作成などの準備をします。皆で協力して成功させましょう)

 アベノミクスの「新たな成長戦略」で、労働分野の規制緩和が目論まれています。「限定正社員」「解雇の賃金解決」「労働者派遣制度の拡大」「ホワイトカラーエグゼンプション」の導入などは、労働者に何をもたらすでしょうか。

 一方、非正規雇用労働者の増大、「ブラック企業」と称される長時間労働・サービス残業を強制する企業の横行が注目されています。

 今回の公開学習会では、労働の現場で現在進行している事態と、政策・労働行政との関連性を正確に理解し、労働者の権利と生活を守るために、今なにをすべきか、を学習します。

 労働者・市民の皆さん、是非ご参加ください。

 和田肇さんのプロフィール

 1954年生まれ、1978年東京大学法学部卒業、1982年名古屋大学法学部助教授、現在・名古屋大学大学院法学研究科教授

 反貧困ネットなごや共同代表、日本労働法学会代表理事

 (和田さんからの一言)

 アベノミクスの雇用改革は、再び雇用破壊を招きます。その点を具体的に話すつもりです。これからの運動に役立てて下さい。

 日時 8月3日(土)午後1時開場 午後1時30分開始

 場所 名古屋市女性会館 1階 第一集会室 地下鉄名城線東別院駅下車 東へ徒歩3分

 講師 和田 肇さん(名古屋大学大学院教授)

 参加費(資料代) 組合員・賛助会員 無料 一般参加 500円

 


『ふれあい通信』作成・第3回運営委員会を開催

 本日(13日)午後、ほぼ毎月1回定期発行している『ふれあい通信』の作成作業を行ないました。その前に案件の打ち合わせをしていた組合員なども含めて、いつもより厚めの冊子を封筒詰めするなどの作業を行ないましたが、人数が10名近くいたので、何とか手際よく作業を進めることができました。受け取った皆さん、ぜひじっくりご覧ください。

 夜は第3回の運営委員会を行ないました。最近は相談・交渉も増え、事務局なども多忙になってきていますが、それに加えて、公開学習会などの対外的な取り組みも予定しています。その多忙な中で、今月は争議交渉報告会を中止したり、ユニオン学習会を今回は公開学習会の準備に変えたり、次回の運営委員会の開催日もいつもと変えるなどの定期活動の変更なども決めました。また、裁判の支援活動なども確認しました。詳細はホームページの活動スケジュールなどに掲載していきますので、ご覧ください。そして、積極的な参加、よろしくお願いします。