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団交・越冬突入集会

 昨日(27日)夕方、刈谷市のH社との団交に、当事者のNさん、事務局長、別の案件で交渉中の仲間とともに参加しました。Nさんは、8ヵ月働いて解雇されたのですが、その解雇理由が不明確であることを質問すると、「複合的理由」と答えがありました。その理由は複数あるという言い方なのですが、解雇理由としては「社会通念上合理的」とは言えないように思われます。しかし使用者と弁護士はもっぱら会社側の事情を主張するにとどまっていて、交渉は双方の主張を出し合ったというところです。ただ、会社も、解雇という労働者にとって過酷な行為に及んでいるということの重みを、もう少し考えて欲しいと思ったものです。

 そして本日(28日)、第37回越冬活動の開始に当たり、名駅東の西柳公園での、午後5時半からの越冬突入集会に参加しました。労働組合・ユニオン関係では、愛労連・笹日労・愛知連帯ユニオン・ATUサポート市民の会・労職研の方々が参加していて、発言した方も多かったです。当ユニオンも、明日からの日程に参加する組合員もいると聞いていますが、この日は、ちょうどこの時間に別の団交もあったこともあり、参加者は3名でした。前で発言が続き、最後に越冬活動の具体的な説明がある頃になると、集会場は100名くらいいるのではないかと思われる多くの方が集まりました。集会終了後、炊き出しが始まり、いよいよ越冬の本格的開始となりました。

 当方は集会前、近くの愛知県産業労働センター(ウインクあいち)内の「あいち労働総合支援フロア」に行ってきました。確かにワンストップサービスを謳っている施設なので、住宅の情報もあるし、求人情報も、緊急雇用創出事業の一覧表なども置かれてあり、ハローワークよりはいろいろな情報にも接することができ、いろいろな内容での相談ができそうでした。図書なども揃っており、当ユニオンで学習会で使用しているテキストもちゃんと置かれていました。ただ、緊急雇用創出事業にしても、短期雇用で、一時しのぎ以上になかなかいかず、しかも本年後で基本は終わるようでもありますし、やはり、雇用情勢の厳しさの打開の困難さも感じざるを得ません。地元の東三河で手に入れた無料求人誌でも、「被災地(福島周辺)の求人」として、「20キロ圏内」の、瓦礫の撤去などの作業、日当2万円・作業時間4~5時間、というように、派遣会社が募集広告を出しているのですが、被曝覚悟でやる仕事しかないのでしょうか、という気にもなってしまいます。そんなことや、東三河での反貧困の取り組みなども含めて、つたない話を集会でしましたが、被災者にとっても労働者にとっても厳しい今年でしたが、来年はもっとましな年に転換していくために、この冬を乗り切って、皆でがんばりたいものです。

 

 


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