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春闘・最低賃金宣伝行動に参加

 4月13日(木)午後6時より、名駅東口付近にて、「春闘回答促進強化街頭宣伝と最賃宣伝」が、愛労連の呼びかけで行われました。当ユニオンも5名規模で参加し、愛労連と加盟の労組、飛び入りの方など、総勢20名を超える規模で、賑やかに行い、『毎日』の記者の方も取材に来られていました。


 宣伝行動は、横断幕や、のぼりを掲げつつ、マイクでのリレートークを行うとともに、最低賃金引上げを訴えるチラシ・ティッシュを配布したり、最低賃金引上げについてのシール投票をしたりなどして、多彩に行いました。この宣伝行動に共鳴した若者のグループが、シール投票を盛り上がりながらしてくれたり、2名が飛び入りでリレートークに参加したり、同僚に配りたいと大量にチラシ・ティッシュを持って行ったり、などのうれしい反応もあり、チラシ・ティッシュの受け取りも良く、賃上げが関心のある切実な問題になっていると改めて思わされました。


 リレートークでは賃上げより物価上昇が上回っている現状ではより大幅な賃上げが、最低賃金引上げも含め必要になってきていることや、賃上げが厳しいとされる中小企業でも、賃上げのための方策をとるべき、などの発言が、愛労連や加盟の各労組の方々からされました。当ユニオンからは、当ユニオンが、中小・非正規春闘を地道に取り組んでいることや、現状の最低賃金は家族が生活していくにはとても足りない水準であることや、愛労連加盟の大王製紙パッケージ労組の96時間ストライキに連帯する行動に自主的にとりくんだこと、などを訴えました。


 一時間余りの宣伝行動は成功しましたが、最低賃金については、厚労省は6日、今年10月、初めて4ランク区分を変更して3ランクに再編するとの方針を決めましたが、これは私たちが全国一律に、大幅に、引き上げるよう訴えてきたことの、わずかではあれ、成果と言えるでしょう。「全国一律1500円なんて無理」とあきらめるのでなく、こういう私たちの声を、粘り強く、より広げていくことでしか、前に進むことはできないし、その声は、個人単位の愚痴ではなく、労働組合の力で、示していく必要があります。そして、最低賃金の底上げだけでなく、賃金全体を大幅に引き上げていくために、春闘を、今後もがんばって、進めていきましょう。参加した皆さん、お疲れさまでした。


<追記(5月2日)>4月30日の『毎日』に、この街宣についても含めた「物価高見合う賃上げを 中小企業従業員ら 名駅前でマイク握り 肉食べず おかず一品」という記事が掲載されました。記事について、補足させていただきます。

 当ユニオンに関しては、2名の参加者の写真が掲載され、「愛労連が名古屋駅付近で行った街頭活動では、労働者らがマイクを握り賃上げを求める声をあげた」と説明がつけられていますが、当ユニオンは愛労連には加盟しておらず、この日は愛労連と協力して街頭活動を行ったということなので、念のため補足します。また本文では、「最低賃金に毛が生えたような賃金で」自動車関連の中小企業で契約社員として10年間働いて定年退職した65歳男性の話が出てきますが、「日々食費を切り詰め、肉は食べずにおかずは毎食一品のみ、未婚・子供なしでもぜいたくできない、外食はとんでもないと笑い、『日本は壊れている』と、若者たちの将来を懸念」と話した当人によると、「肉を食べないというが、まったくというわけではないし、買い物や料理が面倒という面もある」「外食もつきあいやユニオンの活動ですることもある、会社にいたときは安い会社での昼食が一番のごちそう、そこで肉も食べてたなあ」とのことで、この記事で書かれていることがすべてというわけではないのですが、ただ、節約するのはまず食事代(特に外食)というのは、今の物価高の下での生活ではとりわけ、低い賃金の、特に単身の労働者にとっては、一般的なのではないかという気がします。


 この記事は他に、街宣で若者が賛同する様子、愛労連事務局長の最賃引き上げ、大企業が下請けの価格転嫁を認めるべきとの発言の紹介、名古屋商工会議所の調査結果や、担当者の、人手不足や、競合他社との関係での賃上げのケースについてや、賃上げできない企業への支援策についての発言、愛知労働局の、非正規労働者の同一労働同一賃金徹底の県商工会議所などへの要請、について触れられています。記者として種々の取材先に足を運びつつ、当ユニオンについても好意的にとりあげていただいたことに、加藤記者はじめ毎日新聞の皆さんに、お礼申し上げます。





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