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第23回東海ネット交流会議を開催

 2月11日(土)午後1時15分より、ウインクあいち(+Zoom)にて、コミュニティユニオン東海ネットワーク第23回交流会議を開催しました。東海ネットに参加する13団体から、代表者を中心に30名規模の参加で、活発な議論がされ、交流を深めました。


 最初に柴田代表(ユニオンみえ所属)のあいさつの後、全国状況報告として、全国ネットの岡本事務局長が、この会議の議事に関連させて、今春、最低賃金の大幅引き上げや、有期雇用労働者の雇い止め問題を、重要な課題として取り組むこと、東海ネットが初の東海労働弁護団との懇談会を(1月24日午後5時半から)行ったとのことだが首都圏でも労働弁護士との交流を進めていること、労働相談の傾向としてはハラスメント・メンタルヘルス・雇用によらない働き方・に関する相談が増えていること、などを報告しました。


 続いてこの間のとりくみについて、労働行政への申し入れと、東海労働弁護団との懇談会を採りあげました。前者については、越冬実行委交渉や、厚生労働省交渉や、生活保護・最低賃金・入管に関する取り組みの報告などが各団体からされ、後者については、初めての試みだが関係が強まったことが報告されました。


 続いて検討課題として、争議行為の取り組み方について、アマゾンなどの組織化について、を採りあげました。争議行為については、関西生コン労組への弾圧に示されるように、労組の権利行使としての争議行為に対して弾圧やスラップ訴訟などの圧力が強まっていることにどう対応するかに関して、活発に議論しました。権利行使は重要で、その場合、孤立化させられることなく共闘を強めたり、社会に広くアピールしたり、工夫をしたりして、圧力をはねかえそうというような意見が出されました。またアマゾンなど「雇用によらない働き方」とされる労働に携わる労働者の組織化については、全国的にも、東海でも、課題となってきていることが報告されました。


 休憩後、参加した各団体から、現状と課題について、順に報告がされました。参加した各団体それぞれ、中小・非正規・女性・外国人・現場のリーダー格・労災など、厳しい立場に置かれ、苦しんでいる労働者の問題を特に取り組んでいるという共通性がありながらも、それぞれに特色がある取り組みをすすめ、課題に直面しているとの報告があり、交流会議ならではの、学ばされる諸点がありました。


 最後に、今年の東海ネットの交流合宿をどうするかなど、今後の東海ネットの取り組みに関する議論をして、午後4時45分に終了しました。盛りだくさんの内容で、様々な問題が提起されましたが、今度も協力しあいながら、ユニオン運動を前進させ、組織を強化していくことを、確認し合いました。東海四県から参加した各団体の皆さん、お疲れさまでした。


 



 









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