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第4回最低賃金プロジェクトチーム会議を開催

 2月1日(木)午後1時より、第4回最低賃金プロジェクトチーム会議(現在は運営委員の希望者で構成)を、Zoomを使用して行い、活発な意見が出ました。

 

 今回は厚生労働省のホームページからも参照できる、厚労省の委託事業として、三菱総合研究所キャリア・イノベーション本部が22年3月に作成した「最低賃金に関する報告書」のレポートを基に話し合いました。この報告書は「日本の最低賃金が賃金や雇用等に及ぼす影響について」主に数量データを基に「分析、検証するもの」とされており、最低賃金に関して総合的にとりあげていましたが、議論では、最低賃金を決めるのは、春闘などの結果での春の賃上げ動向を見たうえでの時期設定になっていることとか、常用労働者(ここでは1か月以上の有期雇用・無期雇用の労働者)の現金給与総額が97年をピークに下降傾向になっているというというデータが、何に基づいているかとか、最低賃金について諸外国ではどう決められているか(適用除外の労働者がおのおのどう異なっているか)とか、配偶者控除などの関係で最低賃金を上げることに消極的な人もいるとか、中小企業の負担はどう考えるかとか、いろいろな論点が出され、また、組合員の意見もいろいろ聞く必要もあるとの話にもなりました。


 最低賃金については、ユニオンとしては、10日(土)にコミュニティ・ユニオン全国ネットの全国一斉最低賃金宣伝行動の一環として、名駅東口で16時から宣伝行動を予定していますが、そこで最低賃金の引き上げを訴えるとしても、そこの具体的な内容について、プロジェクトチームに参加している運営委員のそれぞれの意見もあるし、組合員のそれぞれの意見もあるので、大会で提案する方針とも関係し、運営委員以外にも参加を呼びかけていく方向も検討する場として、定期大会前で、24日のユニオン学習会で春闘について学ぶ予定であることとも併せ、2月26日(月)午後1時半から、第5回最低賃金プロジェクトチーム会議を開催するという予定を立てました。


 種々の予定は最終的には10日(土)の運営委員会で確認しますが、賃金引き上げについては始まった通常国会でも、春闘でも、議論になってきています。物価値上げも続く中、最低賃金も含め、賃金引き上げをめざして、がんばっていきましょう。


<追記>上記の第5回は、3月11日(月)午後1時半からに延期の予定ですので、よろしくお願いします。


 

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