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ユニオン学習会を開催

 10月28日(土)午後1時より、ユニオン事務所+Zoomにて、ユニオン学習会を開催しました。今回は「定年と定年後再雇用」をテーマとしました。参加者は10名に届きませんでしたが、活発な学習会となりました。


 当初学習会担当の運営委員が、テーマについての、自己の体験と照らし合わせてのレポートをする予定でしたが、それに追加して他の学習会担当の運営委員が「社会保障費用の増加と財政、雇用について」と題した、認知症高齢者の現状・年金・雇用・財政などの動向のデータとそれにふまえた対策案を示したレポートを準備しました。そして前者のレポーターがトラブルで遅れてZoom参加したため、後者のレポートを先に行い、それをめぐって話し合ったうえで、前者のレポートを行い、またそれをめぐっての話をしました。話の中では、高齢者にとって雇用も含めて厳しい現実があるが、そこで組合では、会社と交渉して、定年後正社員としての雇用継続を実現した(具体的な労働条件は話し合いで決めていく)とか、無期転換を実現するとかの成果をあげていることや、雇用保険で65歳を区切りに扱いが変わることを情報共有したとかの事例も紹介され、たとえば労働契約法では、定年後の有期労働者にとっては無期転換のハードルが高くなっているが、そういう法律だけでなく、会社に声をあげていくことで、厳しい現実を変えていくことが可能になると励まされもしましたし、職場の現状を詳しく紹介する参加者もいて、全体に体験に即して話ができて、1時間半あまりでしたが、良い学習会ができました。


 同じ頃、ガザ攻撃に反対するデモが名古屋であり、参加した組合員もいましたが、この日本ではいろいろ意見が述べられていますが、厳しい現実に対して行動を起こしたこと(その具体的内容のいかんはあるかもしれませんが)を理由としての余りにも残酷な対応は、一切の抵抗を許さない行動として、己れの現実をそのまま受け入れることができない労働組合にとって、他人ごとではない気がします。ストや労組結成などで現実を変えている人々もいます。イスラエル政府を支援するアメリカ政府に従った日本政府の軍事政策は、重税や基地強化や軍需拡大などとして私たちにものしかかってきてもいますが、苦しい生活と、危ない平和の中で、私たちは、老若男女、がんばっていきましょう。


 次回は12月16日(土)午後1時より、ユニオン事務所+Zoomにて「精神疾患の労災認定について」をテーマに行います。9月1日の精神疾患の労災認定基準改正などを学ぶ予定です。また、今日の学習会の内容については、11月18日(土)午後6時より、豊橋カリオンビルでの豊橋学習会でも再度採りあげます。いずれの学習会も、多くの組合員同士で、学びあっていきましょう。


<追記>30日(月)午後1時からのアメリカ領事館前で行われた、イスラエルのガザ攻撃への抗議のスタンディングに、組合員有志数名が参加しました。イスラエル・ネタニヤフ政権が「戦争の第二段階」と言いつつガザでのパレスチナ人へのジェノサイドを強行しつつある現在、抗議行動を日本からもさらに進めていく必要があるのではないでしょうか。


<追記(11月15日)>その後も組合員有志は多い時は10名近くで、栄一帯のデモを含む集会(500名規模)や、名駅東口での街宣やアメリカ領事館前での抗議行動などに、参加してきています。栄での集会・デモは、多くのイスラム圏出身の外国人が子供を含め参加し、必死に訴えていました。今後も当面の日曜日の夕方からの集会・デモなどが予定されていますが、ユニオンとしても18日に自主学習会を行うことが承認され、19日の総がかり集会(そこでもパレスチナ問題も取り上げられると思いますが)に参加することが決まっています。今起こっている戦争に対しての取り組みが、いま労働組合にも、問われています。



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県労働委員会の再生をめざし県庁前で街宣

 10月23日(月)午前8時から、愛知県庁本庁舎前で、愛知県労働委員会の再生をめざした街頭宣伝行動を行いました。愛労連・愛知国民春闘共闘委員会とともに当ユニオンも参加して、10名規模で行い、うち当ユニオンからも半数近い規模での参加で取り組みました。


 愛知県労働委員会は、愛労連傘下の労働組合での不当労働行為(新規採用者に「組合加入は自己責任」とした文書を配布)を公労使委員が指南するという事件を昨年起こしたり、不当労働行為への救済命令を出し渋る傾向があるなど、労働組合に対して不当な対応をする現状があります。その場合、公益委員に労働法学者が選ばれないとか、労働者委員が「連合」以外から選ばれないとか、女性・非正規の声が反映しづらいとかの問題があります。この問題を打開し労働委員会の再生を図ろうと、12月1日付けの委員改選(任命者は県知事)を前に、宣伝行動に取り組んだのです。


 宣伝行動は、チラシを配布しながら、マイク宣伝を行うかたちで、出勤する労働者らに対して訴えました。当ユニオンの組合員も、鶴丸委員長や、労働者委員に当ユニオンの推薦で立候補している浅野運営委員がマイクで訴えたり、チラシ配布をしたりなどして、行動に取り組みました。一時間弱の行動でしたが、11月21日(火)にも予定しています。また、「公明正大な任命を求める署名」にも取り組んでいます。労働委員会を、使用者による労働者・労働組合への不当な扱いを改めさせる公明正大な機関に再生するために、がんばっていきましょう。


<追記>11月1日(水)午後4時から、愛知県に対して要請書を提出する申し入れ行動に当ユニオンも取り組みました。あと一か月ですが、私たちの声を反映させていきましょう。



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韓国ワイパー闘争勝利報告集会を実現

 10月22日(日)午後1時半より、ウインクあいち1103会議室にて、韓国ワイパー闘争勝利報告集会が開催されました。デンソーの韓国での子会社である韓国ワイパーの労働者が、刈谷のデンソー本社闘争を2回(日本派遣は3回)行った際、受け入れ団体となった東海ネット(愛知にある当ユニオンを主として)が中心になって開催しました。韓国から9名の組合員が参加し、総勢50名規模で、当ユニオンからも10名近く参加し、楽しい集会を実現しました。


 昨年7月、それまでに締結していた雇用を保障するとの雇用安定協約を一方的に無視し会社の清算が発表されて以来、300名を超える解雇攻撃に対して闘ってきた韓国ワイパー労組(全国金属労働組合韓国ワイパー分会)は、デンソー資本をテーブルにつかせ、8月16日、画期的な社会的雇用基金を実現するかたちで、労使合意書の調印式を行うことができました。会社清算撤回・雇用保障までは実現できなかったものの、分会組織は維持したことも含めて全体的には勝利したと言えるこの闘争の成果を、日本の仲間と分かち合おうという趣旨で、この集会を開催しました。


 集会は、数個のグループ席を設けた和やかな場で、韓国から来日した仲間の紹介・ビデオでの経過報告・日本側からのあいさつを行い、間に飲食しながらの歓談、ユルトン(律動、闘争歌に合わせて踊る)を挟み、次いで韓国側・日本側からそれぞれ発言し、最後に日本式では団結ガンバロー!韓国式ではトゥジェン(闘争)!を参加者で唱和して、勝利を喜び、団結を固めました。

 

 ストライキなど、不屈に強く闘い続けている韓国の労組の闘いに学びつつ、日本の労働者も頑張らねばと励まされ、また、国・歴史などの違いを超えられるのはグローバル化する資本に苦しめられている私たち労働者だと、改めて確認させられました。はるばる訪日していただいた韓国の皆さん、共に支えた日本の皆さん、お疲れ様でした。今後も団結してガンバロー!トゥジェン!




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全体交流会を開催

 10月21日(土)午後6時半より、刈谷市産業振興センターにて、全体交流会を開催しました。Zoomを不使用だったこともあってか、昨年の全体交流会よりは少ない参加者でしたが、20名を超える参加で、活発に行うことができました。


 この全体交流会は、以前は全体会として、定期大会に準じた企画として、講師をお招きしたりして行っていましたが、最近は交流を重視する形に変えてきました。今回は特に、現在働いていている組合員が、どういう会社で、どういう労働をし、そこでどう思っているか、を交流しあう「ふれあい交流会」などを軸に行いました。


 司会のあいさつの後、はじめに佐藤副委員長があいさつし、続いて鈴木事務局長がパワーポイントを使って前期活動報告をわかりやすく行いました。続いて4分会(日本人・ブラジル人半々です)が、分会として取り組んで労働条件の改善を実現してきたとの活動報告を行いました。


 休憩をはさんで、「ふれあい交流会」を行いました。現在働いている組合員と専従組合員、すでに退職した組合員とで構成した3グループに分かれ、途中で人が入れ替わるかたちで、2回、仕事をしている経験を交流しあいながら、どんな問題があるか。、どうしていくか、を模索してきました。


 最後に今後の取り組みについて、翌日の韓国ワイパー闘争勝利報告集会、19総がかり集会、28日のユニオン学習会、署名、などへの参加を呼びかけて、最後に鶴丸委員長がおわりのあいさつをしましたが、参加者は引き続きアフター企画の「第2回ふれあいチャンネル」というユニオンの活動を紹介した自作動画(第1回は定期大会で上映した動画です)を鑑賞し、20時半過ぎに終了しました。


 内容は盛りだくさんでしたが、分会組合員や個人組合員同士の交流を深めることを重視して行うという趣旨は実現できて、良かったのではないかと思われました。参加した皆さん、お疲れ様でした。


 


 

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10.19総がかり集会に参加

 10月19日(木)午後6時半より、若宮スポーツ広場にて、「勝手に使うな!税金を!」10・19集会&デモ(主催 憲法をくらしと政治にいかす 改憲NO!あいち総がかり行動)が開かれ、約150名が参加しました。当ユニオンからも、10名には届きませんが、多めの参加で臨みました。


 集会は、塚田聡子共同代表が司会を務め、まず中谷雄二共同代表が主催者あいさつを行いました。中谷代表は、パレスチナ情勢について、イスラエルのパレスチナ人抑圧に根本的な問題があり、即時停戦決議に日本政府が反対したのは問題としたうえで、日本政府は軍事費の大増額に見られるように、国民の方を向いていない、次回の11・19集会は東海4県に呼びかけて大きな集会にし、こうした日本政府に対して声をあげていこう、と呼びかけました。


 続いて名古屋学院大学の阿部太郎教授が、税金の使い方について、軍事費を大増額しているが、中国と戦争するわけにはいかないのにそうしているのはおかしい、憲法9条にのっとり外交的安全保障を、と訴えました。次いで愛知子ども食堂ネットワーク役員・ほんわか食堂の松土敏子さんが、ほんわか食堂というこども食堂を運営し、また学習支援に取り組んでいる体験について、子どもがさまざまな問題に直面し、食事も満足にとれないのに、役所が備蓄している物資を出したり、学校給食を義務教育にそって無償化したりというようになっていないおかしな実態を訴えました。そして 筒井ケイコwith Kanbe が、平和を歌える歌を2曲披露し、最後に「ガザへの空爆と侵攻の即時中止と停戦交渉を求める緊急アピール」を採択し、「軍事費倍増やめろ」とバナーを掲げてコールをして、集会を終えました。


 集会を終えて、栄一帯をデモ行進しましたが、隊列の中では、パレスチナへの攻撃を許さないとの横断幕やカードを掲げるなどする人もいて、イスラエルのガザへの無差別爆撃が続き、大規模地上進攻もが迫る中で、こうした反戦平和・重税反対の声を日本からもあげていく大切さを感じながら、行進してきました。沿道の市民(外国人もちらほらいましたが)も注目し、共感しているようでした(飛び入り参加した外国人や高校生がいたそうです)。参加した皆さん、今後もがんばりましょう。


 

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愛知県の特定最低賃金の改正を答申

 愛知地方最低賃金審議会は、10月16日(火)、愛知県特定最低賃金(2業種)の改定決定の答申をしました。製鉄業、製鋼・製鋼圧延業、鋼材製造業については現行の1018円から1059円(41円引き上げ)、輸送用機械器具製造業については現行の997円から1028円(31円引き上げ)に改定するという内容です(ちなみに、すべての労働者についての最低賃金は1027円です)。今後、異議申出などをふまえ、12月16日から効力発生の見通しです。


 当ユニオンの多くの組合員が従事する自動車部分品・付属品製造業も後者に含まれますが、適用除外として、①18歳未満または65歳以上②雇入れ後3月未満であって技能習得中③主として イ 清掃、片付け、賄いまたは湯沸しの業務 ロ 手作業によりまたは手工具もしくは小型手持動力機を用いて行うバリ取り、穴あけ、検数、選別または塗装の業務、の労働者が挙げられているので、1027円の適用にとどまる組合員も一定いるように思われます(1円の違いですが・・・)。


 とはいえ、問題は当ユニオンだけにとどまらず、労働者全体にかかわってくることであり、特定業種だけでなくすべての業種に従事する労働者にかかわってもきます。連合は来年の賃上げ目標を5%以上(今年は「5%程度」だったのですが)と掲げましたが、このような主要企業の労働者を組織する連合の賃上げ闘争と連動しての最低賃金の底上げが今後も課題になっている中で、私たちは今後も、最低賃金の大幅引き上げをめざして、がんばっていきましょう。


<追記>この最低賃金に関しての取り組みを進めていくために、ユニオンでは「最低賃金プロジェクトチーム」をつくり、25日に会議を行いました。とりあえず現在のメンバーは運営委員だけですが、今後、よろしくお願いします。

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三河支部会議を開催

 10月15日(日)午前10時より、刈谷市産業振興センターにて、三河支部会議を開催しました。10名規模の参加で、活発な議論となりました。


 今回は、1日のバーベキュー大会で親睦を深めもしたことにふまえ、特に浅賀井製作所裁判が大きな成果を実現する形での解決にむけての最終局面に来ている中で、この成果を受けての碧海工機などでの、正社員と比べ低待遇の現状を打開する闘いをどう進めるかについての議論を、活発に行ったのが主要な内容でした。10月21日の全体交流会、22日の韓国ワイパー勝利報告会なども話題になりました。


 自動車業界も大再編を進めており、組合員が働いている各自動車部品会社も厳しい状況になってきているのですが、そこで私たちの闘争力、団結が問われます。がんばっていきましょう。

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第64回東海労働弁護団総会・第5回運営委員会

  10月14日(土)午後1時半より、名駅近くの貸会議室(Zoom併用)にて、第64回東海労働弁護団総会が開かれました。30名規模の実出席+Zoom参加(参加者数はわかりませんが)で、協力関係にある東海ネットに参加する各ユニオンからも、当ユニオンを含め参加しました。


 総会は、団長挨拶(代読)・日本労働弁護団本部報告・活動報告・決算報告・活動方針・予算・人事・事件報告が提起・採択され、最後に仲松正人新団長があいさつして、終了しました。日本労働弁護団本部報告では、フリーランス新法・非正規公務員・仕事と育児・介護の両立・外国人技能実習制度・教員労働時間・事業主による労災認定に対する不服申立・解雇の金銭解決制度・裁量労働制・芸能スポーツ、などについての取り組みの報告がされ、現時点で私たちが取り組んでいく労働運動上の課題について、考えさせられました。また事件報告では、名古屋自動車学校事件が取り上げられたのが、勉強になりました。


 休憩後、和田肇名古屋大学名誉教授が、「ビジネスと人権 労使関係の新たな展開 ポスト・コロナの働き方」と題して記念講演を行いました。和田教授はまず、「『ビジネスと人権』というテーマ」について述べました。国連が「ビジネスと人権に関する指導原理」を打ち出したが、日本は「ガイドライン」を制定したにとどまっており、国連の部会による訪日調査で労働組合や技能実習制度と移民労働者を含めて人権が侵されていると指摘されもしているとし、日本が種々後進性を顕わにしているとしました。

 

 続いて「労使関係の新たな展開」について述べました。まず、労組法3条の「労働者」と、憲法28条の「勤労者」と、労組法7条2号の「労働者」のそれぞれの規定を説明したうえで、労組法上の規定にふまえてのウーバー事件や、「自営業者」の多様な利益代表組織の増加やなどについて触れました。

 

 さらに「ストライキと賃金訴訟」について述べました。政府が賃上げをするわけではなく、実質賃金の低下はずっと続いている。欧米・韓国では米欧ではストライキで賃上げを実現しているが、日本では少ない。ただ、注目されたそごう・西武労組をはじめ数々ストは闘われている、としました。


 このあたりで時間が無くなってきたのですが、配布資料では、さらに「ポスト・コロナの働き方」で、セーフティネットとしての雇用保険やテレワークやフリーランスなどについて、法律問題とも絡めて触れ、最後に「まとめ~雇用環境の改善に向けて」で、多くの問題を抱えた雇用環境、労働運動をはじめとした各種の社会運動の展開、主体的で連帯した活動、専門家の養成が挙げられ、講演では簡単に触れられました。

 

 その後質疑応答がされ、最後に兼松洋子新副団長が閉会挨拶をして、午後4時半過ぎに終了しました。学んだことも多かったとともに、労働運動を前進させていくため、今後もご協力をお願いしたいと思いました。


 続いて午後6時から、運営委員会を開催しました。今回は、21日に予定している全体交流会の細部の詰めに関する議論や、最近安定化検討会議も行っている財政の強化にかかわる議論などに時間を割いたので、予定よりかなり長時間となりました。また、愛知県労働委員会の労働者委員候補に名古屋ふれあいユニオンらから浅野運営委員を推薦したこと、9・10日に行ったホットラインをふまえ、精神障害労災認定基準の改正をテーマにしてユニオン学習会を12月16日(土)午後1時から開催すること、相談活動の強化もめざしてユニオンセミナーを11月11日(土)14時に開催すること、10月19日(木)の総がかり集会に参加することなどを確認しました。

 いずれの催しも、参加した皆さん、お疲れさまでした。



 

 



 

 

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メンタル労災ほっとラインに参加

 10月9(月)・10日(火)午前10時から午後6時にかけて、「メンタル労災相談・ハラスメント対策ほっとライン」(主催 全国安全センターメンタルヘルス・パワーハラスメント対策局)が全国一斉に行われ、当ユニオンも協力して電話相談に取り組みました。


 このホットラインは、このかん毎年秋、「世界自殺予防デー」(9月10日)や「世界メンタルヘルスデー」(10月10日)に合わせて開催され、全国各地のユニオンなどが協力してきましたが、今回は特に9月に精神障害者労災認定基準が改正されたことを積極的に生かしていくことを目ざしました。東海では名古屋労災職業病研究会を会場に、東海ネットに参加する各団体が参加して電話相談を受けました。事前(8日)に『中日』で告知記事を掲載していただき、テレビ愛知の9日のニュースニュースで報道(当ユニオンの鶴丸委員長の電話相談の様子が映りました)していただいたり、NHKでも放映していただいたりで、多くの相談がありました。(追記:全国9か所で、217件の相談があったとのことです)


 ハラスメントや過重労働により精神的に追い詰められる労働者は増え続け、当ユニオンも多くの労働相談を受けています。こうした状況を受けて、厚労省も今年9月に、精神障害の労災認定基準を約12年ぶりに改正しました。改正のポイントとして厚労省が挙げているのは①心理的負荷を評価する際に、カスタマーハラスメント・感染症等の危険性が高い・業務に従事したことを追加していること②心理的負荷の強度を評価する具体例に、パワハラの6類型や性的指向・性自認に関する攻撃などを含めたこと③精神障害の悪化の業務起因性について、悪化前おおむね6か月以内に「特別な出来事」がない場合でも「業務による強い心理的負荷」により悪化した時は悪化した部分について認める④専門医3名の合議で決定していた事案について、特に困難なものを除き1名の意見で決定できる、です。


  これは、コロナ対策でストレスを抱えてきた医療・福祉労働者やカスハラにさらされる接客などに従事する労働者の労災認定の増加や、パワハラが単なる上司とのトラブル扱いされて労災認定が困難になっている現状の改善や、精神障害の悪化による休業の6か月前の出来事が調査対象になり休業が必要な期間に労災受給が容易になり、また医者の意見を得やすくなるというように、労働者にとって有利な改正と言えます。とともに、この改正を生かしていくには、会社に相談するか、労働組合に参加して交渉するか、などなど、具体的な解決策を練って実行していくことが必要になってきます。このホットラインはそうした当事者の問題解決のきっかけとして、また社会的なアピールとして、行いました。この催しを、今後も生かしていければと思います。参加した皆さん、お疲れ様でした。



 


 


 


 


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最低賃金額周知宣伝行動に参加

 10月2日(月)午後6時より、名駅東口にて、「最低賃金額周知宣伝行動」が愛労連の主催で、30名規模で行われました。当ユニオンからも協力して、アピールも含めて宣伝行動に5名規模で参加しました。


 この宣伝行動は、10月1日から最低賃金額が引き上げられ(愛知は1027円)たことを周知するとともに、この額では不十分であり、更なる引き上げを訴える趣旨で行いました。横断幕を掲げながら、リレーアピール、ティッシュ・チラシ配布、シールアンケート、署名、演奏を行ないました。署名も多く集まったり、飛び入り参加があったりもし、ユニオンからも、1500円をめざしていこうと呼びかけました。


 どんな労働者も支払われるべき賃金は、生活するには足りず、物価上昇で実質賃金が低下している中ではさらに足りなくなっています。そして全国平均で1000円を初めて超えたといいますが、地域間格差はまだまだ残っており、地方の困難さの問題は、より深刻と言えそうです。そして、最低賃金の問題は、サービス残業の横行・固定残業代制度悪用・労働時間増などの負担増による相対的に高い賃金の労働者にとっては実質的な賃金低下とかの意味でも、また他の社会保障制度関連の制度との関連性などなどでも、広い問題でもあります。


 他方、中小・零細企業の負担増という面は、新しく作られた藤原紀香さんを起用した厚労省の新しいポスターなどで、助成金の宣伝も付記されていますが、他方で、インボイス制度導入により、中小・零細企業や、「雇用によらない働き方」とみなされているフリーランス「労働者」にとっての新たな負担増もあり、こちらも負担軽減措置もとられているとはいえ、中小・零細企業・個人事業主、にとっても、厳しさが増し、ここで弱い立場の者同士がいがみ合うようになってきそうですが、そして中小企業としては労働者に負担を転嫁した方がまだ容易という面もあるのかもしれませんが、その問題はしかし、インボイス制度導入に対しての抗議の声が大きく上がっているし、それとともに、労働者としてはまず自分たちの要求を訴えていくことからはじめていくしかなく、それが最近のストライキ行使がアメリカでも大企業でされ、日本でもそごう・西武や札幌地域労組加盟の千歳相互観光バス労組のストライキなどなどが話題になってきて、共感を得ているというかたちで、現実的に打開を図っているというようになってきており、弱い立場同士がいがみあってばかりとならないようにしていければと思います。まあ、当ユニオンも中小。零細企業相手の交渉では難しいところもないわけではないですが・・・。


 いろいろ問題は重なっていますが、地道に、がんばっていきましょう。参加した皆さん、お疲れさまでした。


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バーベキュー交流会を開催

 10月1日(日)午前11時より、刈谷市洲原公園にて、バーベキュー交流会を開催しました。30数名の規模の参加で、楽しく行うことができました。


 このバーベキュー交流会の開催は、19年の岡崎での開催以来、コロナ禍もあり、4年ぶりとなりました。そして、ここ洲原公園は、18年の同じ頃、10年以来8年ぶりの開催を予定していたのですが、天候不良で中止した場所です。今年は当時と異なり、台風シーズンでもないまだ残暑の気候状況で、晴天下の開催とはいかず、時折ポツポツと弱い雨が降るという空模様ではありましたが、開催には大きな支障はなく、無事開催することができました。コロナだけでなく、暑すぎると食中毒とかも特に心配になったのですが、少し涼しめの天気だったのも良かったように思えました。


 バーベキューというと、ブラジル人のレジャーとして有名で、今回の参加もブラジル人の方が多かったです。また、差し入れも、交流担当の運営委員が飲み物や容器やバーベキューの道具などを中心に準備したほか、ブラジル人の組合員が、串に刺した味付け肉やソーセージをはじめ、手作りお菓子、サラダ、焼きそば、キャッサバなど、他方日本人組合員が、おにぎりなどを手作りしてくれました。その他、野菜なども差し入れられました。そして、バーベキューのカマドがある場所以外は屋根がない中で、簡易テントも用意してもらえました。


 集合は午前10時半でしたが、先着組は10時頃から資材を搬入し、準備を始めました。道具を洗ったり、火を起こす準備をしたり、野菜を切ったり、食卓を用意したり、などなどから始め、10時半を前後してだんだん人が増えていき、肉などを網に並べて焼き始めていきました。そして、午前11時から正式な開始となり、一言あいさつや、乾杯の後、焼き続ける人や、食卓で談笑する人、写真や動画を撮る人、などなど、いろいろと飲食しながらの過ごし方をしていきましたが、途中から参加した人の差し入れなどもあったりして、皆満腹になったようでした。そして参加も、ブラジル人4分会、日本人1分会の組合員が中心で、それぞれ積極的に準備等をしてくれもしたので、分会や分会同士のの結束も強まったようですし、個人組合員も参加できて、良かったようでした。最後に簡単な分会や個人の紹介などもして、記念写真を撮って、片付けも協力して行い、まだ一部談笑も続いていましたが、一応午後2時前に終了としました。


 参加できなくても一定の協力をしてくれた方も含めて、会場探しから一定の準備や片付けも含め、ユニオン皆で、奮闘して、無事成功させることができました。まだ道具や会計処理など、最終的な片付けは残っているかもしれませんが、とりあえず、参加した皆さん、お疲れ様でした。


 


 


 


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