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三河支部の紹介

 三河支部は、知多分会に続き地域単位の組織としては二番目にできました。名古屋ふれあいユニオンでは一昨年、トヨタ系愛知製鋼の偽装請負に絡む解雇などに抗議し知多分会を結成したのですが、次いで昨年、三河支部を結成したわけです。
 三河でも、04年の製造業派遣の解禁やブラジル人の滞在の長期化などを背景として、ブラジル人を中心とした有給取得や社会保険獲得・安易な解雇の撤回などの声が高まってきていました。その声は、ブラジル人組合員の拡大として結実し、今や名古屋ふれあいユニオンの組合員の過半数を占めるまでになり、トヨタ系デンソーの子会社アンデンで偽装請負の下で働いてきたトゥエンティーファースト分会も名古屋ふれあいユニオン内の最大分会となりました。そこで、この闘いを先頭になって切り開き、自らも解雇撤回の闘いを進めてきたマルコス前副委員長を支部長に、昨年6月に支部がスタートしたのです。
 しかし、昨秋からの大不況への突入は、ブラジル人を直撃しました。トゥエンティーファースト分会の仲間を始め、解雇の嵐が吹き荒れ、ブラジルへ帰国する仲間も出てきました。マルコス支部長もブラジルへ帰国せざるを得なくなりました。ブラジル人の相談は増える、しかし応じる体制は弱い・・そんな中、トゥエンティーファースト分会の仲間が、解雇撤回・アンデンへの直接雇用実現・長きにわたる男女賃金差別の補償を求めて、裁判をも辞さず不屈の闘いにたちあがりました。4月にはアンデン岡崎工場前・東岡崎駅前で始めての宣伝行動や、解雇撤回集会にも取り組みました。その他、三河各地の種々の職場でもブラジル人は闘っています。
 同時に日本人組合員もこの不況下で、解雇を強いられたり、不安定な状況下で働く仲間を中心に、部会を結成し、学習会や裁判闘争・ブラジル人組合員の支援など、種々の活動を進めています。
 そして一部の仲間は、岡崎・知立団地・豊橋で相次いで開催された派遣村のとりくみにも自主的に参加し、他団体の皆さんとも交流を深め、来る7月末の組合員全体会で豊橋派遣村の村長をお招きしたり、派遣村交流集会に参加を予定するなど、地域の活動の発展にも寄与しています。
 これらの、問われる種々の闘いを担いうる三河支部の創造をめざして、支部会議を適宜開催しながら、奮闘しております。まだまだ暗中模索ですが、皆様のご支援・ご協力を、よろしくお願いします。
 
 
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