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5.19集会に参加

 5月19日(金)午後6時半より、光の広場にて、「戦争ではなく平和を求める! 戦争煽るな!対話を尽くせ!5.19集会・デモ」(主催 憲法とくらしと政治にいかす 改憲NO!あいち総がかり行動)が開かれました。雨天の中、デモは中止となりましたが、約150名の参加者で、当ユニオンからも数名が参加しました。


 集会はまず、あいち総がかり行動の中谷雄二共同代表が、この日から始まったG7広島サミットに触れながら、核廃絶を求める私たちの声を聞かず、岸田政権は軍需産業強化法案を通そうとし、議論もろくにせずに軍備と手を切るという戦後の道を無視している、と訴えました。

 次に、愛知県社会保障推進協議会事務局次長の日下紀生さんが、軍拡財源確保法案が、医療や中小企業対策に回すはずの金に手を突っ込んでいることを問題にし、これは戦後すぐに、軍備強化のために健康保険法改悪を行った過去と同じだとし、その時のように運動ではね返そうと訴えました。

 次に、外国人技能実習生問題弁護士連絡会共同代表の大坂恭子弁護、入管入管法改正案について、帰国しないなら長期収容、という対応を大前提とし、難民申請者を3回以上申請したら帰国させることを可能にするなどさらに厳しい対応をすること、退去命令に従わないなら罰則を科すとしていること、などを内容とした改悪案とし、廃案

にしようと訴えました。

 最後に、だまっちゃおれん!原発事故人権侵害訴訟・愛知岐阜弁護団の田巻紘子弁護士が、GX(グリーン・トランスフォーメーション)推進法案について、関連企業の利権確保、経産省に権限集中、原発回帰、と問題点を挙げたうえで、放射線被曝の影響かと思われる病状で原告が亡くなっていくにもかかわらず、国や東電は責任を求めていないという裁判の現状も訴え、7月11日の結審(名高裁)時の取り組みへの参加をも訴えました。


 以上の発言を受け、軍拡・増税反対の意志を参加者全体で、いつものようにバナーを掲げる代わりに雨傘を挙げて示して、集会を終了しました。


 この日からのG7サミットで、G7首脳の初の広島訪問を促した岸田首相の、「核なき世界を求める姿勢」の強調の裏で、核を含む軍拡の動きは、進みつつあります。先の5月3日、愛知憲法会議主催の「憲法と生きる」と謳った集会(名古屋市公会堂)後、鶴舞から、愛知総がかり行動が呼びかけたデモが行われ、当ユニオン員が数名、自主的に参加しましたが、こうした憲法の精神と逆の動きが進みつつあることに、改めて反対の声を上げたことは、意義があったと思います。

 また、この日は、午後6時から、名駅桜通口交番前で、「G7全国アクション」(入管法改悪反対!仮放免者に在留資格を!)<主催:入管の民族差別・人権侵害と闘う全国市民連合>の一環として、名古屋での宣伝行動が予定されていて、当ユニオンもこの取り組みを組合員に紹介していましたが、雨天中止となりました。先の憲法集会でも、共生について安田菜津紀さんが講演しましたが、この精神と逆の入管法改悪に反対する声も、上げることができました。

 今後も、「職場・地域・社会とつながった労働運動」(定期大会で決定した、23年度基本方針の3番目)をも、ユニオンは進めていこうと思います。集会に参加した皆さん、お疲れ様でした。





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