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関西生コン労組つぶしの弾圧を許さない東海の会第5回総会に参加

 7月30日(日)午後1時30分より、金山駅近くの労働会館東館ホールにて、関西生コン労組つぶしの弾圧を許さない東海の会第5回総会が開催されました。55名の参加で、当ユニオンからも数名が参加しました。


 総会は、第1部は文字通りの総会で、提案された議案を全体で確認しました。続いて第2部は「報告と討論」で、報告は「産業別労働組合ー私たちが闘い続ける理由」とのテーマで、久堀文弁護士(関生弾圧弁護団)・湯川裕司委員長がそれぞれ発言しました。久堀弁護士は、担当した刑事・民事事件の双方について紹介し、有罪・無罪判決や、裁判所や労働委員会での係争状況について報告したうえで、労働組合の活動を犯罪とみなし、組合員を逮捕し長期勾留して屈服させようとする異常さを告発しました。また湯川委員長は、自身も含め労組が厳しい弾圧を受けながらも、立て直してがんばってきたこと、それは労働者は闘い団結し支えあわなければだめだという思いに支えられてきたからだと、改めて決意を述べました。その後、報告を受けて、「今こそ連帯して闘おう」とのテーマで、討論が活発になされ、最後に熊沢誠共同代表が産業別労働組合の闘いの意義にも触れるまとめをして終了しました。


 ところで、関西生コン労組は、産業別労働運動を掲げて闘い、厳しい弾圧を受けていますが、お隣の韓国では「北の手先」扱いされている民主労総に属する金属労組という産別組織に支えられて、下部組織としての韓国ワイパー労組が奮闘中です。他方、日本の同盟国とされる米国では、5月の全米脚本家組合のストに続き、7月には全米俳優組合がストを決行。俳優ストは1980年以来だそうで、かのレーガン大統領も、かつて全米俳優組合の委員長でありながらハリウッドの「赤狩り」に加担したという話もありますが、労働運動には熱心だったのでしょう。これらの組合も、「産別労組」になるのか、「フリーランス労組」になるのか、よくわかりませんが。ひるがえって日本でも、25日に「そごう・西武労組」がスト権を確立したと発表し、57年以来の大規模百貨店のストか、と、話題になっていますが、上部団体のUAゼンセンは、連合は共産党とは絶対一緒にやらないけれど自民党とは協力するという現会長を支持しているようですが、この傘下の百貨店部会は、この「そごう・西武」の競合他社の労組が団結する形で、「そごう・西武労組」の交渉相手であるセブン&アイに要請書を出す(1月下旬)という異例の取り組みをしているというように、「企業別労組」の枠を越えて、産業別労働運動をつくっている、というようになっています。「階級」の「団結」なんてのは共産主義でだめだが、労働運動が統一しなければ労働者の力は発揮できず権利は実現できないとして結成されたのが連合だったように思うのですが、どんどん最近は企業別組合単位に分断されてきたようなのに、最近また企業の枠を越えて「団結」してきている動きが、広がってきているようなのは、相手は強大で、これに対する「階級闘争」は「死語」になりきらないということなのでしょうか。「共産主義という妖怪」が、産業別労働運動というかたちで、米日韓をかけめぐっているのかもしれませんね。


 








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