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ユニオン学習会を開催

 11月15日(木)午後6時半より、ユニオン事務所にて、ユニオン学習会を開催しました。今回は「憲法改悪と労働組合」をテーマに、顧問弁護士である名古屋共同法律事務所の塚田聡子弁護士を講師にお招きしました。10数名の組合員・賛助会員の参加で、活発な、意義ある学習会となりました。


 司会あいさつの後、塚田弁護士の講演が始まりました。まず安倍改憲について、最初にこの間安倍政権が集団的自衛権を認める解釈改憲を行なったりなどして、改憲を実現しようとしてきたこのかんの経緯を振り返りました。そのうえで、3月の自民党大会で出された改憲4項目について、その問題点を、まず9条改正(改悪)以外の3項目について触れた後、9条改正(改悪)に焦点を当てました。自民党は、集団的自衛権の行使を可能とするような案をつくろうとしているが、安倍政権は「自衛隊の在り方はこれまで通り」と国民を欺いて発議しようとしている、とし、背景として、米軍と一体化する形で軍拡を進めていることを挙げ、しかしそれではジレンマに陥る、中国脅威論・北朝鮮問題が言われるが、戦争の動機となる国家間の対立を解決するのが政治・外交の役割、としました。そのうえで、現状では、自民党役員人事で改憲向けの布陣となり、改正手続きを進めようとしていること、しかし私達は「非戦」という国の姿を国際社会で適応させていく必要があるとしました。


 次に労働組合に密接に関係する問題として働き方改革関連法について触れた後、改憲も働き方改革も、国民を欺き、十分な議論もせず、手段を目的化して、目的を達成しようとしている、という共通点がある、とし、労働組合は平和な世界・労働者が大切にされる世の中を労働組合自身が闘って実現しようと、ユニオンが資料として配布した、東海労働弁護団総会で示された棗一郎日本労働弁護団幹事長の改憲阻止の労働組合にとっての重要性を訴えた文書も引いて呼びかけ、1時間の講演を終えました。


 その後質疑応答となりましたが、組合に参加したばかりの若い組合員が講演の内容への異論を唱えたことをきっかけに、議論が活発となりましたが、参加者のそれぞれの意見を出し合ったところで終了時間(9時)になってしまい、議論の深まりが不十分だったことは心残りでしたが、今後ともこの問題も学習していければと思います。また、最後に、改憲に対して、19日に反対の集会がまた名古屋の久屋広場で開かれますので、それへのユニオンとしての参加も、毎回司会を務められる塚田弁護士からも併せ、呼びかけられました。皆さんも関心を持ち、関わっていきましょう。


 また、次回の学習会は、社会保障・生活保護問題をテーマに、12月18日(火)午後6時半よりユニオン事務所にて、この問題に詳しい森弘典弁護士をお招きして行ないます。参加をよろしくお願いします。


 


 

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