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豊橋学習会を開催

 7月29日(土)午後6時より、豊橋カリオンビルにて、豊橋学習会を開催しました。参加者は名古屋学習会の半分の規模でしたが、暑い中参加した皆が、活発に学習会を盛り立て、成功しました。


 最初に簡単に参加者の現状を報告した後、22日の名古屋学習会で行った「原爆から平和を考える」をテーマにした講演を、19日の総がかり行動の講演集会の報告を交えて紹介しました。そのうえで、参加者が活発に意見を出し合ったのですが、過去の戦争と、現在の戦争できる国家に進みつつあるかのような日本の現状について、私たちや、若い世代がどう受け止め、どうしていくかを、改めて考えるきっかけになったようでした。労働組合として、こうした問題も採りあげていく重要性を考えさせられました。


 次回の豊橋学習会は、9月30日(土)午後6時から、豊橋カリオンビルにて行います。次回も、23日の名古屋学習会(テーマ「「私たちはどう働き生きるべきか?」)の紹介を中心に行う予定です。奮ってご参加ください。


 

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ユニオン学習会・外国人労働者組織化学習会

 7月22日(土)午後1時より、ユニオン事務所+Zoomにて、ユニオン学習会を開催しました。10名規模の参加で、活発に行うことができました。


 今回は「原爆から平和を考える」というテーマで、金子哲夫さん(広島県原水禁代表委員)に講師をお願いしました。Zoomでの講演でしたが、歯切れの良く、わかりやすい講演でした。


 金子さんはまず、平和運動にかかわるきっかけについて話しました。電電公社(現在のNTT)に入社し、所属した労働組合が平和運動に熱心だったこと、そして広島でも原水禁運動が活発だったことに刺激されたという経緯を紹介しつつ、労働運動が果たしてきた役割の大きさや、原水禁運動を先頭で進めてきた森瀧市郎さんからの影響や、広島の体験を世代間の交流で継承していくべきことなどを話しました。


 続いて広島の被爆者といっても、原爆で亡くなった正確な数はわからないこと、日本人だけではなく、他のアジアの国の人々も含まれること、被爆者は放射線の影響を一生受ける戦災者であること、などを示しつつ、しかしそういう被害をもたらした原爆投下も、東南アジアの人が戦争を早く終わらせたと言っていることからして、日本の戦争の侵略性について考えるべきとしました。そして、こうした広島の被爆者だけでなく、名古屋空襲や、沖縄戦も引きつつ、戦争の犠牲者は、私たち市民が主になってきており、それは今のイラクやシリアやウクライナも同様、としました。


 そしてこのような市民の犠牲をもたらす戦争を、政府は「自衛のため」として始めるが、岸田政権の軍事力増強は、アメリカの軍事戦略への加担であり、これは安倍政権の「集団的自衛権容認」を原点としており、すでにイラク戦争の頃から日米合同演習は激化していたが、今やイギリス軍と共同訓練するまでに至っていることも訴えました。同時に、過去の戦争の反省もしていない問題も指摘しました。

 

 そして、こういう戦争の問題を考えていくうえで、「相手の側に立って考える」ことを強調しました。たとえば、映像や原爆資料館で目にするものも、攻撃する側から見たものか、攻撃される側から見たものか、での違いがあるし、政府の言う「中国・北朝鮮の脅威」も、朝鮮戦争はなお休戦状態にあるという中での事態なのだが、北朝鮮がミサイル発射ということだけ見るのは危険、としました。そして、「ヒロシマの心」とは、核兵器の使用だけでなく、こうした「命」をないがしろにする戦争自体に反対することだとしました。そして、岸田政権は、「国民の生命と財産を守る」と言っているが、戦争による一般被災者の補償はされていない。戦争の準備ではなく、政治の失敗である戦争をしないことが大事で、ヨーロッパ訪問よりアジア訪問が必要ではないかとしました。


 そして最後に、被爆者の声が核兵器の使用を阻んできたのであり、この被爆者の声を、核実験被害者も含む核被害者の声に広げていった成果が「核兵器禁止条約」であり、この批准を拒む日本政府は「核抑止」を言うが、ロシアの核威嚇に示されるように、核を持つ限り使用の危機はあり、原発も含め、核をなくしていくことをめざそう、と訴え、災害より外遊を優先する政治、戦争への道、に対して、一人ひとり声をあげていこうと訴えて、一時間超の講演を終えました。


 その後質疑応答に移りましたが、被爆者差別の問題や、ブラジル人参加者が参加していたこともあってブラジルへの沖縄や被爆者の移民の問題とかにも話が広がったりしました。そして最後に、毎月19日行動にユニオンが参加していることなど、全国で19行動など、平和運動を今後も共に進めていこうと講師とも励まし合って、学習会を終えました。3日前の19集会で学んだこととも合わせ、今後も平和について学び、取り組んでいこうと思わされました。

 

 学習会は予定より延びて2時間近くになり、その流れもあって、若干変動はあれ、大半の人が、引き続いて午後3時からの、外国人労働者組織化学習会に参加し、これも10名規模で行いました。この学習会は、直接は外国人の労働相談に応対できる相談員養成をめざしているのですが、今回は、労働相談についての一般的な知識を学ぶだけでなく、「模擬相談」の体験も、経験者の相談員と、初心者とがそれぞれ行い、傍聴者として参加した人も含め、より身近に学ぶことができたようでした。


 このように学習会が連続しましたが、短く感じるほど興味深かったでした。次回のユニオン学習会は、同様のテーマなどで29日(土)午後6時から豊橋カリオンビルで行うのに続き、名古屋では「私たちはどう働き生きるべきか?」をテーマに、9月23日(土)午後1時から行う予定です。また次回の外国人労働者組織化学習会は未定です。学習会も含め、今後もユニオンの取り組みを進めていきましょう。お疲れ様でした。

(追記:上記の名古屋学習会は、「賃金の底上げをどう実現するのか?~私たちはどう働き生きるべきなのか?~」というテーマで、上記の日時に行います)


 


 

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格差是正をめぐって(都市と地方、正規と非正規)

 7月20日(木)、厚生労働省の「中央最低賃金審議会目安に関する小委員会(第3回)」が開かれました。今年の最低賃金は、都道府県のランク分けが、AからDの4ランクからAからCの3ランクに初めて変更されるのですが、委員会後、労働者側委員が、このCランクの額の引き上げにより全都道府県で900円以上にするよう求めたと会見で発言したそうです。次回の小委員会は、26日(水)に開かれますが、早ければそこで議論決着の可能性があると『朝日』(21日朝刊)は報じています。(追記:その後、26日・28日の小委員会を経て、28日の

本審議会で「目安」が出され、今後各都道府県での審議に委ねられることとなりましたが、この「目安」では、Aランクの引き上げが41円、Bランクが40円、Cランクが39円の引き上げ額ですが、これで加重平均額は昨年の31円を超えて41円引き上げの、1002円(引き上げ率4.3%)になる、これは目安制度が始まった78年以来の過去最高額だ、と言うのですが、全都道府県で900円以上にするという要求は実現できませんでした。資本主義に格差は不可避な面もあるでしょうが、それを正すのが行政の役割という建て前や、労働運動の役割という私たちの問題もあるわけで、何とかしていかないといけないですが)


 愛知県では、7月4日(火)に愛知地方最低賃金審議会が開催され、当ユニオンからも傍聴参加しました。現在Aランクの愛知県の最低賃金は986円で、ちなみにAランク最高の東京都は1072円、全国加重平均は961円というわけですが、上記の小委員会の議論からすると、こういう都市の額の低さに加え、さらに地方の額の低さは深刻だという気がします。ランク数の削減はその打開のための一策ではあるのでしょうが、こういう地方からの底上げの取り組み、都市での引き上げの先陣を切る取り組み、この相乗効果で、何とか全国での最低賃金の底上げを実現できればと思うのですが、「それは現実的ではない」とかと、「地方に犠牲がいくのはやむを得ない面もあるが、せめて都市と地方の格差是正を」的な方向に流れがちなのは、Aランクの愛知県のユニオンとしては、複雑な思いもあったりもします。


 最低賃金をめぐる議論の他方で、同じ20日、最高裁は、正社員との基本給についての格差に関して、「不合理な格差」を禁じた労働契約法旧20条に照らしての初めての判断を示しました。当ユニオンの顧問弁護士事務所でもある名古屋共同法律事務所の中谷雄二弁護士が、原告(「名古屋自動車学校」の元社員2名)のうちの1名とともに全国ニュースで登場されており、「前日の7.19集会で夜遅かったのに、翌日は東京か」と、その多忙さに圧倒されるのですが、それはさておき、この最高裁判決は、定年後の再雇用で嘱託社員として基本給を(仕事内容が同じなのに)約16~17万から約7~8万(!)に下げられた件(16年提訴)について、「6割を下回るのは不合理」とした名古屋高裁判決を破棄し差し戻したのですが、その場合、「不合理な格差」に「基本給も該当しうる」との判断を示し、その「基本給」の性質(勤続給か、職務給か、職能給か、など)の検討が必要だが、同社の基本給の性質は正社員と嘱託社員とでは違う、しかし、高裁判決ではその検討が不十分、としたのです。それで判決後、原告側は、この基本給をめぐる議論を詰めていく決意を示したそうです。確かに、「定年後再雇用」→「正社員から嘱託社員への変更」→「仕事は同じ」だったとしても「基本給引き下げ、格差発生」という「理屈」があたかも当然で、合理的であるかのようにされていることに対して、どう闘うか、という点で、当ユニオンでの「同一労働同一賃金」をめぐる裁判(中谷弁護士にもお願いしていますが)でも同様のことが問われており、こうした格差も是正していくこともめざしていかねばなりません。


 

 

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あいち総がかり行動7.19講演集会に参加

 7月19日(水)午後6時30分より、東別院近くのイーブルなごやにて、「今国会を振り返って 日本社会はどこに向かっているのか 抗う闘いの作り方 7.19講演集会」(主催 憲法をくらしと政治にいかす 改憲NO! あいち総がかり行動)が開かれました。参加者は1100名を超える規模で、当ユニオンからも5名規模で参加しました。


 講師は秘密保全法制制定や原発推進などに反対し、東京の総がかり行動の集会などにも積極的に参加して活躍されている、海渡雄一弁護士をお招きしました。中谷雄二共同代表のあいさつで紹介された海渡弁護士の講演は、膨大なレジュメを使い、内容豊富で、まとめるのは大変ですが、最初に福島原発事故も契機に打ち出された脱原発の方向から、原発推進に大転換が図られているおかしさが強調されました。そのうえで、今国会で成立された数々の悪法の制定を一環として、安倍政権以降、「戦争国家・『死の商人』国家」づくりが進められ、そこで同時に、「監視社会化」が進み、民主主義も危機に陥れられていること、そして当面、「セキュリティ・クリアランス法」という名の、拡大秘密保護法の制定が目論まれていること、が多面的に明らかにされました。そして最後に、「同調圧力」に屈せず、米中戦争・日中戦争を避けるために、それぞれの国の不戦の世論、特に日中不戦の世論を広げていくことを訴えて、一時間半ほどの講演を終えました。その後質疑応答となり、活発に意見が出され、海渡弁護士も応じてくださいましたが、時間が限られており、二時間余りで終了となりました。


 講演や質疑応答でも触れられましたが、ユニオンとしては、労働運動が、他国での盛り上がりに比べても弱くなっていて(先の「セキュリティー・クリアランス法」を検討している「有識者会議」が、東大副学長を座長とし、連合の中央執行委員が参加しているというのは、典型的な実例のような気もしますが)、そこで特に、若い世代へのアプローチが弱いことを反省しないといけない気がしました。「戦争は武器と軍隊だけでできるわけではない」、とレジュメで言われているように、まさに他人事では済まないのですが、同調をさせられている怖さも、感じます。そんなことも、来る22日(土)午後1時からの、「原爆と平和についての組合学習会」で、広島の被爆者の声を聞きながら、考えていきましょう。

 



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動画感想会&広報担当者会議

 7月15日(土)午後6時より、Zoomを主に、ユニオン事務所もつなぐかたちで、動画感想会&広報担当者会議を開催しました。運営委員ほか、10名を超える参加で、活発に行うことができました。


 当初は「動画上映&感想会」としていましたが、広報担当者会議も兼ねたので、動画を視聴済みという前提での、感想会としました。定期大会に向けて作成し、定期大会で上映した組合員限定公開の動画の感想を出し合いました。おおむね好評でしたが、組合員限定公開という制約と、せっかくなので有効に生かしたいという面との兼ね合いの問題や、出演した人の率直な感想や、ポルトガル語しかわからない組合員にどう伝えるかなど、いろいろな感想・意見が活発に出て、1時間を超えましたが、意義のある感想会となりました。


 その後、広報担当の運営委員が残って、広報担当者会議を行いました。感想会で出た意見もふまえつつ、今後の動画作成のプランなどをめぐって話し合いました。


 動画作成に関わり、協力していただいた皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。動画など、組合内外に広報する手段もいろいろと用いて、組合を盛り上げていきましょう。

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第2回運営委員会を開催

 7月8日(土)午後6時より、ユニオン事務所(+Zoom)にて、第2回運営委員会を開催しました。今回は目標としている午後8時終了をめざしたのですが、やはり議論になることは一定あり、8時をオーバーしました。


 いろいろと組合行事の提案もありましたが、詳細は今後詰めていくことになったり、ユニオンとしてやる必要があることと、力量的な、また体制的な問題との兼ね合いや、そもそもその必要性をどれだけ切実に考えているのか、など、考えさせられる問題が議題になったり、など、いろいろ意見が出されたりして、長引いたのですが、必要な議論ができたのは、良かったと思います。


 だんだん夏が本格化してきて、体も負担がかかってきますが、体調にも気をつけて、がんばっていきましょう。参加した運営委員の皆さん、お疲れ様でした。








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豊橋学習会を開催

 7月1日(土)午後6時から、豊橋カリオンビルにて、豊橋学習会を開催しました。5名を超える規模の参加者で、活発に行なうことができました。

 今回は、6月24日に名古屋で行った「転職と職業訓練」をテーマとした学習会の資料を使わせてもらって、同様の内容を学習しました。転職や職業訓練は、経験した参加者も多く、自分の経験と重ねての話になりました。また、政府が今後どういう職業を盛り立てていこうとしているか、しかしそこで現在人手不足になっている職業についてはどうなのか、など、広く今後の社会の動向にも目を配った話にもなりました。他方で、おのおののの参加者が経験していることもいろいろと紹介され、互いの交流も深まりました。それぞれ、活発に意見を出し合うことができました。


 次回は7月29日(土)午後6時から、豊橋カリオンビルにて行います。参加を、よろしくお願いします。


 

 

   








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