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最低賃金アクションに参加

 6月23日(金)午後6時より一時間、名駅東口にて、「最低賃金1500円   サマーアクション」が開かれ、20名規模の参加で実現し、当ユニオンからも、他の活動と並行して、数名が参加しました。


 このアクションは、全労連・国民春闘共闘の「第4次最賃デー」の行動の一環として、愛労連が主催しました。並行してツイッターデモや、オンライン署名も行なわれましたが、名駅前という繁華街でのこの行動には、最低賃金の1500円引き上げという目標に共鳴して、このかん当ユニオンも協力させていただいています。まあ、事務所がすぐ近くで参加しやすいという面もあるのですが・・


 さて、「最低賃金全国一律1500円」などの横断幕を掲げ、マイク宣伝、ティッシュ・チラシ配布、署名・シール投票などを行ったのですが、マイク宣伝では、当ユニオン員も発言しました。皆が、学生が奨学金、社会に出てもローンという、借金を負いながらの生活、特に非正規や福祉・保育労働者などの低賃金、という社会的にも大きな問題があるという現状の中で、最低賃金の引上げを含む賃金の底上げはぜひ必要であり、そのためには税負担の公平化や助成金など行政面からの対策も、などと訴えました。


 チラシの受け取りは前回のアクションより若干良くなかったように思われましたが、名駅前という人通りの多い中では、やはり注目度は高く、シール投票も多く集まりました。先日はこのあたりで韓国の労働組合の方と宣伝行動をしましたが、報道では韓国の方が日本より賃金が高くなる傾向にある、それは労働組合の力が強いからだ、と言われています。それはむしろ、中小企業に犠牲が集中することに端的なように、国民経済を混乱させている、という方にミスリードするような調子もありますが、私たち労働組合としては、賃上げ闘争を職場で進めていく責任があるとともに、それがあたかも社会全体に弊害をもたらすかのように見なされることには、ちょっと、何かを忘れちゃいませんか、と言いたくなるところもあります。「どうせ大企業・富裕層・政府が悪いと言うんだろう」そうとも言えるし、そうとも言い切れないですが、少なくとも、私たちは、労働組合の責任を果たしていかなければならない、解雇されつつある、生活を破壊されている、労働者の、要求を実現していくことが、必要で、そちらさんが私たちを踏みつけにするなら、抗うしかないのです。


 と、いささか怒りたくもなりますが、ところで、このアクションは、7月4日に開かれる愛知地方最低賃金審議会の開催を控えて、それに向けて、という意味もあります。この審議会の委員に、当ユニオンからも愛労連推薦候補とともに立候補して、任命されませんでしたが、労働組合にもいろいろ色彩があるにしても、企業や政府に対して、また行政に対して、労働者の利益を実現する責任を持つことには変わりはないので、それでがんばっていくしかありません。とはいえ、「労働者の利益」とは何か、という基本からして難しいんですが・・


 と、いささか困惑もしながらも、皆で、がんばっていくしかないですね。明日は「転職と職業訓練について」のユニオン学習会が、13時から事務所(+Zoom)であります。少し頭を使って、声を出して、人の話を聞いて、「労働者の利益」について、考えてみましょうか。


 ちなみに、労働組合としては同時に、職場での賃金闘争を進めていくことも、この最低賃金引き上げの運動と相乗効果をもらたすでしょうし、その意味では、こうした賃金闘争も、進めていく責任もあると思われました。


 


 



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