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6.19集会に参加

6月19日(日)午後1時半より、若宮スポーツ広場にて、「憲法変えるな 戦争するな!ー選挙にGO、GO-」6.19集会・デモ(主催 憲法をくらしと政治にいかす 改憲NO! あいち総がかり行動)が開催されました。200名の参加者で、当ユニオンからも家族を含め、10名規模で参加しました。


 集会は最初に中谷雄二共同代表が主催者あいさつを行いました。中谷共同代表は、高齢者にはいつまでも働かせ、若者には政治に関心を持たなくさせ、自衛隊には戦争になったら米軍が助けてくれるかのようで、あくまで主になって戦わせ、という姿勢であると、政府は公言している、として、こういう政府を許さず、闘い続けようと訴えました。 


 続いてアピールに移りました。まず「憲法改悪を許さない」というテーマで、飯島滋明さん(名古屋学院大学教授)が発言しました。飯島さんは、改憲勢力はすでに国民投票を視野に入れた運動を進めていることや、衆院憲法審査会はすでに16回開かれており、参院選の結果次第でどんどん改憲の議論が進んでいく危険があることを訴えました。


 次に「経済・貧困・生活保護」というテーマで、森弘典弁護士(いこいの森法律事務所)が発言しました。森さんは、貧困は可視化されているのに、政府は一時しのぎの政策しかとっていない、生活保護だけは避けたいという現状を変えてはいないし、人への投資と言いつつ生活に困窮している人に金は出していない、などの現状を示しつつ、税金を財源とした普遍性のある社会保障制度を、労働の充実とともにめざし、実質的平等を求めていく運動を、と呼びかけました。


 最後に「参院選挙に向けて」というテーマで、田巻紘子弁護士(名古屋南部法律事務所)が発言しました。田巻さんは、福島原発事故に対して国の責任を認めなかった最高裁判決は、核保有能力を確保するという国策として原発を推進してきたことを無視する他方で、この裁判官を任命した安倍元首相は「核共有」を公言している、と怒りを示すことを切り口に、責任をとらない政治が続いてきた、として、参院選で政府の政策にNOの声を示そうと訴え、10%が変わると全体が変わる、という話を挙げて投票や、種々の具体的な取り組みの提起をしました。


 この3名の発言を受け、「大軍拡を止めよう」などのバナーを一斉に掲げるアピール行動をして、集会を終了しました。続いて、「憲法変えるな 戦争するな」とコールを交えながらの、歌も含めてのアピールをする車に先導されて、栄一帯をデモ行進しました。賑やかさを取り戻している栄一帯の沿道からの声援も受けて、励まされながらのデモ行進でした。参加した皆さん、お疲れ様でした。



 


 



 


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反貧困ネットワークあいち第13回総会に参加

 6月18日(土)午後1時半より、金山駅近くの労働会館にて、反貧困ネットワークあいちの第13回総会が開かれました。反貧困ネットワークあいちは、08年以来の「派遣切り」の横行に対し「反・貧困」を掲げて10年に結成されたネットワーク組織で、当ユニオンも当時から協力してきました。筆者はZoom参加でしたが、30名規模の参加者の様子でした。


 総会は開会あいさつから始まり、議長選出の後、議事は、昨年度の活動報告と今年度の活動方針の提案、昨年度の会計報告と監査報告、今年度の予算提案、役員選任、と進み、折々に質疑を交えた後、最後に議案は承認されました。先日の当ユニオンの定期大会と議事の形式は似ていましたが、内容は特徴がありました。活動報告と方針では、生活保護問題と子どもの貧困問題と居住福祉問題を重点的に取り組んでいることを確認できましたし、役員選任では、幹事に当ユニオンから1名参加していますが、引き続き選任していただきました。


 総会は1時間程度で終わり、休憩後、記念講演に移りました。講演は「コロナ禍と居住の貧困~居住困窮の対策を考える」という演題で、岡本祥浩さん(中京大学大学院経済学研究科教授)にお話ししていただきました。岡本さんは反貧困ネットワークあいちの居住福祉問題にも関わっていただいていることもあってか、具体的な話も交えてわかりやすかったです。講演は、就労自立策の破綻と問題点をふまえ、対抗策を考えることを狙いとし、1 コロナ禍の居住困窮の実態~就労自立の限界 2 居住困窮の背景~住居をめぐる状況 3 就労自立の困難~輻輳する居住困窮の要因 4 居住困窮への対抗~大曽根住宅を例に という構成で行われました。


 筆者が印象的だったのは、住居が私たちの生活の重要な基盤なのですが、特に日本は、住宅の量は多いのに、居住福祉という質の面から見ると問題が多く、そのひずみは、就労して自立しろ、住まいも自分で何とかしろというような、居住困窮に陥っている人に集中していることと、こうした居住福祉の貧困状態に対して、「居住の権利実現の糸口」として、名古屋の大曽根住宅を実例に挙げて、憲法25条の生存権に示される権利を実現しようとがんばっている実践例が紹介されたことでした。質疑でも居住をめぐって行政と交渉してきた方の質問があったりして、学ばされました。


 貧困問題は、住宅問題もそうですが、労働組合とは課題は直接はつながっていないかもしれませんが、関連していることは、私たちも感じながら活動しています。住宅問題については、借家住まいの筆者も、個人的にも他人事ではありませんし、最近話題のNHKドラマ「正直不動産」を観ていて、不動産屋さんの仲介で家を借りる際にその不動産屋さんの営業トークに素人としてただ従っているだけではダメだと反省させられたりもしています。今後も、貧困問題を、労働問題と関連した問題としてとらえながら、協力してがんばっていこうと思わされました。皆さん、今後もよろしくお願いします。


 








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第1回運営委員会を開催

 6月11日(土)午後6時より、ユニオン事務所(Zoom併用)にて、第1回運営委員会を開催しました。定期大会後初めての運営委員会で、通常の議事に加え、定期大会のふりかえりをしたうえでの、運営委員の諸担当の確認や、大まかな年間計画の設定なども行ったため、通常よりも時間がかかりました。今後、新たな運営委員も加え、人数も増し、分担も変わった運営委員会で月々の活動を決定しながら、活動を進めていきますが、組合員全体で組合を運営していくのがあくまで基本なので、組合員の皆さんの協力が不可欠です。また、他の諸団体・個人の皆さんの協力もいただいていく必要もあります。今後も、よろしくお願いします。

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技能実習制度を考える集会を開催

 6月8日(水)午後6時より、ウィンクあいちにて、「外国人技能実習制度を考える学習集会」を開催しました。この集会は、5月22日から6月13日まで取り組まれる「外国人技能実習制度廃止!全国キャラバン2022」に連携した名古屋での取り組みとして、コミュニティユニオン東海ネットワークがよびかけて行いました。東海ネット関係の方々、支援団体関係の方々など、30名規模の参加者で、当ユニオンからも7名が参加し、活発な集会となりました。


 93年に創設された外国人技能実習制度は、「奴隷労働」と批判されるなど、さまざまな問題点を抱えており、政府も改正の動きを一定示しているほどです。全国キャラバンは、こうした状況にふまえ、外国人技能実習生制度の廃止とまっとうな「受け入れ制度」を掲げて実行委員会により取り組まれています。私たちユニオンも参加するコミュニティ・ユニオン全国ネットも賛同し、東海では、5日に岐阜でセミナー、6日に三重でスタンディング、7日に静岡でスタンディングが取り組まれました。そして8日、名古屋でも学習集会を開きました。


 集会は、キャラバン実行委員会の中心となっているNPO法人移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)運営委員の杉戸ひろ子さんの司会で始まり、東海ネット事務局でもある当ユニオンの浅野運営委員があいさつをしました。そして、ゲストスピーチとして、まず大坂恭子さん(外国人技能実習生問題弁護士連絡会共同代表)が、「外国人技能実習制度の問題点」と題して、制度の概要を話しました。続いて岐阜一般労働組合第二外国人支部・支部長のケンカイさんが「シェルターに入居者の現状から」、愛労連顧問の榑松佐一さんが技能実習生支援の経験から、それぞれ、制度を要因としてひどい扱いを受けている技能実習生の支援の経験から、制度の実態を詳しく紹介しました。


 そのうえで、意見交換を行ったのですが、全体を通して、技能実習制度が複雑で、名目と実態が乖離し、中間団体が介入し、労働者の権利侵害が横行しているなど、問題点が多々あること、そして送り出す国々にもそれぞれ違いがあったりもし、労基署・入管・技能実習機構・監理団体・受け入れ先それぞれ、さまざまな対応があったり、など、いろいろと試行錯誤するような難しい、また工夫の余地がある事柄があること、などが明らかになった気がしました。


 また、この日は午後、名古屋地裁で、「ウィシュマさん名古屋入管死亡事件・国家賠償請求裁判」の第一回口頭弁論が行われ、傍聴希望者も、報道関係者も、多く集まりました。筆者はユニオンの仲間に裁判があることを教えてもらったので、個人的に裁判所まで行きましたが、大人数に圧倒されたこともあり、裁判の傍聴はあきらめ、近くの桜華会館で開かれた記者会見と報告集会の一部に参加しましたが、外国人を受け入れていく姿勢とは真逆の、この事件によって、苦しみながら裁判を始めた妹さんたちが、しかし多くの人がいて励まされたと発言していたのが印象的でした。集会でも、問題の重さとともに、支援活動でいろいろ工夫しているという話も出ていたりして、ちょっとしたことのようで、実は大事で意義のあることがあるような気がして、仕事を休んでこの日を過ごしたことの意義も、感じた一日となったのが、個人的には良かったでした、外国人問題は、難しい問題が多々ありますが、その中で、いろいろと学びながら、がんばっていきましょう。


 


 


 


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