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最低賃金額周知宣伝行動に参加

 10月2日(月)午後6時より、名駅東口にて、「最低賃金額周知宣伝行動」が愛労連の主催で、30名規模で行われました。当ユニオンからも協力して、アピールも含めて宣伝行動に5名規模で参加しました。


 この宣伝行動は、10月1日から最低賃金額が引き上げられ(愛知は1027円)たことを周知するとともに、この額では不十分であり、更なる引き上げを訴える趣旨で行いました。横断幕を掲げながら、リレーアピール、ティッシュ・チラシ配布、シールアンケート、署名、演奏を行ないました。署名も多く集まったり、飛び入り参加があったりもし、ユニオンからも、1500円をめざしていこうと呼びかけました。


 どんな労働者も支払われるべき賃金は、生活するには足りず、物価上昇で実質賃金が低下している中ではさらに足りなくなっています。そして全国平均で1000円を初めて超えたといいますが、地域間格差はまだまだ残っており、地方の困難さの問題は、より深刻と言えそうです。そして、最低賃金の問題は、サービス残業の横行・固定残業代制度悪用・労働時間増などの負担増による相対的に高い賃金の労働者にとっては実質的な賃金低下とかの意味でも、また他の社会保障制度関連の制度との関連性などなどでも、広い問題でもあります。


 他方、中小・零細企業の負担増という面は、新しく作られた藤原紀香さんを起用した厚労省の新しいポスターなどで、助成金の宣伝も付記されていますが、他方で、インボイス制度導入により、中小・零細企業や、「雇用によらない働き方」とみなされているフリーランス「労働者」にとっての新たな負担増もあり、こちらも負担軽減措置もとられているとはいえ、中小・零細企業・個人事業主、にとっても、厳しさが増し、ここで弱い立場の者同士がいがみ合うようになってきそうですが、そして中小企業としては労働者に負担を転嫁した方がまだ容易という面もあるのかもしれませんが、その問題はしかし、インボイス制度導入に対しての抗議の声が大きく上がっているし、それとともに、労働者としてはまず自分たちの要求を訴えていくことからはじめていくしかなく、それが最近のストライキ行使がアメリカでも大企業でされ、日本でもそごう・西武や札幌地域労組加盟の千歳相互観光バス労組のストライキなどなどが話題になってきて、共感を得ているというかたちで、現実的に打開を図っているというようになってきており、弱い立場同士がいがみあってばかりとならないようにしていければと思います。まあ、当ユニオンも中小。零細企業相手の交渉では難しいところもないわけではないですが・・・。


 いろいろ問題は重なっていますが、地道に、がんばっていきましょう。参加した皆さん、お疲れさまでした。


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