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三河忘年会・『ふれあい通信』など

 12月28日(土)午後5時より、岡崎市東部地域交流センターむらさきかんにて、三河忘年会を開催しました。三河支部主催で企画し、外国人組合員を中心に、ユニオンみえの10名規模の仲間や、愛知ユニオンの石川翼さん(安城市議でもある)やジャーナリストの安田浩一さんや家族・知人を含め、60名規模で賑やかに行ないました。


 午後1時、事前に集まった組合員らは、調理室で調理を和気あいあいと作り始め、また活動室では会場の設営を行ない始めました。そして、手作り料理を盛りだくさんに作り終え、また差し入れも集まってきた午後4時過ぎから、ビンゴを開始して楽しみました。


 そして準備が整い、参加者も集まった午後5時から、忘年会の本番を開始しました。三河支部長のあいさつを初めとして、ユニオンみえ広岡委員長・鶴丸委員長・市川翼さんがそれぞれあいさつした後、分会や、裁判闘争中の仲間からの発言が続きました。こうして互いの取り組みの現状を確認し、団結を固めた後は、飲食をしながら、歌の披露(爆笑を誘う演出も凝らしたブラジル人の仲間もいましたが)も受けながら、交流を深めました。途中で駆けつけた安田浩一さんからの外国人差別を許さないという力強い発言に励まされたり、外国人分会や賛助会員の方の訴えや、年明けの11日に行なう外国人問題の学習会の参加呼びかけなども交えたりしながら、楽しい時を過ごしました。あっという間に時間が過ぎ、片付けも大変ながらも皆の協力で何とか終えて(少し時間をオーバーしたりなどして会館の方にご迷惑をおかけしましたが)午後9時過ぎに終了しました。皆さん、お疲れ様でした。


 そして『ふれあい通信』も、新年付けの最新号が、皆さんに届いた頃かと思います。このかん、製本・発送準備作業を平日に行なう号が重なり、少人数での作業は大変だったと思いますが、今回も新年に間に合いました。大切な作業ですので、手の空く方は、積極的に参加していただければ幸いです。次回は来年の1月25日(土)ですが、土曜日とはいえ、東海ネットの交流会議とも重なっており、人数も少なくなりそうなので、よろしくお願いします。東海ネットも、『ふれあい通信』の今号で紹介されているように、12月16日に当ユニオンの事務所で「ビジネスと人権」学習会を行ないましたが、そこで学んだ、2011年に国連人権理事会が承認した「ビジネスと人権に関する指導原則」の活用に関して、この交流会議でも検討する予定です。というわけで、この交流会議も重要ですので、この交流会議も併せ、参加をよろしくお願いします。


  ところでユニオン事務所はこの日の午前10時から大掃除を行ない、また事務所の窓の表示を新たにきれいな見やすいものに改めました。これで事務所の今年の業務も終了で、翌日から来年の1月5日までお休みです。皆さん、良いお年を。来年はもっといい年にしたいものですね。

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ヒサダ裁判

 当ユニオンのヒサダ分会(安城市)は、今年、ブラジル人労働者が賃金などの労働条件の改善を求めて結成したのですが、会社側は不当労働行為を繰り返しています。そして、H組合員に対して雇い止めを強行してきました。会社側はH組合員の職場での態度が悪いという職場の同僚の「証言」なるものを作りあげ、これをタテにこの雇い止めを正当化しているのです。H組合員は分会・そしてユニオン全体に支えられつつ、10月16日、地位保全仮処分を提訴しました。こうして、当ユニオンはヒサダ裁判闘争を開始しています。


 12月24日(火)午後3時半より、名古屋地裁岡崎支部にて、当初11月28日に予定されていましたが延期となっていた第一回裁判(審尋)が行われました。H組合員と、支援のため他の分会員らが裁判所に集まり、弁護士と共に、審尋に取り組みました。次回は2月6日(木)午後3時から行なわれます。会社側の不当な組合攻撃への反撃の取り組み、そして、さまざまな要求の実現をめざす取り組みに対して、皆さんの支援を、よろしくお願いします。

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ユニオン忘年会を開催

 12月21日(土)午後6時より、ユニオン事務所近くの那古野コミュニティセンターにて、ユニオン忘年会を開催しました。組合員・賛助会員・東海ネットでともに奮闘している方々など、20数名が参加して、楽しく行なうことができました。


 自前で用意した食材による手作り料理を基本にした食事・飲み物をいただきながらの歓談の合間に、意外な才能を発揮する運営委員の出し物や、全員参加のゲームも交え、また今年参加した組合員などの、参加者の一言も述べ合ったりもして、楽しみながら、また交流も深めました。最初と最後に、三役からのあいさつがあり、今年をふりかえり、また来年を控えての決意も、改めてかみしめることもできました。


 今回は参加者が皆で協力して実現するという姿勢が特に強く、手作り感もあって、ユニオンらしい忘年会で良かったのではないでしょうか。お疲れ様でした。28日には三河忘年会も引き続き行います(準備が午後1時から、本番が午後5時から、岡崎市東部地域交流センター むらさき館 にて)。これも準備を皆で行なう手作り忘年会で、人数も多く、賑やかにできそうです。参加予定の皆さん、よろしくお願いします。

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三河支部会議・反貧困シンポジウム・第8回運営委員会

 12月14日(土)午後1時より、岡崎げんき館にて、三河支部会議を開催しました。会場の都合で通常と異なる曜日・時間となりましたが、新たに結成された分会の仲間も含む30名規模の参加で、活発に行なうことができました。会議では、雇い止め・不当労働行為や差別賃金・労災など種々の問題に対して団交や裁判を取り組んでいるヒサダ分会、差別賃金問題で交渉が膠着している浅賀井製作所分会、同様に差別賃金問題に取り組み始めている碧海工機分会、新たに結成された複数の分会など、ブラジル人が奮闘する各分会や、個人の、取り組みの紹介・交流が中心となりました。また、こういう取り組みの苦労の中で、年末に楽しんで交流しようと企画している忘年会についても確認しました。次回は年明けの1月26日(日)で、また午後1時からという変則的な時間になりますが、参加をよろしくお願いします。


 また、午後2時からは、当ユニオンも協力しているブラックバイト弁護団対策弁護団あいちが主催したシンポジウム「反貧困運動の課題を考えるー雇用と社会保障の未来」が、愛知大学名古屋キャンパスで開かれ、当ユニオンからも10名には届きませんでしたが参加しました。パネラーとして、稲葉剛さん(一般社団法人 つくろい東京ファンド代表理事)・竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)・藤田孝典さん(NPOホットプラス代表理事)・大内裕和さん(中京大学教授)という著名な方々が登壇し、貧困問題にそれぞれの立場で関わってこられた体験と考察に基づいての報告と対談が行われました。会場からの意見も時折に交えつつ議論は進みましたが、「派遣村」から10年余りの現在、雇用と社会保障に関して政府の政策が厳しい中、政府への向き合い方も考えつつ、また複雑な現実を解きほぐす考察も深めつつ、地道に活動してきたり発言したり関心を持ったりしている参加者が、現時点を踏まえつつ次の取り組みに向かっていくために、いろいろと考えさせられた、良いシンポジウムになりました。


 午後5時半過ぎに終わって、最後まで参加した運営委員が急いでユニオン事務所に戻り、午後6時から開催される予定だった運営委員会は、上記の三河支部会議から参加した運営委員、その他の事情もあった運営委員もおり、開始はやや遅れましたが、無事開催しました。今回は、4月に開催する(まだ会場・期日が確定できていませんがお待ちください)定期大会を展望し、日々の取り組み、組合の強化の取り組みを重ね、また年末の忘年会に直面しているという中での運営委員会で、分会・個人それぞれの奮闘を基礎にして、さまざまな取り組みを今後もがんばっていくことの確認が中心になりました。


 多忙な一日、皆さんお疲れ様でした。あわただしく妙な気候の年末ですが、来年はもっと良い年にしましょう。


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労働法制改悪反対実行委員会会議・ハラスメント勉強会

 12月3日(火)午後6時半より、労働法制改悪反対実行委員会主催の、「ハラスメントに関するILO条約勉強会」が、名古屋法律事務所で開かれ,20名規模の参加者で盛況でした。労働法制改悪反対実行委員会は、東海労働弁護団・愛労連・コミュニティユニオン東海ネットワークなどが参加していますが、今回は6月にILO(国際労働機関)が採択したハラスメント禁止条約について学ぼうという趣旨で勉強会を開催しました。東海ネットの事務局を担う当ユニオンからも、賛助会員を含め、10名には届かずとも多くの参加で臨みました。


 勉強会に先立ち実行委員会会議を午後6時から行ないましたが、そこでは公立学校への一年単位の変形労働時間制導入に反対する集会の報告(11月24日・東京)や、パワハラ指針案へのパブリックコメント(12月20日締切)の紹介と緊急集会(12月10日・東京)の呼びかけがされ、来年4月に開始されるのに伴い各自治体で条例が制定されつつある会計年度職員制度についても話題になりました。そして、これらの動きに対応する取組みを今後も進めること、次回の会議の日程も確認しました。


 そして午後6時半から、福井悦子弁護士(名古屋第一法律事務所)を講師としての勉強会を行ないました。講演内容は興味深かったのですが、難しく、うまくまとめられるか不安もありますが、何とかやってみます。


 講演ではまず、世界的にハラスメントが横行している(特にセクハラ)実態が紹介されました。そして、ハラスメント禁止条約の内容が紹介されました。ILO総会で圧倒的多数で採択されたにもかかわらず、日本は経団連が棄権したそうですが、確かに内容は、暴力・ハラスメントの定義も、保護の対象も幅広く、雇用主に対しては被害防止の適切な措置を義務づけ、ハラスメントが発生した場合は制裁規定を設け、批准する国は条約に沿った国内法の整備を必要とする、など、暴力・ハラスメントを法的に厳しく禁止するもので、日本は現時点では批准していないのです。


 それに比べ、日本で5月に施行されたパワハラ防止関連法は、パワハラの定義は条約に比べ狭すぎ、相談に応じ適切に対応するための体制整備や、その他の雇用管理上必要な措置をとることを義務としたものの、パワハラの罰則はない、などの内容で、条約を批准するとなれば、法改正が必要、というものだとのことです。そして、条約の批准にはハードルが高そうだが、運動を強めていく必要があると訴えました。


 講演の骨子は以上ですが、その後の質疑応答も含め、ハラスメントに対する闘いの困難さについていろいろ紹介されていたのも印象的でした。被害者は会社を辞める覚悟をしないと声をあげることができなくなっているし、裁判になっても、加害者が否定したりして事実認定もなかなか難しいとか、精神疾患に陥ったとしても因果関係がなかなか証明できないとか、安全配慮義務違反で損害賠償を請求しても、若干の慰謝料程度だとか、いろいろな問題点が指摘されました。また、現在厚労省が素案として出している、パワハラ防止のために事業主が雇用管理上講ずべき措置義務の内容について定める指針も、実効性が全くないとの話も出ました。しかしまた、労働組合が団体交渉で成果をかちとることも可能でがんばってほしいとの励ましの意見も出ました。


 いろいろ困難もありますが、ユニオンでもハラスメントの相談や交渉が増えてきており、ハラスメントとの闘いは今後とも重要な課題です。今後とも学び、連帯を強めながら、がんばっていこうと決意を新たにした勉強会でした。


 



 

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