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愛知県の特定最低賃金の改正を答申

 愛知地方最低賃金審議会は、10月16日(火)、愛知県特定最低賃金(2業種)の改定決定の答申をしました。製鉄業、製鋼・製鋼圧延業、鋼材製造業については現行の1018円から1059円(41円引き上げ)、輸送用機械器具製造業については現行の997円から1028円(31円引き上げ)に改定するという内容です(ちなみに、すべての労働者についての最低賃金は1027円です)。今後、異議申出などをふまえ、12月16日から効力発生の見通しです。


 当ユニオンの多くの組合員が従事する自動車部分品・付属品製造業も後者に含まれますが、適用除外として、①18歳未満または65歳以上②雇入れ後3月未満であって技能習得中③主として イ 清掃、片付け、賄いまたは湯沸しの業務 ロ 手作業によりまたは手工具もしくは小型手持動力機を用いて行うバリ取り、穴あけ、検数、選別または塗装の業務、の労働者が挙げられているので、1027円の適用にとどまる組合員も一定いるように思われます(1円の違いですが・・・)。


 とはいえ、問題は当ユニオンだけにとどまらず、労働者全体にかかわってくることであり、特定業種だけでなくすべての業種に従事する労働者にかかわってもきます。連合は来年の賃上げ目標を5%以上(今年は「5%程度」だったのですが)と掲げましたが、このような主要企業の労働者を組織する連合の賃上げ闘争と連動しての最低賃金の底上げが今後も課題になっている中で、私たちは今後も、最低賃金の大幅引き上げをめざして、がんばっていきましょう。


<追記>この最低賃金に関しての取り組みを進めていくために、ユニオンでは「最低賃金プロジェクトチーム」をつくり、25日に会議を行いました。とりあえず現在のメンバーは運営委員だけですが、今後、よろしくお願いします。

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