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全国ネットの取り組み・STOP!マイナ保険証一本化学習集会

 9月10日(日)午後、コミュニティ・ユニオン全国ネットワークの運営委員会が開かれ、翌11日(月)午前には厚生労働省交渉が行われました。当ユニオンの鶴丸委員長が参加したのですが、厚生労働省交渉では、要請事項は、母国語での就業規則の義務化、会計年度任用職員の正規化、有期雇用契約の上限設定への規制、ハラスメント問題など多岐にわたったとのことです。回答は前進とはなかなかいかなかったようで、愛知県で最低賃金や労働委員会などで私たちの声を反映させるのがなかなか難しいのと同様、行政施策に私たちの要求を反映させることの困難さはありますが、粘り強く頑張っていきたいものです。


 また12日(火)午後6時半から、マイナ保険証一本化反対実行委員会主催で、「そもそも いらない やめてほしい マイナンバー保険証 STOP!マイナ保険証一本化<連続行動>」の第一弾として、学習集会がイーブルなごやで開かれました。この行動については、ユニオンとして取り組むとはなっていませんが、この実行委員会の呼びかけ団体には「愛知総がかり行動」も参加しており、また、労働法制改悪反対実行委員会でもこの問題が議論されており、また呼びかけ団体には愛知県医労連という労組なども参加しているという意味でも、当ユニオンも一定関係していると考え、当方を含む組合員数名はYouTubeで同時配信されるのを聴く形で参加したのですが、当方はこの場を借りて少々述べさせていただきます。(参加者はWeb参加を含め約120名だそうです)


 そこではいろいろ問題が提起されましたが、マイナンバーカード拡大によるデジタル化の進展は時代の趨勢で当然、保険証との一本化はそのワンステップであると見なされがちですが、まずは愛知県保険医協会の方が講演で述べられていたように、一本化の技術的困難さと医療情報を含む情報漏洩・悪用の危険や、マイナンバーカードでマイナンバーのほかに、事実上無制限で使われかねないシリアルナンバーが併用されている危険などがあるのですが、それでも進めるのは国民監視と企業利益とが図られていることがある、などの大枠の問題があると思います。


 とともに、その後現場・当事者の声として高齢者施設・自治体・障がい者から訴えがあったのですが、コロナ同様、現場の労働者には、トラブルの現場丸投げばかりでなく、すさまじい、精神的なプレッシャーも含む負担が集中しているということが感じられたとともに、視覚障がい者の方が訴えていたように、この一本化は目の不自由な方など、「弱者」には、何もいいことがないという声が、まったく考慮されず切り捨てられていることも感じられました(ここは東海ネット学習交流会での中谷弁護士の報告で触れられていた、障がい者から学んだ、健常者では気づかないこと、という点にもつながってきますが)。


 ジャニーズ問題で毅然とした態度を示しておられるかのような新浪氏は、マイナンバーカードへの一本化の「納期」を守れ、とこちらでも「毅然」としておられるようですが、こんな風に国政を商売と同じように扱うのは、露骨すぎやしませんか、と思うのですが、こういう「強者」の「決断力」で日本社会を引っ張るんだという財界・政界の皆さん方に、切り捨てられる方は、たまったものではないということを、改めてかみしめつつ、この問題も大事な問題だと思いました。すでに10日(日)には『朝日』の広告の中に愛知県保険者協会作成の署名ハガキ付きのリーフが入っていましたし、来る29日(金)には大集会・デモが光の広場で午後6時半から行われるなど、今後も取り組みが続きますが、その他も含め、問題が何と続出するのか、それにひきかえユニオンはどこまでやれるか、と思わされますが、ともあれ、がんばっていかねばならないと思わされました。


<追記>29日午後6時半からは「STOP!マイナ保険証一般化 大集会・デモ」が,同実行委員会の主催が、光の広場で開かれ、参加した当ユニオンの組合員もいました。他方、10月からのインボイス制度実施の強行に対して、0万を超える署名を背景にしての集会も、東京でも愛知でも実行されましたが、いずれも当事者の声を無視して進められていると訴えています。聞こえのいいお題目を掲げながら、基本線を譲らない政府の姿勢は、弱い立場の人を犠牲にしているように思えてなりません。


 




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