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改憲反対集会を実現・第一回運営委員会を開催

 5月11日(土)午後1時半より、私たちも加入するコミュニティユニオン東海ネットワークも構成団体の一つとなっている労働法制改悪反対実行委員会の主催で、「憲法改悪に反対する働く者の集会ー戦争協力はごめんだ!9条壊憲反対ー」を、名古屋の栄ガスビルにて開催しました。労働団体など各20数団体から70名規模の参加があり、私たちも10名規模で参加しました。終了後、16時過ぎから、近くの矢場公園から矢場町周辺を周回するデモも、元気よく実現しました。


 集会ではまず、私たちユニオンの鶴丸委員長が、改憲によって種々の労働者いじめがさらに進むことに反対していくことを呼びかけるあいさつを行ないました。続いて、日本労働弁護団の棗幹事長が、「安倍政権による憲法改悪に反対する~平和と労働運動を守るために!」と題して、改憲をめぐる現状の動きと、反対運動に問われる課題に関して、全般的な問題提起をしました。そこでは、自民党が改憲キャンペーンを巧妙に行ないつつも、国会に改憲案を提示したり、国民投票法改正案を審議入りしたり、とまではできなかった、が、新天皇即位・国政選挙をきっかけに改憲発議・国民投票実現をめざして憲法審査会開催などの追求を進めつつある。改憲反対の運動・世論を広げていく必要があるが、労働組合も学習さえも足りない。今のままでは負ける危険がある、と、奮起を促しました。


 この問題提起を受けて、各方面からの発言が続きました。元海員組合全国委員の柿山さんの、船員が戦時に徴用される危険を訴える発言、沖縄の現況を告発する、沖縄在住の仲松弁護士の発言、そして、自治体・教育・運輸・医療の各分野で働く者の立場からの、平和と労働と生活をめぐって改憲の影響を訴える各組合の発言、そしてますます拡大する外国人労働者がシャープで雇い止めにあっている現状を変えようと奮闘中のユニオンみえの、当事者を含め前に並ぶ中で外国人・日本人が団結して闘う必要を訴える特別報告、という一連の発言を通して、憲法に謳われている労働者・市民の権利が侵され、戦争への動員さえも促されている現状が浮き彫りにされました。会場からも、当ユニオン員が、柿山さんの発言と関連して、前々日に再放映された名古屋テレビ制作の「葬られた危機~イラク日報問題の原点」で、船員が湾岸戦争にまきこまれた実態が告発されていたことを紹介する発言をしました。そして最後に自由法曹団愛知支部長の、我慢か逃避かとしか考えられなくなって憲法問題を自分とは関係ないと考えがちな職場などの現状を、変革・連帯という方向で変えていくことを呼びかける閉会あいさつで、充実した集会は終了しました。


 集会後、近くの矢場公園に移動しました。そこから、歩行者天国とそれに伴うイベントで賑やかな付近一帯の中で、改憲反対を訴えるデモ行進を行ない、多くの注目を集めました。集会とデモというかたちで改憲反対の闘いを進めた意義を踏まえつつ、今後も奮闘していこうと決意を新たにしました。


 その後ユニオン事務所で、午後6時から、第1回運営委員会を開催しました。初めて運営委員になった人もいる中の初会議で、予備知識に関わる事柄や年間計画・役割分担など前提的な確認や、定期大会・20周年記念行事の反省もしたうえで、当面する課題をめぐっての議論を中心に行ないました。やむを得ず通常よりも時間がかかりましたが、運営委員の皆さん、お疲れさまでした。今後も、運営委員もそうでない組合員も、協力してがんばっていきましょう。

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