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県労働委員会の再生をめざし県庁前で街宣

 10月23日(月)午前8時から、愛知県庁本庁舎前で、愛知県労働委員会の再生をめざした街頭宣伝行動を行いました。愛労連・愛知国民春闘共闘委員会とともに当ユニオンも参加して、10名規模で行い、うち当ユニオンからも半数近い規模での参加で取り組みました。


 愛知県労働委員会は、愛労連傘下の労働組合での不当労働行為(新規採用者に「組合加入は自己責任」とした文書を配布)を公労使委員が指南するという事件を昨年起こしたり、不当労働行為への救済命令を出し渋る傾向があるなど、労働組合に対して不当な対応をする現状があります。その場合、公益委員に労働法学者が選ばれないとか、労働者委員が「連合」以外から選ばれないとか、女性・非正規の声が反映しづらいとかの問題があります。この問題を打開し労働委員会の再生を図ろうと、12月1日付けの委員改選(任命者は県知事)を前に、宣伝行動に取り組んだのです。


 宣伝行動は、チラシを配布しながら、マイク宣伝を行うかたちで、出勤する労働者らに対して訴えました。当ユニオンの組合員も、鶴丸委員長や、労働者委員に当ユニオンの推薦で立候補している浅野運営委員がマイクで訴えたり、チラシ配布をしたりなどして、行動に取り組みました。一時間弱の行動でしたが、11月21日(火)にも予定しています。また、「公明正大な任命を求める署名」にも取り組んでいます。労働委員会を、使用者による労働者・労働組合への不当な扱いを改めさせる公明正大な機関に再生するために、がんばっていきましょう。


<追記>11月1日(水)午後4時から、愛知県に対して要請書を提出する申し入れ行動に当ユニオンも取り組みました。あと一か月ですが、私たちの声を反映させていきましょう。



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韓国ワイパー闘争勝利報告集会を実現

 10月22日(日)午後1時半より、ウインクあいち1103会議室にて、韓国ワイパー闘争勝利報告集会が開催されました。デンソーの韓国での子会社である韓国ワイパーの労働者が、刈谷のデンソー本社闘争を2回(日本派遣は3回)行った際、受け入れ団体となった東海ネット(愛知にある当ユニオンを主として)が中心になって開催しました。韓国から9名の組合員が参加し、総勢50名規模で、当ユニオンからも10名近く参加し、楽しい集会を実現しました。


 昨年7月、それまでに締結していた雇用を保障するとの雇用安定協約を一方的に無視し会社の清算が発表されて以来、300名を超える解雇攻撃に対して闘ってきた韓国ワイパー労組(全国金属労働組合韓国ワイパー分会)は、デンソー資本をテーブルにつかせ、8月16日、画期的な社会的雇用基金を実現するかたちで、労使合意書の調印式を行うことができました。会社清算撤回・雇用保障までは実現できなかったものの、分会組織は維持したことも含めて全体的には勝利したと言えるこの闘争の成果を、日本の仲間と分かち合おうという趣旨で、この集会を開催しました。


 集会は、数個のグループ席を設けた和やかな場で、韓国から来日した仲間の紹介・ビデオでの経過報告・日本側からのあいさつを行い、間に飲食しながらの歓談、ユルトン(律動、闘争歌に合わせて踊る)を挟み、次いで韓国側・日本側からそれぞれ発言し、最後に日本式では団結ガンバロー!韓国式ではトゥジェン(闘争)!を参加者で唱和して、勝利を喜び、団結を固めました。

 

 ストライキなど、不屈に強く闘い続けている韓国の労組の闘いに学びつつ、日本の労働者も頑張らねばと励まされ、また、国・歴史などの違いを超えられるのはグローバル化する資本に苦しめられている私たち労働者だと、改めて確認させられました。はるばる訪日していただいた韓国の皆さん、共に支えた日本の皆さん、お疲れ様でした。今後も団結してガンバロー!トゥジェン!




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