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第6回運営委員会を開催

 11月12日(土)午後6時より、ユニオン事務所(+Zoom)にて、第6回運営委員会を開催しました。今回の運営委員会ではいろいろな議論があり、時間も多めとなりました。


 確認、修正、議論した主要点としては、

 ・11月19日の全体交流会は、メイン会場を刈谷市産業振興センターとし、Zoom参加でない実参加者は、なるべくそこに参加してもらうようにすること。

 ・定期大会を5月14日(日)刈谷市産業振興センターに予定し、それに向け、第一回組織強化会議を12月21日(水)午後6時半から開催することを出発点に準備を進めること(コロナの状況を見つつ)。

 ・三河忘年会を12月18日(日)午前10時から、安城市民交流センターで開催する。ゲームなどを実施するが、コロナ対策に注意すること。

 ・この三河支部あれこれブログの扱いを含め、ホームページなどで、広報活動をどう進めるかについて

 ・組合費を滞納した組合員に対しての対処について

 ・三和清掃分会が、県労働委員会の救済命令(8月)に対して会社が中央労働委員会の再審査を申し立てたことへの対応をしていくことを、どう支えていくかについて

 ・豊橋学習会を1月14日(土)に予定していたが、同日に第8回運営委員会を開催するので、変更する。(付 

  記:その後、1月21日(土)に決定)


 などです。運営委員同士での議論と共に、全体交流会、忘年会、そして定期大会などで、組合員全体での活発な議論や交流をしながら、ユニオン活動を、今後も積極的に進めていきましょう。































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11.9はむねっと緊急院内対話集会を視聴して

 先月の全国交流集会の分科会「『会計年度任用職員』の処遇改善にむけて」で紹介されていた「11.9はむねっと緊急院内対話集会」がYoutube配信されていたので視聴しました。ユニオンのとりくみと一般的な取り組みと直接関係しているわけではありませんが、関連する重要な問題で、筆者自身にも共通する面もあり、この場で報告と感想を述べさせていただきます。


 この集会は、はむねっと(公務非正規女性全国ネットワーク)が主催しました。この集会が「緊急集会」とされているのは、会計年度任用職員制度開始から3年目の今年度、年度末を前に、総務省事務処理マニュアルの「再任用は原則2回まで」との例示を受けた地方自治体で、「公募」の実施をつうじて、多くの現職員が?雇い止め?にされるのではないかという危機感を感じている中で、こんな制度がなぜと問いかけ、見直しを訴える趣旨でした。


 そして当事者の現職員がら相次いで発言がありましたが、そこでは、不安定な身分、「官製ワーキングプア」と言われるような低賃金、多くは女性職員という面での差別、ダブルワーク・自腹での「能力向上」を強いられながら、日々、上司でもある正規職員の、法令や行政の施策をカサに着たトップダウンのパワハラ気味の指示と、現場の実態との矛盾、そして、サービス対象の住民との関係の中でストレスの多い専門職として奮闘している、という構造が浮き彫りになりました。そしてまた、その構造に置かれながら、その仕事の意義を自覚し、責任意識と自身の働きがいを支えにしながらも、労働条件の悪さのために心ならずもやめていく同僚の続出もあっての人手不足、「財政危機」を背景にしての金と物の不足、休暇も取れない大変さが、このような?雇い止め?によって、また多くの?壁?によって、無に帰されようとしている危機感も、伝わりました。


 実際、発言した当事者の職種は、スクールソーシャルワーカー・ひきこもり支援員・婦人や社会福祉に関係する相談員・調査員・特別支援員など、社会で特に支援を要する人へのサービスに従事していたり、保育士や図書館司書など、子育て・将来にも関係する「健康で文化的な」生活を支えるサービスに従事していたりで、同時に経験の蓄積も要する専門職でもある、という、いかにも「公務労働」にあたる職種なのでした。同じ「公務」でも、定期異動により現場から浮いている、しかし「上」からの圧力と過密労働の中、「安定」と「能力」と「高待遇」も支えにできる正規職員、そしてそれらからも乖離した「公務員はいいねえ~」と言われる「世間」の「常識」もありますが、それらとも違った切迫感がありました。国家公務員であるハローワークの方から、国にも「期間業務職員」という、同様の制度があることも紹介されましたが、こうした集会参加などで声を出すにも、職場の「パワハラ相談室」なぞに言う人は困るよ、というパワハラの当人である上司に負けなかった発言者だけではない、顔出しNGの発言者の大変さも、伝わりもしました。


 こうした発言の合間に、議員の方々の発言もあり、ある種、「公務」の最先端に従事しながらも、「選挙」「所属政党」次第という「不安定」な身分でもあるが、世間的には「センセイ」と言われる方々の発言に、共感する部分も多かったのですが、集会にお招きした「キャリア国歌公務員」の「末端官僚」らしき方々が、慎重に慎重を重ねた「お役所」的な「答弁」を繰り返すところには、困難さも感じさせられました。


 この「慎重さ」に「わかるんですけどね・・」と言いながら小気味よく発言したのは、NPO法人「官製ワーキングプア研究会」にも携わり、労働運動にも共感を寄せられるジャーナリストの竹信三恵子さんでした(発言で研究会の「提言」について触れられていたので、後でホームページを見たのですが、問題がわかりやすく書かれており、参考になると思いました)。この、ある種の「自由」さが、議員同様、当事者が言いたくても言えないことを代弁できる立場として、重要でもあるような気もしました。図書館を良くしたいという市民の方の発意もありましたが、当事者だけではない、社会的な協力が、必要だと感じさせられました。


 限られた時間の中での集会でしたが、発言は多彩で、まとめきれませんが、全体としては、当事者の声を何とか「上」の人や、市民・住民、「世論」に伝えて、問題の重要性、身近さを理解してもらい、何とかしたい、という切迫感のある集会でした。先に「構造」について触れましたが、国策のありかた、「岸田内閣」云々、というところまで問題になるとは思いますが、そういう点までどうこうということではなかったのですが、これでは国の将来にもかかわってくる、というという意味合いは感じられました。


 ひるがえって、ある種ユニオンの専従も、また民間の非正規労働者のユニオン員である筆者にも、共通する面も感じさせられました。筆者の場合は、所詮単純労働者さ、という気楽さがあるのですが、それに引き換えての大変さは、考えさせられました。また、ユニオンの専従も、「労働貴族」とは違う苦労があるのですが、「専門職」としての大変さは、筆者とはまた違うところと、しかしユニオン員としての同一性もあるというわけで、いろいろ、こうした同一性と違いとを確認しながら、がんばっていければ、と思った次第です。



 


 


 


 





 


 

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