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争議交渉対策会議・ユニオン学習会

 本日(28日)午後3時から、争議交渉対策会議を開催しました。案件に直面している組合員と、解決した組合員を中心に、20名近い参加者となりました。紹介される話は、フィジカル分会での解雇通告ばかりか会社破産もちらつかせるなどの強引な対応や、東京アカデミーでの会社の異常な対応や、ベストマン分会での社長の無責任な対応など、会社側があまりに労働者をひどく扱っていると思える話ばかりで、解雇をめぐって交渉中の初めて参加した組合員が、「自分よりひどい人がたくさんいるんですね」と漏らすほどでした。また三河支部としては、4年余り取り組んできたムサシ鉄工裁判(ブラジル人派遣社員が直接雇用の正社員になった直後に、有期雇用に変更する契約書によくわからないままサインしてしまったことにより雇い止めさせられた件で争った裁判)で、上告が棄却されたとの悔しい報告も受けました。他方、ボリビア人・ブラジル人で組織するK分会では、賃上げ要求を出そうという話も出ているというように、労働条件の改善を求める春闘も取り組んでいこうという話にもなりました。案件は昨年末から今年にかけて多くなってきているのですが、解決したり、解決の方向に向かっている案件も半数ほどにも至っている反面、上記のようになかなか解決が困難な案件もあるのですが、互いに団交や裁判傍聴に出席したりというように、相互に交流しつつ協力していくことも確認できて、良かったと思いました。

 途中の休憩を挟んで、解決した2名の方の解決報告会を、軽食をいただきながら行ないました。いずれも解雇や雇い止めで、それに至る扱いもひどく、団交でも会社側の態度は正直腹立たしいところもあったようでしたが、何とか解決に至ってほっとした様子でした。仕事を一生懸命やろうとしている労働者を、軽く扱いすぎる会社が増えていることへの怒りと共に、サービス業などでの競争の激しさなども考えると、会社側へ要求する際の難しさもあるなどの話も口々に出ました。この間、さまざまな案件に取り組んできていて、対応も多様に問われていますが、活発に対応できていて、良いと思えました。話は尽きませんでしたが、6時を過ぎ、お開きとなりました。

 あまり間を置かず、6時半から、ユニオン学習会を開催しました。争議交渉対策会議に参加した組合員、またひさしぶりに参加した組合員なども含め、10数名で行いました。今回はテキスト『知らないと損する労働基準法Ver.2』の第5章「退職・解雇と懲戒処分」を途中まで学習しました。解雇事件は私たちユニオンでもしばしば扱っているので、本文では労基法の法文や判例や行政解釈などを引用してやさしく書こうとしているのですが、細かいところではわかりにくいところや疑問なども積極的に指摘があったり、また、さまざまなユニオンの経験も紹介されたりもして、興味深く、また突っ込んだ学習となりました。2時間余りで、争議交渉対策会議も合わせると長時間になりましたが、皆それぞれに得るものがあったと思います。そして、交流も深めてきたことを基に、今後の闘いに臨んでいきましょう。お疲れ様でした。次回は2月25日(土)に行いますので、奮って参加して下さい。


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