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ウクライナ問題交流会・振り返り交流会を開催

 2月18日(土)午後3時より、自主企画「ウクライナ問題交流会」を、ユニオン事務所+Zoomにて行いました。ウクライナ問題については、昨年、公開学習会を行ったりして議論を深め、また有志で抗議行動に参加したりしてきましたが、ロシアの侵攻開始から一年を前に、改めてウクライナ問題を考え合いたいという組合員同士の自主企画として、この交流会を催し、10数名の参加で成功しました。


 交流会では、NHKEテレで、昨年11月5日に放送され、12月30日に再放送されたETV特集『ブラッドが見つめた戦争 あるウクライナ市民兵の8年』の録画を観て、その感想を中心に話しあいました。このドキュメンタリーは、動画撮影を特技とする通称「ブラッド」という若者が、自身が撮影した動画で、14年の「マイダン革命」を体験したことをきっかけに、ドンバスでの内戦を市民兵として戦い、停戦合意後、戦争による心の傷を癒しつつ日常生活に戻りながらも、昨年のロシアの侵攻以降、再び市民兵として戦い、その後正規軍に入っていく8年間を記録しているのを見つけた若いディレクターが、ブラッドと交流をし、その動画を編集して一時間の番組としたものです。前半はこのドキュメンタリーを観て、休憩後、後半では最初に、参加したそれぞれが自己紹介と併せその感想を出しあい、その感想をめぐってもまた意見を出し合いました。


 いろいろな意見が出ましたが、大きくは、動画でリアルな現実に接して、戦争に参加して、命と精神を危機に晒しながらも、なお身を投じていく姿に衝撃や何とかならないかとか、戦争はよくないと感じたという、率直な意見と、一方からの情報で戦争を引き起こしている張本人はプーチンだと言い切れるのかどうかとか、解決は戦争しかないとなるのかとか、ロシア人でも戦争に反対している人もいることに注目すべきとか、日本も軍備強化を、となるのかとか、原因・背景や、解決の方向性に関係する意見とが、出ました。1時間の話し合いの予定時間が、30分延長となるほどでしたが、こうして意見を出し合い、関心を持ち抗議の声を上げ続けることの大事さを、1年を経て改めて感じさせられました。


 そして午後6時半からは、同じユニオン事務所+Zoomにて、振り返り交流会を開催しました。定期大会を前に、気軽に、ユニオンの今期1年間を振り返りながら、打開していく点も探っていこうという催しでしたが、運営委員とそうでない組合員、併せて15名規模の参加者で、賑やかに行うことができました。


 基本的には、前回の定期大会で確認した22年度のユニオンの基本方針(世代交代を目指した組織体制の確立・組合員の相互交流・社会とつながった労働運動)をテーマとして、運営委員でない組合員からの意見を出してもらい、そのうえで、運営委員中心でこのかん定期大会に向けて具体的な点での議論を重ねてきていることも含めて提起して、より議論を深めていく、という形式での進行となりました。運営委員ではないとはいえ、ユニオンの活動に大なり小なりかかわっている組合員が参加していたこともあって、具体的で重要な問題がいろいろと出されたので(労働相談体制の強化や、広く組合員のユニオン活動への参加を促すための方策などに関して)、2時間にわたり、充実した意見交流ができました。5月14日の定期大会まで3ヵ月弱ですが、簡単ではない問題も含め、議論を煮詰め、方針と体制を練りあげ、前進していきましょう。


 連続した企画に参加した皆さんも、どちらかに参加した皆さんも、お疲れさまでした。さらに、催しに先立ち、金山駅北口で、12時半から1時間行われた、関西生コン労組つぶしの弾圧を許さない東海の会の、全国同時アクションの一環としての街頭宣伝に参加した皆さん、韓国ワイパー労組の支援行動に続いての屋外での取り組みでしたが、お疲れさまでした。韓国ワイパー労組員への昨日付の解雇通告は撤回されたそうですが、解雇撤回闘争は続くでしょうし、ひるがえって、私たちの闘いも、明日は総がかり行動の集会・デモも催されるなど、来週以降も続きます。じっくりと、取り組んでいきましょう。


 


 

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