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関生弾圧を許さない東海の会第2回講演&討論会

 8月30日(日)午後1時半より、金山駅南東にある労働会館東館ホールにて、関西生コン労組つぶしの弾圧を許さない東海の会第2回講演&討論会が開かれました。ジャーナリストの安田浩一さんを講師にお招きし、参加者は100名規模で(オンライン参加も含む)盛況でした。当ユニオンも組合員・賛助会員併せて5名を超える参加で臨みました。


 まず第一部として、近森事務局長の開会あいさつの後、安田さんの講演が始まりました。演題は「警察・警察とヘイト集団が結託する弾圧の構造」でしたが、実際、開始前、会場前で「日本第一党」という集団が関西生コン労組を攻撃する行動を行っていったので、安田さんはこれを看過できなかったという話を切り口にしました。この集団の中心人物は安田さんも知っている人物で、ナチスの信奉者だとした後、こうしたヘイト集団の動きについて、90年代以降、外国人を追放せよという運動をやってきており、この差別・偏見の主張がじわじわ浸透しているとしました。そして、中国人技能実習生男性が、逃亡して「不法滞在」となり、それが職質で発覚しそうになり、警官に抵抗し射殺された事件で、遺族が裁判に訴えた「警察官違法発砲傷害致死国賠訴訟」について、その事件の背景にある技能実習生の低賃金問題を掘り下げるとともに、その警官の射殺を支持する行動に接して、その参加者が、先の中心人物も含め、「普通の人間」であることに関心を持ったことをきっかけに、ヘイト集団に強く関心を持ったことも紹介しました。


 そして安田さんは、保釈をかちとった武委員長と話して聞いた獄中体験について紹介した後、相次いだ逮捕について、国策捜査と思われる、とし、弱い立場で、違法行為をしてまで価格引き下げ競争を強いられかねない生コン業者を協同組合に組織して競争を制限するように促すことを「恐喝未遂」と見なすとか、争議行為を「威力業務妨害」と見なすとか、背景資本に対する闘いを企業に枠を超えて産別組織として追求することが大資本や国家権力にとって許せないことと見なすとかしているのだ、として、正当な労働運動が弾圧されているのだ、と訴え、1時間半近くの熱弁を終えました。


 休憩を挟んで、第二部になりました。まず関西生コン支部の方が、逮捕された体験談を交えつつ、労働者にとっても消費者にとって正当な運動を今後も進めていく決意を語りました。続いて柿山朗共同代表がコーディネーターとなり、安田さんが多数出された質問票を見ながら返答していきました。質問は多岐にわたっていましたが、印象に残ったのは、生コン業界で暴力もがまかり通る中で組合活動を進めてきた厳しさがあったこと、賃上げだけでなくコンプライアンス活動として違法行為は見逃さないとしてきたことが経団連からしてし邪魔と見なされたこと、労働組合は社会のおかしさを変えるために活動する必要があること、ヘイト集団が関生支部事務所に抗議に押しかけている現実があること、しかしこういうヘイト集団より、その主張が普通の人にどんどん受け入れられていることや、「逮捕されたのだから悪いことをしたのだろう」と言う人にどうわかってもらうかが問題なこと、などでした。そして最後に、石田好江共同代表が、今日学んだことを伝える必要性を訴え、終了しました。


 労働組合の活動の正当性をや、排外主義の不当性を、理解してもらい、共感し、参加していくよう促せるよう、そして弾圧を許さないyぽう、今後もがんばっていこうと、励まされた講演でした。暑い中参加した皆さん、お疲れ様でした。


 

 


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ユニオン学習会を開催

 8月29日(土)午後6時より、ユニオン学習会を開催しました。今回は、コロナウイルス感染症の拡大の影響を考慮して急遽中止とした7月25日の学習会のリベンジとして、学習会では初めてオンラインシステムを活用しました。ユニオン事務所と、久しぶりの人も含めたそれぞれの自宅(で間違いないと思いますが)とを結んで、併せて10名を超える規模で、活発に学び、交流することができました。


 テーマは7月に中止した学習会で予定していたコロナ関連の公的支援制度についてで、レポーターは、その時予定していた、別の人が作ってくれたレポートを基に、8月1日の豊橋学習会で使った新聞記事と、最近集めた資料とを基にレポートしました。そのレポートを作ってくれた人や、緊急小口資金・総合支援資金・持続化給付金などの利用に関係した人も参加していたので、補足説明や実態報告もしてもらいましたし、また、雇用調整助成金の活用や会社の寮からの追い出しへの対抗など、このかんのユニオンの団交などでの取り組みの紹介もしてもらいました。さらに、各制度の理解もなかなか難しく、私たちにとっての活用の意義についてももなかなか難しいため、質問や意見も活発に出ました。というわけで、活発な、互いに交流もできる、学習会となりました。


 学習会としては1時間半程度で終えたのですが、その後も、オンラインシステムを活用して、自由参加で、二次会のような、交流も、1時間近く行うこともできました。システムの活用の経験を重ねて、ユニオンの取り組みでコロナの影響で中断している交流の企画も、実現できるか、模索中です。についていけない筆者も、今回は助けられました。前日の安倍首相の辞任表明もあり、今後の不透明さもありますが、コロナに負けず、がんばっていきましょう。参加した皆さん、お疲れ様でした。



 


 

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碧海工機団交・ヒサダ裁判

 8月28日(金)午前10時より、安保ホール(名古屋市)にて、碧海工機団交を行いました。ユニオンからは、8月末で雇止めされようとしている当事者も含めて交渉に臨み、雇用調整助成金の0特例措置が年末まで延長されようとしていることなどを主張しましたが、会社の雇止めの姿勢を変えることはできませんでした。今後どうしていくかがユニオンに問われています。他方、午後4時からは名古屋地裁岡崎支部でヒサダ地位保全・仮処分裁判にとりくみました。皆さん、お疲れ様でした。


 

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