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三河支部会議を開催・労職研第10回総会に参加

 本日(2日)午前10時から、岡崎げんき館にて、三河支部会議を開催しました。今回は、いよいよ人証尋問が開始され大詰めを迎えつつある、ブラジル人組合員が直接雇用を求めているアンデン裁判、また、日本人組合員も、名地裁岡崎支部で解雇問題や労災問題で闘っていますが、それらの裁判を三河支部として支えていくことについての確認が主な議題となりました。次回は7月14日(日)午前10時から、岡崎げんき館で行ないます。

 続いて午後1時半から、名駅近くのウインクあいちで開かれた、協力団体である名古屋労災職業病研究会(労職研)の第10回総会&杉浦先生を偲ぶ会に、数名の組合員が参加しました。

 最初の開会あいさつの後、他団体からのメッセージ発言が行われ、当ユニオンの浅野委員長も発言しました。浅野委員長はブラック企業の横行や、増加する精神疾患に関して労災認定を実現する難しさ、などについて触れつつ、杉浦先生の遺志を引き継いで頑張る旨の発言をしましたが、他団体の方々も、現下の労働現場やそこでの闘いの厳しさの中でもがんばっていくという発言をされ、協力して労働者の労働環境の悪化に対して取り組んでいこうという気にさせられました。

 その後議事に入り、労職研の前年度・今年度の活動などについて確認をした後、記念講演に移りました。記念講演は、全国労働安全衛生センター連絡会議議長の平野敏夫さんが「労働安全衛生にかかわる運動のこれから」と題して行ないました。平野さんは、労災・職業病に関しての運動のこれまでを振り返ったうえで、これからは労災・職業病を未然に予防していく、労働者参加型の職場改善の運動も必要になってきており、職場にどうかかわっていくかが大切、と話されました。労働者の労働環境を何とか良くしていこうという思いも伝わってきました。

 その後、労職研の創立者であり昨年永眠された杉浦裕先生を偲ぶ会を行ないました。会場では遺稿集も配布され、皆、杉浦先生のパイオニアとしての足跡もたどりながら、遺志を引き継ぎつつがんばっていこうという気にさせられたと思います。

 労働者の置かれている状況は大変さも増しつつありますが、地道な奮闘で切り拓いていくことを、皆で協力しながらやっていきましょう。