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コミュニティ・ユニオン全国交流集会を実現

 11月25(土)・26(日)の2日間、「第35回コミュニティ・ユニオン全国交流集会in熊本」が、熊本城ホールを会場として開かれました。「ぎゃんして ぎゃんすっと ぎゃんなっとたい!『みんなが団結して 行動すれば 未来はひらける!』」をテーマに、55余りの団体・280名の参加者が集いました。全国・東海の仲間とともに、当ユニオンからも5名を超える参加で、実現しました。


 一日目(25日)は2階のシビックホールで午後1時に開会し、前半は全国ネットワークの総会でした。経過報告・活動報告や、予算案や、役員体制案などが提案され、採択しました。続いての特別報告では、スクラムユニオンひろしま出雲事務所の日系労働者の組織化について、札幌地域労組千歳相互バス支部のストライキについて、の報告とともに、当ユニオンの浅賀井製作所分会の「労基法3条、20条違反で裁判闘争」についての報告を行いました。労基法3条は国籍差別を禁じ、均等待遇を謳い、旧労契法20条は同一労働同一賃金を謳っていますが、これらの法も根拠としての裁判闘争で格差是正の和解を実現した闘いについて、ブラジル人原告の一人で分会長でもある佐藤副委員長が力強く語りました。そして議長を解任し、総会を終えました。


 休憩を挟み後半では、かの熊本県の営業部長「くまモン」が登場し会場を湧かせた後、特別講演として、「『こうのとりのゆりかご』から始まる第2の人生~置かれた場所で花を咲かせる~」と題して宮津航一さん(大学生)と、「孤立出産に追い込まれない社会に~ベトナム人実習生孤立死産最高裁無罪判決から見えるもの~」と題して石黒大貴弁護士が、それぞれ話されました。宮津さんは、全国初の「こうのとりのゆりかご」が慈恵病院(熊本市)で運用開始し、そこに最初に預けられた方で、そこから現在までの体験とそれを通じて現在どう生きているかの思いを語り、石黒さんは、熊本市で死産した双子の赤ちゃんを自室に遺棄したされた元技能実習生のベトナム人リンさんの逆転無罪判決を勝ち取った主任弁護人として、事件の背景をつかみ無罪判決を勝ち取った取り組みを語りました。いずれも厳しい境遇をのりこえていく頑張りに、学ばされ励まされる講演でした。


 これで会場での一日目のスケジュールは終了し、近くのホテルでのレセプションに移りました。コロナ禍が一段落したかのようになっているので、久しぶりのレセプションとなりました。オープニングでは『山鹿灯籠踊り』が披露され、乾杯後では、民主労総金属労組韓国ワイパー分会の闘争報告と当ユニオンの鶴丸委員長が主導してのユルトン(律動、闘争歌に合わせての踊り)も含め、全国のユニオンの個性あふれる自己紹介が披露され、大いに盛り上がりました。レセプション終了後も、当ユニオンもそうですが、全国の仲間はそれぞれ、交流を深めました。


 二日目(26日)は再び熊本城ホールに戻り、3階の会議室で午前9時に開始し、精神障害の労災認定基準・メンタル労災からの職場復帰・Web活用・女性と労働(セクハラ・マタハラ)・会計年度任用職員・外国人問題・同一労働同一賃金・組合づくり・労働委員会・最低賃金・フリーランスをテーマとした11分科会に分かれ、それぞれ学習・交流を行いました。そして午前11時30分に2階のシビックホールに移り、閉会集会を行いました。集会宣言を確認し、来年度の開催地である大阪の決意表明を関西の仲間が行い、正午、無事閉会となりました。その後、別会場で女性交流会も開かれましたが、当ユニオンの参加者は、熊本城見物をしたりした後、帰途につきました。

 

 集会の成功のために尽力していただいた現地の実行委員会の皆さんをはじめ、全国・韓国の皆さん、お世話になりました。前日の全国運営委員会から参加していた鶴丸委員長を含む当ユニオンの皆さん、お疲れさまでした。今後とも、よろしくお願いします。がんばっていきましょう。














 





 

 




 


 

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