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三河支部会議を開催

 本日(14日)午前、岡崎げんき館にて、三河支部会議を開催しました。今回は新たに案件を抱えた方も参加し、その対処も兼ねて事務局長も参加するというように、三河での「争議交渉報告会」の趣もありました。当該の方も、家族を抱えながら職場での問題に苦慮している悩みを率直に話されていましたが、皆との交流をつうじて、組合として支えていくようにしていければと思いました。また、ブラジル人組合員も参加していましたが、ブラジルで労働組合がゼネストを行なっているとの話も出て、日本での労働組合の運動もいろいろな問題はあるけれど、連帯しつつがんばっていこうという気にもさせられました。

 次回は9月1日(日)午前10時から、同じ岡崎げんき館にて行ないます。三河地方の方、その他の地方の方、いずれも歓迎いたします。厳しさもある状況の中、支えあいつつユニオン活動を進めていきましょう。

 

 


労働分野の規制緩和を問う8/3公開学習会を成功させよう

 私たちは来たる8月3日(土)午後1時30分より午後4時頃まで、名古屋市女性会館にて、「新たな労働分野の規制緩和を問う~『ブラック企業』の横行を許さないために~」と題して、労働法の研究者である和田肇名古屋大学大学院法学研究科教授をお招きして、公開学習会を行ないます。多くの皆さんのご参加により、成功させましょう。

 参院選でも焦点になっている労働分野の規制緩和の動き。しかし、本日(14日)の『朝日』の「政治断簡」というコーナーでの、松下秀雄論説委員による「非正社員と政治、どうつなぐ?」との文の中で書かれているように、「労働規制の問題は難解で、どんな効果を生むか見通しにくい。貧困はわかりやすいが、本当に困っている人は戦う余裕がない」のも事実としてあります。しかし、昨日の『朝日』の「公約を問う 9 雇用・中小企業」によれば、6月14日に開かれた都内での雇用をめぐる討論会で、政府の規制改革会議で雇用ワーキンググループの座長をつとめる鶴光太郎・慶応大院教授が、労働組合幹部らに、「関係ない仕事までさせられる正社員は良い働き方か。奴隷的ではないのか」と「顔を紅潮させ反論した」そうですが、労働規制の緩和は、「奴隷的」にブラック企業化した企業で働かされている正社員(労組)にとっても切実な問題であるけれど、その背後に隠されている真実は、議論が飛び交う中で、なかなか見えなくされているようでもあります。「難解」な中の真実を、参院選の結果が出た後ではありますが、私たちは労働者としてつかみ、今後の取り組みに生かしていきましょう。

 前置きが長くなりましたが、以下、作成したチラシから引用します。(ちなみに、一週間前の27日(土)午後2時から、資料作成などの準備をします。皆で協力して成功させましょう)

 アベノミクスの「新たな成長戦略」で、労働分野の規制緩和が目論まれています。「限定正社員」「解雇の賃金解決」「労働者派遣制度の拡大」「ホワイトカラーエグゼンプション」の導入などは、労働者に何をもたらすでしょうか。

 一方、非正規雇用労働者の増大、「ブラック企業」と称される長時間労働・サービス残業を強制する企業の横行が注目されています。

 今回の公開学習会では、労働の現場で現在進行している事態と、政策・労働行政との関連性を正確に理解し、労働者の権利と生活を守るために、今なにをすべきか、を学習します。

 労働者・市民の皆さん、是非ご参加ください。

 和田肇さんのプロフィール

 1954年生まれ、1978年東京大学法学部卒業、1982年名古屋大学法学部助教授、現在・名古屋大学大学院法学研究科教授

 反貧困ネットなごや共同代表、日本労働法学会代表理事

 (和田さんからの一言)

 アベノミクスの雇用改革は、再び雇用破壊を招きます。その点を具体的に話すつもりです。これからの運動に役立てて下さい。

 日時 8月3日(土)午後1時開場 午後1時30分開始

 場所 名古屋市女性会館 1階 第一集会室 地下鉄名城線東別院駅下車 東へ徒歩3分

 講師 和田 肇さん(名古屋大学大学院教授)

 参加費(資料代) 組合員・賛助会員 無料 一般参加 500円