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三河支部日本人部会・学習会を開催

 本日(28日)夜、豊橋・大清水駅前さろんにて、三河支部日本人部会・学習会を開催しました。まず、日本人部会らしく、最近の、三河支部長が出席した、三河のC社を相手にした南米人組合員の団体交渉についての報告を受けました。C社での直接雇用から関連する派遣会社での雇用に変更するという会社の措置に納得できないと訴えた交渉は、継続となりましたが、このような措置がまかり通ろうとしている現状をふまえたうえで、学習会を開始しました。今回は21日の名古屋での学習会でとりあげた、「国家戦略特区」に関しての学習でしたが、最近の動向についても追加して行ないました。「解雇特区」と言われる特区をつくる法案を10月中旬にもつくろうという安倍首相が主導する追求は、厚労省が「慎重姿勢」を示しているとかもあるようですが、その場合の現実認識は、労働者のそれとはかなり隔たっていると思われること、この「特区」づくりの追求は、「解雇特区」ばかりでなく「過労死特区」などの意味もあることをも認識する必要があること、その意味でも、労働組合などの反対の運動を広げていく必要があること、などが議論になりました。

 次回は、今後も継続して検討していく必要があることもあり、忙しい中ですが、11月2日(土)午後6時30分から、大清水駅前さろんにて行なうことになりました。三連休の初日ではありますが、労働者にとって重要な問題ですので、多くの組合員の参加を、よろしくお願いします。


ユニオン学習会を開催

 本日(21日)夜、ユニオン事務所にて、ユニオン学習会を開催しました。今回は、通常のような、事前の争議交渉報告会の開催を取りやめたことや、宣伝不足も関係してか、参加者は多くなかったですが、内容は濃かったです。テーマは、「『特区』『特例』をつくっての雇用規制の緩和について」で、安倍政権が国家戦略特区を愛知県も含めて来月中旬にも指定し、秋の臨時国会で国家戦略特区関連法案を提出しようとしていること、また労働時間規制の特例を設け「ホワイトカラー・エグゼンプション」を導入することを同国会で提出が予定されている産業競争力強化法案に盛り込もうとしていること、などについて、新聞報道などをつうじて検討しました。本日の『朝日』にも、安倍政権が、解雇について労働者と企業との契約を優先させる、労働時間の規制をなくす、有期雇用を5年を超えても無期雇用に転換できなくする契約を認める、などを実施する特区をつくることを検討しはじめているとの記事が掲載されましたが、労働法や制度の例外を認めることから「規制緩和」を進めようとしていること、そのことは労働者・労働組合にとって大変な問題ではないか、だがこういう労働法のダブルスタンダードを認めることが実際可能なのか(新聞記事でも、労働法や憲法に違反している、という意見も紹介されていました)、反面で労働時間規制などが有名無実化している現実もある、とかの意見が出、またTPPとも関係しているのでは、と広がる意見も出ました。ただ、にもかかわらず、問題にする運動が、まだ弱い、という問題、事実、私たちのユニオンも、個々の案件への対処に追われがちで、なかなかそういう案件に対処していく際にも問題になるこういった動きにまで向き合っていけていない現状もあることも、否めない、との意見も出ました。

 このようにいろいろ意見が出た学習会でしたが、次回の学習会は来々月になります。ただ、この問題は、それまでに開かれる組合員全体会や東海労働弁護団総会など、ユニオンがかかわる場でも、大なり小なり採りあげられるでしょう。政府がどんどん進めている規制緩和に対して、ユニオンも遅れないようにしていきたいものです。


第5回運営委員会を開催

  本日(14日)、第5回運営委員会を開催しました。今回は増加傾向にある案件の確認や、10月12日の組合員全体会や、19・20日に山形で開かれるコミュニティユニオン全国ネットワーク主催の全国交流集会などを控えての準備の確認、などが中心になりました。特に、組合員全体会は今期から、年二回から一回に減らした分、定期大会に次ぐ位置づけの催しとして、内容を充実したものにできればと思います。今回は、協力していただいている弁護士の方、にユニオン運動が直面している労働分野の規制緩和や裁判などの動きについての特別報告をしていただいた後、前期のユニオン活動の報告、案件の当事者からの訴え、後期の活動の提起、懇親会、などを予定していますので、案件を抱えてがんばっている組合員も、その他職場で、地域で、奮闘している組合員も、ぜひ参加してほしいと思います。一堂に会して、前期をふりかえりつつ、今後のユニオン活動を共に切り拓いていきましょう。

ユニオン交流会、成功する

 本日(7日)夜、ユニオン事務所近くの居酒屋で、ユニオン交流会を行ないました。今回は納涼会として、秋の気配が感じられはするものの酷暑の余韻が残る中の開催となりました。本日はさらにこのかんの荒れ模様の天気の余波も心配な中でしたが、20名近くの参加者により、楽しく行うことができました。また、今回は比較的新しく組合に加入した組合員の参加が多かったのですが、ユニオン結成の頃加入してその後賛助会員になった久々の方の参加もあったり、新しく参加した組合員同士や、相互になかなか交流できてこなかった組合員同士の交流の輪もあちこちでできたりして、組合の結束を強めるという意味でも有意義な交流ができました。

 交流会の成功のために先頭で奮闘した皆さん、合間を縫って参加した皆さん、お疲れ様でした。来月12日の組合員全体会でも、また交流も深めていきましょう。


アンデン・トゥエンティファースト裁判、開かれる

 昨日(2日)午後、アンデン・トゥエンティファースト裁判が開かれました。最初はアンデンへの直接雇用を求める裁判が開かれ、ここでは第四回人証尋問が行なわれ、アンデンから当時の工場長(現在は取締役)が証人として出廷しました。原告と支援する組合員が日本人・ブラジル人合わせて10名ほどが見守る中、原告側弁護士が、偽装請負の実態を明らかにしようと、指揮命令のありようや「請負」代金の算出のしかたなどの面から追及し、証人が答えに困る場面があったりもしました。それも影響してか、裁判官も請負契約にかかわる書面の提出をアンデンに求めるというようにもなり、人証尋問は今回で終了とはいえ、今後の裁判に向けて前進できたと思います。次回は11月11日(月)午後1時30分から行われます。また、続いてトゥエンティファーストを相手にした男女賃金差別を問う裁判も開かれ、原告側は裁判を継続して頑張っていく姿勢を示しました。この裁判も、次回、直接雇用を求める裁判に続いて、行なわれます。いよいよ4年目に突入したこの裁判も、ヤマ場にさしかかっています。皆で引き続き、支えていきましょう。

 


三河支部会議を開催

 本日(1日)午前、三河支部会議を岡崎げんき館にて行ないました。今回も日本人組合員・ブラジル人組合員の案件において、困難を打開しながら取り組みを進めてきていることを確認しました。職場で仕事をさせないような妨害を受け給料も下げられたり、職を失って以降生活を続けていくのが大変になったりという大変な困難に遭っていることの報告を受けて、組合として支えていくことの必要を改めて考えさせられました。明日(3日)はアンデン・トゥエンティファースト裁判の支援をしていくことも確認しました。直接雇用裁判については第4回(最後)の人証尋問があり、アンデンの工場長が証人となります。また、男女賃金差別裁判も続けて行われます。この裁判の支援や、他の裁判支援、また7日の交流会への参加、などについても確認しました。

 次回は10月6日(日)、会場の都合で午後1時から行ないます。今後も三河での取り組みも継続していきましょう。