SSブログ

全国ネット運営委員会・広岡法浄さんを偲ぶ会・あさイチ

 5月20日(土)午後から21日(日)午前にかけて、熊本にて、コミュニティ・ユニオン全国ネットワークの全国運営委員会が開かれました。当ユニオンの鶴丸委員長は、全国ネットの共同代表も務めていますが、今回の運営委員会は、今年11月25・26日に開かれる第35回全国交流集会の会場の下見も行う必要もあり、Zoomでの参加ではなく、直接熊本まで足を運びました。会場は熊本城ホール内シビックホールですが、熊本といえば、11年には熊本県阿蘇で全国交流集会を開催し、その後当ユニオンの参加者が観光で訪れた熊本城(今回の会場の近くです)は16年の熊本地震で大きな被害を受けたとかが思い起こされますが、熊本は飛行機でも新幹線でも当日出発すれば開始時間に間に合うようなので、関心のある方は、参加を検討していただければと思います。


 他方、5月21日(日)午後1時半から、三重県・津にて、「広岡法浄さんを偲ぶ会」が開かれました。ユニオンみえの書記長を長く務め、また前委員長だった広岡さんは、コミュニティユニオン東海ネットワークの代表や、全国ネットの共同代表も務めていましたが、2年前に逝去され、今回は一周忌にあたりました。上記の全国運営委員会のスケジュールと重なっていましたが、全国からも、東海からも参加者があり、100名規模で盛況となり、当ユニオンも、6名が参加しました。当ユニオンも先輩ユニオンであり、また共闘してきたユニオンでもあるユニオンみえの“顔”だった広岡さんにはお世話になっており、広岡さんの遺志をも引き継ぎつつ、ユニオン運動を前進させていく決意を新たにしました。


 また、話は変わりますが、5月24日(水)のNHKテレビで、朝ドラの次に放映された「あさイチ」では、「“なぜ私たちは・・・”非正規雇用の悩み」と題した特集を組んで、非正規雇用の問題点を、民間・公務員の両者について採りあげていました。コメンテーターを務めた竹信三恵子さん(ジャーナリスト)のコメントも的確で、勉強になりました。なかでも、非正規労働者の正規労働者との賃金格差や、差別的な対応とか、不安定雇用とかが、非正規労働者の7割を占める女性は補助的労働に従事するしかないという偏見と重なっていることや、非正規公務員(公務員の約4割を占め、そのうち4分の3が女性)の低賃金・不安定さが、公共サービスの利用者にとっても切実な問題を起こしている(番組では、DVの相談員が退職を余儀なくされたため、相談者が新たな相談員に相談しようにもフラッシュバックを起こすのでできないという深刻な話が紹介されていましたが)こととかが印象的でした。また、番組に4000ものメッセージが送られてきたという問題の大きさとともに、ユニオンとの関係については、個人では交渉は難しいが労働組合なら交渉できることや、札幌地域労組の、三苫書記長のインタビューも含めた紹介の映像や、全国ネットのHPが相談先として紹介されていました。そこで竹信さんが、闘うとまでならないにしても、自分の問題について第三者的に(会社との関係でなく)知ることができるという意味で、厚労省や日本労働弁護団のホットラインともに、ユニオンに相談することも、意味があると言っており、当事者からするとそうだ、と気づかされもしました。テレビのワイドショーというと、いまイチという人もいるかと思いますが、ユニオンに好意的な報道として、貴重だと思いましたので、ご覧になれなかった方は、NHKのアナウンサーではありませんが、NHKプラスででも、ご覧ください。


 ユニオン運動の全国的な前進で、労働者の状況の改善を、実現していきましょう。







nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。