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毎日新聞での報道

 1月29日(日)の『毎日新聞』(デジタル版は28日)で、当ユニオンにも触れた記事(加藤沙波記者)が掲載されました。この記事は、愛知県知事選が始まったのを受けて「あいちの今」と題しており、大見出しは「外国人 相次ぐ『雇い止め』」、小見出しは「非正規多く車生産減が直撃」です(デジタル版は「外国人労働者、続く切り捨て 『突然クビに』途絶えない相談」という見出しで、「地域」という区分のニュースと扱われていました。有料記事なので、冒頭しか無料では読めないのですが、その限りでは、新聞の記事と同じ文でした)。内容は、一宮の「のわみ相談所」の三輪所長、その食品配布に来ていたフィリピン人女性、三輪所長の紹介による日系ブラジル人男性、トヨタ下請け部品メーカー―幹部、愛知県立大多文化共生研究所研究協力員の神田さん、らに取材して書かれているのですが、当ユニオンの事務所には21日に来ていただいて佐藤サユリさん(鶴丸委員長も同席)に取材したのですが、その取材にのっとった記事の箇所を引用させていただきます(著作権の関係は、ご容赦ください)。


 「『突然クビだと言われ、次の日から仕事が無くなった』。労働組合『名古屋ふれあいユニオン』(名古屋市)もコロナ禍以降、主に愛知県三河地方の自動車関連工場で働く外国人たちからの相談が急増した。生産体制の縮小・減産などを理由に雇い止めや派遣切りに遭っているという。 同ユニオン役員の一人でブラジル人国籍の佐藤サユリさん(49)は日系ブラジル人労働者らに母国語を駆使してアドバイスを送る。1月下旬、記者が佐藤さんを取材する間も携帯電話には相談の電話が何度かかかってきた。相談者の中には内容を理解しないままに会社が提示した日本語の退職届にサインしてしまう人が多いといい、佐藤さんは『外国人も日本語や日本の制度などをちゃんと学ばないと良い仕事を見つけられないし、いざという時に自分を守れない』と伝えている。」です。


 また、外国語のパンフレットの写真が掲載されており、「失業給付について十分に理解できていない外国人もおり、名古屋ふれあいユニオンがこまめにサポートしている=愛知県豊田市で2022年12月」との説明文がつけられています。(デジタル版では、佐藤さんの写真が掲載されており、「労働組合『名古屋ふれあいユニオン』の佐藤サユリさんは、仕事を失うなどした日系ブラジル人らからの相談に母国語を生かしながら応じている=名古屋市中村区1月21日(以下略)」との説明文がつけられています。)


 当ユニオンに関する箇所だけでなく、全体として、外国人労働者のおかれた状況、労働組合や支援団体の取り組み、県の施策、識者である神田さんの提案、などに触れ、知事選にあたって外国人労働者の支援の必要性を訴えた良い記事だと思いますので、紙なりデジタルなりで、読んでいただければ思います。そして、取材していただいた加藤記者、ありがとうございました。




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交渉ミーティングを開催

 1月28日(土)午後4時より、ユニオン事務所+Zoomにて、交渉ミーティングを開催しました。交渉を担当している運営委員や当事者を中心に、10名規模の参加で行いました。


 今回は、通常の、職場分会の取り組みについて、裁判・労働委員会での取り組みについて、個別交渉について、などを順番に検討していきましたが、とりわけ、当事者からの報告が中心となりました。会社から、上司からのパワハラも含めた不条理な扱いを受け、何とかしたいとユニオンに加入して交渉を取り組んできたことを、当事者から聞くとともに、担当者からも概要の説明も受けると、当事者が抱えている案件がどういう問題なのがが、実感を伴って伝わってきました。


 このように案件の実態を「知る」ことから、組合員同士、特に案件の当事者同士の交流が深まり、励まし合えると思います。また、今回はとりわけ、当事者も含めて力を入れて取り組んできて、解決方向に向かっている案件の紹介も複数あり、励まされもしました。このように当事者も、担当者も、励まされる場に、交渉ミーティングがより豊かになるよう、ぜひ当事者の皆さん、参加をよろしくお願いします。

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第5回名古屋ユニオンセミナーを開催

 1月27日(金)午後6時半より、ユニオン事務所+Zoomにて、第5回名古屋ユニオンセミナーを開催しました。今回は今期になりましたが、10名規模の参加で、活発な意見交流ができました。


 今回は最初に今期の第1回から第4回までのセミナーの振り返りを行いました。各回のまとめを報告した後、それをめぐって話し合いました。特に第3回の、大内裕和さんの講演について考えたことを出し合ったのが特徴的でした。


 そのうえで、来期以降のユニオンの活動についてのアイデアを出し合いました。いろいろ、やってみたいことのアイデアが出されましたが、交渉など闘い方についての実践的な学びの場を設けるとか、労働運動の枠にとどまらない、差別や生活問題などを扱う場を設けるとか、気軽に、食べながら愚痴を出し合うような、またヨコのつながりを強めるような交流の場を設けるとか、いろいろな案が出されました。そして最後に、このセミナーで出されたアイデアなども、定期大会で決定する来期のユニオンの方針づくりに生かしていこうという呼びかけで、今期のセミナーを締めくくりました。


 このセミナーで学んだり、参加者同士での意見交流しあったりしたことを、今後のユニオン活動に生かしていくように、していきましょう。毎回継続して参加した皆さん、運営の役割を果たした担当の皆さん、お疲れ様でした。

 


 

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ユニオン学習会(名古屋・豊橋)を開催

 1月21日(土)午後1時より、ユニオン事務所+Zoomにて、ユニオン学習会を開催しました。10名規模の参加で、活発な議論になりました。


 今回は春闘をテーマとしました。学習担当のレポーターが、取り組まれつつある今年の春闘の特徴について触れた後、当ユニオンの、各職場分会の春闘にかかわる取り組みについて紹介しました。その後質問や意見が活発に出ましたが、分会だけでなく個人単位でも春闘に取り組めるのかとか、春闘というが賃上げは春にしか課題にならないのかとか、改めて考えるべき重要な点の質問も出たりして、春闘をどう取り組んでいくか、を、皆で具体的に考えていく、充実した学習会となりました。


 続いて午後6時より、豊橋カリオンビルにて、豊橋学習会を開催しました。今回は参加予定の人が急に仕事が入るなどして、名古屋の半数規模の参加でしたが、この学習会も賑やかに行いました。


 ここでも春闘をテーマとし、名古屋学習会の紹介をしましたが、非正規労働者の待遇差とは具体的にどういう現実かとか、公務職場のひどさはどうしたら良いかとか、関連する質問が出たりして、意見交換をかっぱつにおこないました。また、交渉に取り組んでいる参加者の報告なども交えたりして、参加者同士の交流も深めました。


 今後ですが、5月の定期大会を控え、名古屋の事務所での学習会は今回で終了の予定です。また、豊橋学習会は、3月4日(土)午後6時より、豊橋カリオンビルにて行いますので、参加をよろしくお願いします。

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あいち総がかり行動宣伝活動に参加

 1月19日(木)午後6時より一時間、名古屋市内で、「憲法をくらしと政治にいかす 改憲NO! あいち総がかり行動」が主催して、「街頭で訴えよう・あいち総がかり行動」との、街頭宣伝行動が取り組まれました。栄ラシック前・金山駅南口・名駅東口の三か所での開催が呼びかけられましたが、当ユニオンは、事務所に近い名駅東口での行動に参加しました。


 名駅東口での宣伝行動は、「もう黙っとれん!軍事より生活だ!国家より国に住む人々の暮らしを」との呼びかけを受けて、「わたしたちに戦争はいらない」と訴える横断幕を掲げ、「軍拡・増税より軍縮」「大幅賃上げ」「原発運転期間40年削除方針撤回」「旧統一教会被害者救済法は実効性に乏しい」などと訴えたチラシを配布しながら、リレートークで訴えました。15名規模の参加者で、半数近くをユニオン員が占め、ユニオンののぼりも掲げ、トークでも、軍拡反対と春闘に取り組もうと訴えました。当ユニオンは毎月の19行動のうち、集会・デモへの参加はほぼ毎回ですが、街頭宣伝はこのかんあまり参加してきませんでしたが、今回は賃上げも課題にされてもおり、軍事面でも「反撃能力」という名の敵基地攻撃能力をもつために犠牲は当然と謳われる状況になってきてもいる中でもあり、参加することとしましたが、実際参加して成功に寄与することができて、よかったです。


 労働問題も軍事問題も、私たちにとって重要な問題です。今後ともがんばって取り組んでいきましょう。

 

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三和清掃裁判、人証調べを行う

 1月17日(火)午前10時半から、名古屋地方裁判所にて、三和清掃裁判が開かれました。この裁判は、当ユニオンで職場分会を結成している三和清掃(本社・小牧市)で、固定残業制だとして適正に残業代が支払われてこなかった件で、分会員が原告となって訴えているのですが、今回は、いよいよ人証調べ(本人尋問、証人尋問)が行われました。

 午前中は会社側証人、午後は原告側証人の尋問が行われましたが、ユニオンからは分会員や、傍聴支援など、併せて10名を超える多くの仲間が結集して臨み、原告3名も尋問に元気よく応じていました。それに比べて会社側は積極的に反論しようという姿勢が乏しく感じられました。


 この人証調べで、裁判勝利の展望を開くことができたのではないでしょうか。並行して、三和清掃分会に対してかけられてきた不当労働行為をめぐって、現在中央労働委員会で争っていますが、残業代不払いも含めた不当な扱いに対し声をあげた労働者への不当労働行為を認めない会社の、不当な姿勢を、裁判と併せて、改めさせるよう、がんばっていきましょう。

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第8回運営委員会を開催

 1月14日(土)午後6時より、ユニオン事務所+Zoomにて、第8回運営委員会を開催しました。いろいろな議論になり、時間短縮という目標があるのですが、結局3時間の会議となりました・・・


 今回は、5月の定期大会に向けての具体的なスケジュールを決め、また議案の内容づくりや予算建てなどの準備を進めていくことなどの具体策についてなどが大きな議論となり、分会などを中心に春闘に取り組んでいくこと、そのために具体的にどう取り組むかの議論が次に大きな議論になったと言えそうでした。いろいろな意見がああだこうだと出るところが、そうでありながら極端に走らないところが、当ユニオンの特質と言えそうでした。ただ、この運営委員会での議論を、組合全体の議論にまで高めていく場としてもある定期大会をどう実現していくかと考えると、なかなか大変なことだとも思わされました。


 ともあれ、あと4カ月後の定期大会の成功のためにも、皆で力を合わせて、がんばっていきましょう。よろしくお願いします。


 





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非正規公務員問題の集会に参加して

 1月12日(木)午後6時半より、非正規労働者の権利実現全国会議が主催した、非正規公務員問題を採りあげたオンライン集会に参加しました。この集会については筆者は当ユニオンの公式ツイッターで知りましたが、非正規公務員問題については全国交流集会などでも学んできていることもあって、ユニオンとしての参加ではありませんが、この場をお借りして感想を述べさせていただきます。


 集会の前半は、「会計年度職員が支える地方自治体の行政サービス~しかしその待遇は?~」と題し、講師として、白石孝さん(NPO法人官製ワーキングプア研究会理事長)と、非正規公務員カフェを主催している当事者の方が話され、後半は「国における偽装請負は労働者派遣法で解決できるか~大阪医療刑務所事件~」と題し、講師として、小野順子弁護士と、原告の方が話されました。ここでは主に前半の講演について触れます。


 白石さんは、この問題に詳しい、パイオニアとも言うべき方として有名ですが、ご自身、労働組合で闘ってきた経験もあって、この問題の解決には労働組合運動が大事、と言っていたのが印象的でした。ただ、それには留保があって、非正規公務員問題に労働組合は必ずしも積極的に取り組んでいないという問題と、公務員労働者の労働の特質として、行政サービスに携わっており、非正規公務員は、国民・住民と、最前線で接している、という意味でも、住民や、地方議員などに問題を共有してもらうような働きかけが必要、という問題とがあるとされていたところに、一筋縄ではいかないところを感じました。また、以前に比べれば、マスメディアなどで採りあげられる機会が以前に比べ増えてきたことにも触れながらも、まだまだだ、という大変さもにじませていた気がしました。また、非正規公務員の多くが女性ということで、ジェンダー問題でもある、という点も、この問題の根深さを感じました。


 また、当事者の発言(後半の原告の方も含め)を聞いて、「身分」という言葉も使われることに、さらに深刻さを感じさせられました。正規公務員との別扱い、正規公務員からのパワハラ、それに対しての非正規公務員の中でも対し方に違いが生まれ、物を言うと孤立してしまうような状況、それが、仕事への責任感や献身や能力向上などが求められ、また自身もそう思っているという仕事の性格とも重なって、不条理さが重なっているという気がしました。


 民間の非正規労働者である筆者自身も、以前は、公務員というと、失業はないし、給料も高いし、というようなイメージがあったのですが、この「官製ワーキングプア」問題を知ってからも、そのイメージが残っていなかったかと思うと、また、これほどの大変さの中で格闘していることをわかっていたかというと、そうでもない、と思わせられました。筆者の仕事は能力向上とはほとんど関係ないし、給料も安いとはいえ、非正規公務員の方と大差ないほどだし、正社員との、また元請けとの、「身分差」とすら思えるような面もなくはないとはいえ公務職場ほどの強固な違いはないし、というようなことを考えると、筆者はまだまだ楽なのかと思わされたりしました。その免罪としてこの問題に関心を持っているという面もなくはないのですが、そうした自分との違いと、非正規とか、労働者とかいう意味での同一性とか、そうしたことにも考えを広げながら、こうした問題の打開のために、当ユニオンの一員として、がんばろうと、思わされた次第です。

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本年もよろしくお願いします

 皆さん、新年明けましておめでとうございます。本年も名古屋ふれあいユニオンをよろしくお願いします。


 ユニオン事務所は、先月28日午前中に大掃除を終えて、29日から昨日(5日)までお休みをいただき、本日から本年の活動をスタートしています。また、組合員等の皆さんに対しては、『ふれあい通信』は、27日に発送準備作業を皆さんの協力のうえで行いましたが、年賀郵便の多忙さもあるでしょうが、もう届いたでしょうか。委員長の年頭あいさつなど、今後のユニオンについて触れてもいます。

 そこでは委員長が労働組合が社会にどうかかわるか自問しつつつ提起していますが、事務所も休みの間の、先月28日から1月4日午前まで開かれた「第48回名古屋越冬活動」には、28日の越冬突入集会や、事前の県・労働局交渉(23日)に参加するなどしての協力をしています。これは「格差社会」化が進む中で困窮している人々の問題は、中小零細企業労働者や外国人労働者や非正規労働者が多い当ユニオンとしても関連があるからですが、こうした「弱い立場の労働者」の問題にかかわっていくことが、今年もユニオンとしては必要でしょう。


 また、本年は年頭から、物価高対策のためにも、また企業の「人への投資」としても、また日本経済の復活のためにも、賃上げが必要だと、財界も政府も連合も、言っていますが、連合内外で「弱い立場の労働者」の代表としてがんばっている全国のユニオンの一員としての当ユニオンは、少なくとも最低賃金は低過ぎるので、再改定審議を求める行動(昨年20日に労働局にて申し入れ、22日に県本庁舎にて記者会見)に参加してきました。また、春闘もこれから本格化しますが、この最低賃金問題だけでなく、当ユニオンの職場分会は、三河支部のブラジル人分会では、非正規で外国人という困難な立場でありながら、年末に賞与を獲得したり(ご存じのように、非正規労働者は賞与も、あっても「寸志」レベルが多いと思いますが)の賃金闘争を、交渉を通じて進めたりしています。労使関係が不当労働行為などにより交渉だけでは困難だったり、残業代不払いなど労働法違反、ひいては差別を禁じる憲法にまでかかわったりすると、長期に闘っている日本人分会の三和清掃分会や竹屋分会、三河支部のブラジル人分会である浅賀井製作所分会のように、裁判も取り組んでいます。職場で仲間をつくって分会をつくり、やがては職場で過半数を実現できるような、職場での闘いも、ユニオンは今年も取り組んでいく必要があるでしょう。


 ただ、今日の職場では、労働者の分断も進み、個人での相談も、当ユニオンには多く寄せられます。個人・職場・格差社会・日本全体、さらに世界情勢はウクライナ問題や日本の軍拡問題やコロナや環境などの渦中であり、そこでどういう多麵的な、またバランスを取りながらの、活動を進めていくか・・本年も、困難は続きます。本当は、冒頭のようには、新年はおめでたくもないですが、新たなスタートを切ることでおめでたくするように、という気構えで、本年もよろしくお願いします。

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