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アンデン・トゥエンティファースト裁判、第3回人証尋問

 一昨日(19日)午後、名古屋地裁岡崎支部にて、アンデン・トゥエンティファースト裁判の第3回人証尋問が行われました。今回はこれまでの原告側証人に代わり、「請負会社」トゥエンティファーストのA取締役とT担当者が被告側証人として尋問を受けました。証人は指揮命令を独自にやってきたと、偽装請負の疑いを否定しようとしましたが、原告側弁護団の反対尋問で、カンバンを活用したりアンデン社員と混在して働いたりした際にアンデンからの指揮命令がなされていたのではないか、と問われると、わからないとも証言し、偽装請負の実態を否定しきるには至らない印象でした。また、傍聴支援でも、被告側からも多く参加していましたが、それ以上に原告側は、原告を含むブラジル人組合員と日本人組合員が同人数ずつ、合わせて10数名参加し、原告を支える姿勢を示すことができました。
 
 
 
 次回は9月2日(月)、13時30分から第4回人証尋問が行われ、アンデンからM工場長が被告側証人として尋問を受けます。また、15時からは、このアンデンへの直接雇用を求める裁判とともに行なってきた、男女賃金差別を問う裁判が開かれます。昨日(20日)厚労省の研究会が1人当たりの派遣期間の上限を26業務も含め3年とし、派遣先の企業が労使で合意すれば人を変えて派遣労働を活用できるようにする、という、派遣先企業がこれまで以上につごう良く派遣・(請負)労働者を使い捨てていくように思える最終報告案を出しましたが、こういう「規制緩和」の動きに対しての派遣・請負労働者の闘いの一翼をも担っているのがこの裁判であり、そしてこの裁判も、大詰めに来ています。皆さんのご支援を、引き続きよろしくお願いします。