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全体交流会を開催

 11月19日(土)午後6時半より、全体交流会を開催しました。メイン会場を刈谷市産業振興センターとし、Zoomシステムを使っての、機器操作などに携わる役割を中心にユニオン事務所が担い、Zoom参加者も加わる、というハイテク体制で、しかもメイン会場にブラジル人組合員も多く参加するというかたちで、話し合って交流を深めることを軸にした内容で、総勢25名規模で開催しました。こうした催しに初めて参加したと思われる人もいましたが、予定時間を超えて2時間半ほど、賑やかに行えました。


 最初に、アメリカでの労働組合運動の高揚を示す動画を見ました。一つはアマゾン・スターバックスなどで、労組を結成して会社と交渉を開始する動きが続いていることを報じるニュース動画、一つは2019年の、地域住民の要求も含めての諸要求を掲げ高揚し要求を実現した教員ストライキの動画でした。


 続いて、参加者を四つのグループに分けたうえで、それぞれの中で、進行役・メモ役・発表役を選びました。そのうえで、最初の動画については、なぜ今多くの労働者がユニオンに集まっているのか、また日本との違い・共通性は何か、というテーマ、また後の動画については、教員が要求をかちとれた理由、そこから私たちの活動に取り入れられることは何か、というテーマに沿っての意見を、一時間ほど、述べ合いました。


 その後、グループごとに、話し合った内容を発表しあい、最後に司会の鶴丸委員長がまとめる発言をしました。全体としては、参加者の自己紹介や職場の話も交えながらも、最初の動画については、それぞれの企業で非正規化が進み低賃金で労働も厳しく無権利状態で、コロナもあり、物価も高い、という中で、若い人たちが活発に、交渉権獲得のためがんばっていることがユニオン運動の高揚につながっている、しかし日本は同じように労働条件や生活も悪化しているにもかかわらず、特に非正規労働者や若者は、がまんしたり、権利を知らなかったり、労働組合やユニオンを身近に知ったりできなかったり、しているのではないか、という話になりました。また後の動画については、教員自身も待遇が悪く、また公教育も劣悪になっており、さまざまな、困難も抱えたりする子供への対応も手薄になっている、という状況が背景にあり、それを打開する要求が、公務という性格もあって、広範な要求となっている、そうした社会的に広がる視点を持ちながらの運動は、民間でもできるか、日本での多数は企業内組合という問題も含めて、問題になる、という話になりました。他にも多くの多様な意見が出て、いろいろな視点からの意見交流が、活発にできて、初めて参加した人も面白かったと感想を述べていました。


 コロナ第8波が始まっている中での開催でしたが、成功させることができました。最後に間近のユニオンの催しの紹介もしましたが、ユニオンの催しも含め、ユニオン活動を協力し合いながら、今後も活発に進めていきましょう。前段の集会・デモと併せて参加した皆さんも含めて、参加した皆さん、お疲れ様でした。





 




 



 


 


 


 


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11・19集会に参加

 11月19日(土)午後1時半より、栄・光の広場にて、「憲法をくらしと政治にいかす 改憲NO! あいち総がかり行動」が主催して、11・19集会が開かれました。ユニオンからは、夜に開催する全体交流会の関係もあり、5名規模で参加しました。


 集会では、改憲発議NO、軍事費よりも暮らしや福祉に、大軍拡反対、統一教会と自民党の癒着を許すな、南西諸島への自衛隊配備反対、原発再稼働は許さない、というテーマで、それぞれその問題に取り組んでいる方々が次々に発言しました。全体として、政府・自民党は、軍事、とりわけ攻撃性が強く、高額でもある兵器を南西諸島などに配備しつつ、そのような基地周辺の住民や、軍事につながりそうな産業に携わる企業への監視を強化するなどの政策をとり、また軍事戦略に関する新たな文書をまとめ、改憲の準備も進め、原発依存・財政破綻などの軍事とも関連する経済・エネルギー政策もとり、そうした動きを支えてきた統一教会(勝共連合)も利用してきた。こうして、軍事国家化の動きが強まっている。そして、それとつながって、労働者や市民の生活にしわよせし、苦しめる政策をとっている。これに対して、私たち労働者・市民は、反対していかなくてはだめだ、と強調した発言でした。それぞれの分野の当事者の方々が多く、切実さが伝わってきました。


 そして最後にまとめのあいさつとして、中谷雄二共同代表が、軍拡の理由として持ち出されている「中国の脅威」論に対して、日中共同声明などを引いて反論しつつ、むしろ「日米防衛協力のための指針」(ガイドライン)で、自衛隊は米軍とともに戦争を進め、そこで米軍の弾除けの役割を果たすと明示されているのに、これをごまかしながら、軍拡を進めている。こうした政治には、選挙だけでなく日常的な運動で反対していかないといけない、としつつ、当ユニオンも数名が参加した10月30日の「あいち総がかり行動の今後を考える討論集会」で、「組織化にもっと励もう」と提起したことを引きながら、力をつけて、政府に政策の変更を迫っていこうと訴えました。


 この一時間の集会後、栄周辺のデモに移りましたが、今回はこれまでの矢場町付近で終了というコースより足を延ばし、大須・上前津まで進みました。若者に訴え、運動の組織化につなげようという意図からか、街宣車からのアピールも、賃金や奨学金など、若者に切実な問題に焦点を当てていました。沿道の若者は、スマホを向け、声もあげて、共感を示したり、「軍拡反対ねえ・・」というような、否定的かと思われるような態度を示したり、というような、若者らしい率直な反応が窺えましたが、そうした関心を喚起する意味でも、デモの意味はあるように思えました。


 こうしてこの日の行動を終えましたが、生活の中心である私たちの賃金に関連しては、さる11月10日の夜に開かれた、愛労連などの主催する「もう黙っとれん!賃金上げろ 決起集会」で当ユニオンの鶴丸委員長が連帯あいさつの発言をしたように、当ユニオンも、賃金など、労働問題を中心にしつつ取り組んでいます。そして同時に、この問題に関連している政治的な色彩のより強い種々の問題にも、取り組める範囲で取り組んでいます。政府の進める追求に立ち遅れないように、がんばっていきましょう。




 


 

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