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フタバ産業に対する団交・裁判に参加

 自動車マフラー最大手のトヨタ系フタバ産業は、岡崎に本社があり、当ユニオンもそこで働く期間社員や派遣社員の問題で直接・間接に交渉を何度か行ってきたのだけれど、最近団交・裁判、と相次いで参加することができましたので、報告します。

 先月30日(月)には岡崎で、同社幸田工場で派遣社員として3年半、期間社員として1年半働いて、5月末で雇い止めを通告されたブラジル人組合員の問題で団体交渉を行ないました。会社側は震災後の業績がなお厳しく、有期雇用・派遣の労働者は基本的に契約が満了すれば雇用は終わり、という認識のうえで、本人の仕事ぶりの問題を主張してきました。私たちは会社の主張を受けて検討する、という態度で、次回の交渉に臨んでいこうとしていますが、派遣切りの問題を経て、直接雇用を求めてきたのですが、期間社員としての直接雇用というとこういう不安定さはどうしてもつきまとう、と改めて考えさせられました。フタバ産業のような大企業ならば、何とか雇用継続の方向でやっていけないものかと、考えてしまいました。

 そして本日(2日)は豊橋で、フタバ産業・派遣会社を相手に訴えたブラジル人組合員の裁判が行われました。フタバ産業田原工場で05年9月に2mの高さから転落する労働災害に遭い、派遣会社、そしてフタバ産業の責任を問い、09年3月に提訴し、裁判を続けているのですが、派遣先・派遣元とで責任の所在があいまいとなり、また労災を認めるのに消極的、という、労災問題でも非正規雇用の労働者は不利だということを改めて感じさられました。ユニオンは06年11月に団体交渉を派遣元に申し入れて以降、ずっとこの問題に取り組んできたのですが、09年3月に派遣元から解雇され、提訴に至っています。直接雇用も求めてきたのですが、こういう大企業の非正規労働者に対する仕打ちに、理不尽さを感じざるを得ません。

 次回の裁判は6月30日の木曜日で、7月からはフタバ産業もご多分に漏れず木曜は休日になるとのこと。裁判は平日にやっているけれど、7~9月はどうなるのでしょう。ただでさえ裁判というものは山ほど行われていて、同じ事案の裁判は一ヵ月に一回やれるかどうか、という風なのですが。

 震災・原発事故への対処を、政治家も大企業も、自分たちに都合よくやり、やがて一億総がまん、そして原発を止めろだの大企業や政府が悪いだのと言う奴がいるからこんなことになるんだ、とか言いながらの、リーダーシップという名のファシズムという風になっていきかねないのは、前方への逃走=迷走、という気がしてなりません。最後、若干脱線しましたが、偉い人たちの方が、内閣不信任だの辞任だのと、脱線、迷走して、やがて変な方向に突進しないか、心配してしまいます。

 


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