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第3回組織強化会議&第2回予算委員会

 26日(水)午後6時半より、ユニオン事務所にて、第3回組織強化会議&第2回予算委員会を開催しました。平日夜ということもあってか、参加者は10人には届きませんでしたが、内容豊富な会議ができました。


 まず組織強化会議では、今回は次世代・担い手の育成、運営体制の整理と構築、その他、について議論しました。まず、ユニオンを継続的に運営していくには、ユニオンの世代交代や、ユニオンの中心的な担い手の育成が課題となりますが、そう簡単な話でもなく、また、当ユニオンに限らず、種々の団体でも課題になっています。そうした団体の対応にも学んだり、組合員の得意な面をユニオン活動に生かせるようにする工夫をしたり、など、さまざまな意見が出ました。また、運営体制については、ユニオンの専従者の活動量が大きかったり、負担が偏っていたり、などの現状を打開していくために、専従者同士の活動の分担の見直しや、他の組合員でも担える活動は任せるなどして、工夫していくことなどを話し合いました。また、その他については、ユニオンの収入増の工夫とか、会社の労働環境改善のための交渉の工夫とか、ユニオンの近い将来像も見据えての組織づくりとかの諸点について、話し合いました。


 組織強化会議で豊富な議論となったため、予算委員会の方は、時間の関係もあり議論はできず、今年度の決算についての暫定的な算出の現状確認や、次年度予算を決めるための、各分野で出された予算提案書の内容確認とを簡単に行なったにとどまりましたが、これまでの議論に踏まえ、また、すでに分担した定期大会の議案づくりも進めたうえで、来月7日の運営委員会での確認を経て、14日・15日の大会準備会議で議論を集中的に行ない、定期大会に提案する内容を確定していきます。こうした議論の過程に、組合員の皆さんの意見を、どんどん生かしていくように、皆で議論を深めていきましょう。

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映画観賞会・豊橋学習会を開催

 2月22日(土)午後2時より、ユニオン事務所にて、映画鑑賞会を開催しました。今回は土屋トカチ監督『フツーの仕事がしたい』を鑑賞し、10名規模の参加で、感想会でも活発に意見が出ました。


  2008年に公開されたこの映画は、オール歩合制で月552時間もの長時間労働を行なっていたパラセメント運転手の主人公が、労働組合「連帯ユニオン」(今弾圧を受けている「関西生コン支部」も属する)に加入したが、「退職願」提出を強要し、母親の葬式にまで押しかけ暴力を振るう会社に対し、元請け会社への交渉や抗議行動も含めた闘いを進め、その渦中で難病で入院せざるを得なくなったが、労組の闘いは荷主への抗議行動まで進み(そこでこの映画で使われている映像を荷主の住友大阪セメント前で上映もした)、ついに設立された新会社での雇用をかちとるまでの過程を描いています。その中で主人公が「フツーの仕事がしたい」と思いを語る場面が題名に採りあげられ、また主人公と同じ年の監督自身も解雇をめぐってユニオンに加入して闘った経験をふまえての共感を抱きながらの撮影であるとの表白も織り込まれており、全体として労働組合で闘う意義も強調されています。


 参加者はすでに見たことのある人も多かったのですが、上映後、お菓子や飲み物をいただきながらの感想会では、自分自身の労働や、ユニオンに参加し活動している中で感じたことと重なったりとか、ユニオンで直接対応している会社だけでなくその上にいる会社へも闘いを広げていく必要を感じていることと重なったとか、愛知ではトヨタ自動車が大きな影響力を持っていることについてとか、いろいろな感想が次々に出されました。そして、今後、協力している団体の主催で、関西生コン支部に関しては、支援しているジャーナリストの安田浩一さんをお招きした講演会が3月7日(土)に予定されていることや、土屋トカチ監督の新作『アリ地獄天国』上映会が3月28日(土)に予定されていることも紹介され、午後4時半過ぎに終了しました。

 

 次いで午後6時半からは、豊橋カリオンビルにて、豊橋学習会を行ないました。今回は、参加者の現状の確認と、昨日の浅賀井製作所裁判提訴や最低賃金引上げ宣伝行動の紹介と、その意味を最近の労働者の現状や春闘と関連させて確認することを主な内容として行ないました。それぞれ、賃金や、労働者間の競争や、雇い止めなど、いろいろな問題に直面しながらも、がんばっていくことを確認できて、良い学習会でした。次回は定期大会の間近ですが、4月11日(土)午後6時半から、豊橋カリオンビルで行なう予定です。



 いずれの催しも、並行して岡崎げんき館で、次回のヒサダ裁判への取り組みの準備も進めていたため、参加者はそれだけ少なくなりましたが、いずれの取り組みも重要な、意義あるものとなりました。今後もがんばりましょう。お疲れ様でした。








 



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ブラジル人分会員が提訴・ユニオン全国同時アクション

 2月21日(金)午後2時、自動車部品を製造する浅賀井製作所(安城市)分会の5名のブラジル人組合員が、非正規労働者として長年、日本人正社員と同様の仕事をしてきたにもかかわらず、基本給も賞与もかけ離れていることに対し、時効にならない2016年10月から3年間の差額分の損害賠償を求め、名古屋地裁で提訴をしました。中谷雄二(名古屋共同法律事務所)・村田浩治(堺総合法律事務所)・仲松大樹(みずほのまち法律事務所)弁護士と支援の組合員とともに、訴状提出後、司法記者クラブにて記者会見を行ない、午後3時に終了しました。


 記者会見には朝日・読売・毎日・中日・日経・共同のマスコミ各社が参加しました。訴状を配布した後、原告の分会員と弁護士、三河支部長が、提訴に至った事情説明と、訴えの趣旨を述べました。そこでは、以下の点が明らかにされました。すなわち、原告5名は10年ほどから20年ほどの長期にわたり雇用され、経験豊富で日本人と同じかそれ以上の能力を持っているにもかかわらず、日本人のように正社員になることもできず、1名は準社員どまりで他は契約社員として契約更新を続けてきました。そして一昨年、有期雇用労働者と正社員の不合理な待遇差を認めないとした一昨年の最高裁判例が出されたのを受けて、ユニオンで団交を行なってきたのですが、会社は通勤手当の支給や、無期雇用への転換は認めたものの、正社員との賃金差別は認めず、是正の姿勢を見せませんでした。しかし、準社員の1名は日本語も堪能で会社の3分の1を占める外国人労働者(ほとんどが契約社員)が勤務するうえで不可欠な役割を果たし、他の4名も、日本人と混在して同じか、それ以上のプレス作業をこなしているにもかかわらず、正社員は日本人だけ、外国人はほぼ契約社員というように、別枠扱いにされ、賃金も格段の差があろばかりか、その差も、昇給もほとんどないので開くばかり、となっています。これは、労働契約法20条違反であるばかりか、むしろ、国籍による差別を禁じた労働基準法3条にさえ違反する重大な賃金差別をもたらしているので、この不法行為に基づく損害賠償請求を行なうこととした、このような国籍による賃金差別を問う裁判は、過去前例がほとんどないような、画期的な裁判だ、としました。


 この説明を受けて、記者からは次々と質問が出され、活発な質疑応答となりました。記者の方々の理解も得られ、意義ある記者会見となりました。


 そして午後6時からは、事務所に近い、名駅前で、全国ネットの呼びかけるユニオン全国同時アクションの一翼を担い、宣伝行動を行ないました。このアクションは、「残業しなくても生活できる賃金を! 最低賃金今すぐ全国どこでも時給1000円に! そして時給1500円をめざそう!」というスローガンで取り組んだのですが、私たちは10名規模で、「生活できる賃金を! 最低賃金どこでも1500円に!」と記した新調の横断幕と当ユニオンののぼりを掲げ、最低賃金引き上げを訴えた全国統一チラシに、当ユニオンの広報担当者会議(18日にも開催)に参加した組合員の奮闘を基に作成した当ユニオンを紹介したリーフレットを挟んで配布しつつ、マイクでの宣伝をかわるがわる行ないました。宣伝では、最低賃金引き上げの必要性、否定的な意見への反論、非正規春闘の一環としてのこの取り組みを含め、低迷する春闘の再興の必要性、近くにビルがある某社での労働体験に基づいた発言など、さまざま、個性と創意に富んだ発言が続きました、配布物の受け取りも良く、通行人の中で、反応したり、受け取ったりする人も比較的多く、参加者と会話する人も出てきたりもしました。1時間の宣伝行動でしたが、これも有意義な取り組みでした。


 両者とも、当ユニオンとしての、春闘でもあります。とはいえ、春だけでなく、今後闘い続けなければなりません。15日(土)に行なった『ふれあい通信』の製本・発送準備作業は、やや少なめの人数でしたが、この不可欠な作業で毎月組合員の皆さんに届くこの『ふれあい通信』での報道や、その他さまざまな手段で情報発信を、組合内外で行ないつつ、闘いを広く強くしていきましょう。そのために、組合員は団結の力を発揮して、がんばりましょう。


 

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パワハラ問題学習会に参加

 2月9日(日)午後1時半より、名古屋市のイーブルなごやにて、主催:女性ユニオン名古屋、共催:ユニオンみえ・名古屋ふれあいユニオン・ユニオンと連帯する市民の会 で、いじめ・メンタルヘルス労働者支援センター代表 千葉茂さんを講師にお招きして、学習会「パワハラ防止法をユニオン活動にどう活かすか」を行ないました。主催は東海ネットに加盟する各団体であり、千葉さんも全国交流集会でもお世話になる全国ネットの運動の先輩です。当ユニオンの組合員・賛助会員が10名近く参加したほか、会場いっぱいの参加者で、賑やかに行なうことができました。


 講演は、1時間半ほどで、「職場のハラスメントについて」を副題にして行なわれました。パワハラ防止法に対する評価の問題もあり、どう活かすか、という観点にこだわらずに、ハラスメントについて話したいという趣旨でした。実際、ハラスメント全般について、しかもユニオン活動と関連づけて話していただきました。


 最初にイントロダクションとして、職場のハラスメント(いじめ)とは、についての説明でした。まずパワハラが、労働者の尊厳を否定されることであり、それを会社の側から“調整”しようとするのが防止法であり、包括的禁止になっていない、としました。そして、使用者はパワハラでないところで働くようにする安全配慮義務がある、としました。


 次にパワハラ防止法をめぐって、個人の指導上の行き過ぎの問題ととらえ、企業の措置義務という形をとったにとどまり、人権・労働問題とみなす労働者側には活用しにくい、との評価をしました。そのうえで、職場のいじめ問題がクローズアップされるまでの経緯を紹介しました。90年代に入ってから、モラルハラスメントとの言葉がヨーロッパで使われ、精神的健康を傷つけることが問題化され始め、日本でも2000年代になって精神的苦痛を与える行為を問題とし、トップマネージメントの責務とされ始めたが、「働き方改革実行計画」の実現をめぐる議論の中で、要件が厳しくなり、「精神的」苦痛も削除される方向で「パワハラ防止法」が成立したとのことでした。そのためこの法は、パワハラか否かの線引きの話になり、パワハラ行為への罰則規定もなく、防止の実効性は確保されない、とし、法律違反かどうかだけでなく、正義か否か、不当か否か、を問うユニオンの出番だ、としました。そのうえで、法成立に付帯決議を採択させた世論の力で、昨年6月のILO条約採択に政府を賛成させた、とし、しかしこの条約の批准には法改正が必要となる、として、本当の労働者の保護法を、と呼びかけました。そして、労働契約法では労使間の労働契約に関するルールを明確化したもので、契約内容は実際には力関係で決められるので、就業規則にパワハラについて明記したり、安全配慮義務規定を活用したりが可能だとしさせるべきました。


 そのうえで、労働者の職場環境について、まず会社がストレスを作っていることを明らかにしたうえで、人間を評価し、コミュニケーションを実現するのではなく、個別分断化を進め、声を挙げられないように被害者を追い込み、人格権を侵害し、労働法違反が進んでいる。労働相談を受ける側さえ深刻な状況になっているほどだ、としました。そしてパワハラを取り巻く情勢について、職場のいじめの実態をふまえ、早期に発見し対応する必要がある、実態としては、加害者・被害者・観衆(同調者)・傍観者という構造があり、人間関係がバラバラにされる。こうした実態は世界的傾向でもあり、何とかしようと捉える人が必要、としました。


 そこでどう対応するかについては、じわじわと劣化する職場環境に声を挙げないといけない、労働者はそれができるし、逃げて環境を変える手段もある、ユニオンは環境改善の役割を果たす必要があるし、パワハラ問題は予防・早期対応(まず具体的に、その後法の活用)・相談へのユニオンとしての取り組みが大事、とし、労働者は職場を治療し人間関係という最大の労働条件を実現しようと呼びかけて、講演を終わりました。


 休憩後、参加者の質疑応答・感想に移りました。法の活用の方途を探る意見、多くは確信犯である企業に対しては強く出るべきとの意見、日本のパワハラは理解できないとのボリビア人の意見、孤立化が職場だけでなく市民生活に広がっているとの意見、職場では自分も巻き込まれ悩んでいるという意見、人間関係づくりの方法を学ぼうとの意見、いじめは悪質化しているとの意見、自殺者が減ったというのはトリックで、実際は減っていないし、表面化したり、労災認定は、ほんの一部との意見、若者は仕事で苦労しており、SNSで労働組合を知らせていこうとの若者の意見・・などなど、意見は次々に出て、閉会時間が来てしまいました。千葉さん、参加した皆さん、ありがとうございました。お疲れ様でした。

 


 

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ユニオン学習会・第10回運営委員会など

 2月8日(土)午後1時より、ユニオン事務所にて、ユニオン学習会を行ないました。「20春闘について」をテーマにしましたが、分会からも含め、10名を超える参加者でした。


 最初に春闘とは何か、20春闘の現状はどうか、について、新聞記事を参照しながら検討しました。戦後早く、50年代に始まった春闘は、労働者にとって切実な賃金引き上げを要求した、労働組合の統一と団結の力を発揮する、労働組合の重要な闘いですが、残念ながら、全体としては、経営側の「横並びは悪だ」との姿勢に屈して、産業別、さらに企業別にばらばらで、企業に貢献したと見なされた一部のエリート労働者ばかり優遇するわずかな賃上げをめざして相互に組合員同士を競争させるような、組合員にとって縁遠い「闘い」になる傾向が強まってきてしまっているのではないかというような、現状についての意見も出ました。その中で私たちのユニオンは、全国ネットの呼びかける全国統一最賃行動を、「非正規春闘」の一環として2月21日(土)に取り組むことにしていますが、最賃だけでなく、また非正規労働者だけでなく、職場分会を中心に春闘を各職場で取り組もうという、意気込みで、がんばっていこうという意見も出て、実際にこのかん賃上げ要求を出して交渉を重ねてきた分会の事例の検討も行ないました。次の職場分会の打ち合わせの時間が迫り、議論は中途になってしまい、残念でしたが、活発な議論にもなり、実際の取り組みにもつながる、元気の出る学習会になりました。


 職場分会の打ち合わせも活発に行なった後、午後6時から、第10回運営委員会を行ないました。職場分会の打ち合わせに参加した分会の組合員も傍聴参加してくれた中、4月の定期大会の準備についての確認が中心になり、早めに終わりました。とはいえ、運営委員会後も、職場分会の打ち合わせや、大会に向けた運営委員の各担当の打ち合わせなども重なり、忙しくはありましたが、元気の出る一日となりました。


 労働組合の現状は容易でなく、ユニオンの取り組みもまだまだ試行錯誤もありますが、温故知新と若い新鮮な発想も生かして、がんばっていきましょう。


 

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ヒサダ裁判

 2月6日(木)午後3時より、名古屋地裁岡崎支部にて、ヒサダ裁判が開かれました。原告側からは、分会組合員Hさんをはじめ、代理人の塚田弁護士、お願いした通訳の方が出席し、さらに傍聴支援のために、三河支部の組合員数名と鶴丸委員長が参加しました。この裁判は、Hさんの雇い止めをめぐり、地位保全・賃金仮払いを求める裁判なのですが、今回は、被告の会社側が雇い止めの理由として「職場環境を害する粗暴な言動」があったとし、それを立証するとして従業員の証言を集めてきているが、それは単なる口実でしかないと反論する書面を提出したうえでの、前回に続く第二回審尋という手続きを行ないました。裁判官は双方の意見を聞きながら裁判を進め、次回は、原告としてはHさんの賃金仮払いの必要性に関する文書をさらに提出し、そのうえで、3月16日(月)午後3時から行なうことになりました。


 Hさんも裁判を粘り強く闘い、塚田弁護士も奮闘されています。ヒサダ分会、三河支部、そしてユニオン全体で、協力しながら、今後もがんばっていきましょう。


 

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第2回組織強化会議&第1回予算委員会

 2月3日(月)午後6時半より、ユニオン事務所にて、第2回組織強化会議&第1回予算委員会を開催しました。10人規模の参加で、ユニオンの今後に関する重要な問題についての活発な議論を行ないました。


 まず組織強化会議を行ないました。最初に専従体制について議論しました。来期の体制について、大枠については構想できたものの、細かくはまだ詰め切れないところがありました。専従体制を充実させる必要性と、それを保障する財政の問題との兼ね合いが難しいところでした。それもあり、次に組合費・財政について議論しました。来期は組合費については修正の方向で、このかん組合費検討会議を開催して議論を重ねてきたのですが、その結果決めた修正案について紹介され、基本的にはそれで良いという話になりました。また財政については、今期の予算と実績との比較を行いました。まだ詳細な計算はできていないものの、実績は予算と大差なく、また赤字にもなっていないようなので一安心でした。また来期の予算については、厳しい財政事情はありながらも、専従体制や外国人組合員増加など、ユニオンにとっての重要な問題を保障する方向で案を作っていこうという話になりました。最後に、外国人組合員の増加との関係で、外国人労働者の組織化をどう進めていくか、それと関係するが、外国人組合員が活発に活動している三河支部をどうユニオンとして位置づけるか、について議論しました。改めて三河支部の位置づけというと考えさせられもしますが、対象は三河とその周辺で働き、住んでいる労働者でり、組織としては支部として、本部(というのかどうかわかりませんが、事務所のある名古屋)とさらに連携し、支援も受けながら、活動していくことを確認しました。


 続いて第1回予算委員会を開催しましたが、ここでは、種々のユニオン活動に必要な予算を、それぞれの担当者が提案し、それを検討して、来期の予算をつくっていくことを確認したうえで、提案書を18日(火)までに書いてくることとしました。時間があまりなく、議論を深めるということまではできませんでしたが、今後、それぞれの案を練り合わせて全体的な案をつくっていくこととなります。


 これらの確認にふまえ、次回の第3回組織強化会議&第2回予算委員会を、26日(水)午後6時半から開催します。ユニオンも世代交代の必要性、担い手の育成問題、運営体制の再構築の必要性、なども課題で、この点などについて議論し、また予算提案署の内容確認なども行なう予定です。運営委員だけでなく、ユニオンの組織としての強化に関心のある組合員の皆さん、これまで以上に、参加をよろしくお願いします。


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コミュニティ通訳講座に参加

 2月2日(日)午後1時より、名古屋市のイーブルなごやにて、外国人ヘルプライン東海が主催して、「通訳者と外国人支援者のためのコミュニティ通訳講座」の第2回「労働に関する相談の通訳」が開かれました。講師に、外国人ヘルプライン東海の活動もされている行政書士の清水由佳さんとともに、当ユニオンの浅野副委員長をお招きいただきました。外国人ヘルプライン東海は、外国人支援の活動をされているボランティアの方々の団体で、当ユニオンも、通訳や、裁判資料の翻訳などをお願いしています。この講座も、会場いっぱいの参加者で賑やかでした。当ユニオンからは、浅野副委員長とともに、筆者も参加しました。


 講座ではまず、外国人ヘルプライン東海の後藤代表が、団体の自己紹介と、この講座の趣旨を述べるあいさつをされました。続いて清水由佳さんが、「労働と在留資格」と題して講演されました。在留資格とは何か、外国人労働者の受け入れの経緯、「技術・人文知識・国際業務」「技能実習」「特定技能」などの在留資格について、今後の外国人労働者の受け入れがどう進められるか、ヘルプラインの相談例、東京(外国人労働者数1位)と愛知(同2位)の外国人労働者における在留資格の構成比の違い、などについて説明していただきました。制度の難しさも感じましたが、同時に、外国人にとって、在留資格や在留期限が需要な問題になること、外国人労働者受け入れを拡大する政策を進めつつあり、いろいろな要件があったり、企業も一定の受け入れのための対応が必要だったりするのだが、問題点もいろいろあること、などを考えさせられました。講演後の質疑も活発にされました。


 休憩後、当ユニオンの浅野副委員長が講演しました。講演ではまず、当ユニオンの自己紹介を、先日できあがったばかりのリーフレットをさっそく活用して行なった後、外国人の労働相談をどう進めてきたか、その特徴や困難点はどこにあるか、通訳の必要性、今後の外国人問題の見通しとユニオンの課題、擬態的な相談例、などについて話されました。筆者はユニオンでやっている活動を整理して再確認することができて良かったのですが、他の参加者の方々は、どうだったでしょうか。ただ、質疑がここでも活発にされたので、良かったと思います。


 そして最後に、参加者が、あらかじめ数グループに分かれて座っていたのですが、そのグループごとに、通訳のスキルアップを図るという趣旨で、グループワークとして、「派遣切り」「雇い止め」「生産調整」という言葉を、どう通じる言葉に言い換えるか、という課題に取り組みました。参加者は通訳志望の方もそうでない方も、また、労働問題に詳しい方もそうでない方もみえたようですが、当方も難しかったですし、出されたそれぞれの答にコメントした浅野副委員長も、的確だったようですが、内心大変だったかもしれません。通訳というのは難しく、記憶力・理解力・表現力など、さまざまな能力が必要になるのだと、シロウトながら思わされました。


 いろいろ学ぶこともでき、講師に呼んでいただいて、良かったです。今後も外国人ヘルプライン東海の皆さんとも協力しながら、外国人・日本人ともどもユニオンの活動を進めていきたいと思わされました。ありがとうございました。

 

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