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関西生コン労組つぶしの弾圧を許さない東海の会 学習と交流のつどいに参加

 3月20日(水)午後1時半より、金山近くの労働会館東館ホールにて、関西生コン労組つぶしの弾圧を許さない東海の会主催の「学習と交流のつどい」が開催されました。50名を超える参加で、当ユニオンからも数名が参加しました。


 この「学習と交流のつどい」は、「コンプライアンス・ビラまき事件判決が問うもの~表現の自由と刑事弾圧~」と題して、2月6日に大津地裁で9名の被告が7名無罪・2名有罪とされた判決を問いつつ、関西生コン支部の組合員との交流を深める趣旨で開かれました。


 第一部では、共同代表の一人である中谷雄二弁護士が、この判決についての解説をしました。中谷雄二弁護士は、「恐喝未遂・威力業務妨害」と称したこの関西生コン支部への弾圧が労働運動・市民運動に与える影響がどういうものかを明らかにする立場から、2名を執行猶予付きの有罪としたこの判決のひどさはありつつも、7名の共謀を否定しての無罪を実現した闘いの意義に触れつつ、この判決が、平穏なビラ配布を含めた「コンプライアンス活動」を労働組合活動として進めてきた関西生コン支部の取り組みが正当かどうかを正面から問題にすることなく判断していることからしても、警察・検察の弾圧を支えるるものであり、労働組合・市民運動が問われるのは、労働組合が権利を行使し、企業内組合の枠を越えて、ストライキなどの実力闘争も含めて闘う意義を、なお社会的に認めさせることができていないことにあるとしました。


 第二部では、関生支部の組合員4名が発言し、弾圧を受け、会社側の自宅待機命令なども受け、苦労しながらも、世代交代もした組合に結集し続け、団結して完全勝利まで闘うとの決意を、それぞれに表してもらいました。

 

 その後の活発な質疑も含め、労働組合とその活動の権利を行使する正当性を、弾圧をはねかえしながら示しつつ、労働組合の団結を実現していく意義を、全体で確認しました。当ユニオンも、こうした、企業内組合の枠内で、国家の政策・企業の経営方針の一翼を担うような労働組合運動によっては、労働者はますます権利を奪われてしまいかねない現状に甘んじない闘いを、企業を告発する市民運動とも連帯しつつ、進めていくように、今後も踏ん張っていこうと、励まされました。


<追記(4月8日)>なお、4月7日(日)に全国一斉行動が取り組まれ、東海の会は14時から栄ラシック西側道路にて街頭宣伝を行いました。この行動には15名が参加し、当ユニオンからも参加しました。労働組合という組織と運動の重要性を否定するような動きは、1日のたちばな学園に対する宣伝行動でも感じましたが、「ユニオン」への偏見をも煽りながら、進んでいます。政府ばかりか財界も賃上げを謳うのに唱和することこそが労働組合という風潮と重なったこうした動きには、私たちも今後も、労働組合の重要性を示してがんばっていきたいと思います。


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