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碧海工機の賃上げ交渉で合意

 ブラジル人組合員で組織する碧海工機(西尾市)分会は、このかん賃上げ交渉を続けてきましたが、このほど合意を実現しました。時給を14円引き上げ、夏期・冬期賞与(一時金)をそれぞれ5万5千円とする、時給アップは4月に溯り、裁判で復職した2名については復職した6月に溯り実施する、という合意内容です。昨年の合意と比べると、時給の引き上げ額は12円から2円の上積み、賞与は5万から5千円の上積みです。

 この10%の上積みを含む賃上げは、雇い止め攻撃をはねかえして復職・無期雇用化をも実現し分会組織を維持したことにふまえ、会社と粘り強く、多くの分会員が参加して(直近では6月1日)交渉や、細部での折衝を重ねるなど、分会、三河支部、そしてユニオン全体で奮闘し、またメーデー、全国ネット、など、三河・愛知・全国の方からの支援を受けてきた成果であり、「非正規春闘」の一翼を担った闘いです。ただ、この引き上げ自体は、物価上昇の中で不十分ではあり、また全トヨタ労連加盟の正社員労組が、春闘(「春の取り組み」と言うようですが)で実現した賃上げ額と比べれば、契約社員である分会員との格差是正は、「同一労働同一賃金」に照らしても、不十分でもあります。まだまだ力不足の現状を、今後、打開していくよう、皆で協力し、がんばっていきましょう。

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